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initialize

使用方法

bool initialize(float now, string camera, dict options={})

説明

指定したビューイングカメラを使ってSOHOを初期化します。 カメラが見つからなければ、この初期化は失敗します。 シーン内のすべてのオブジェクトはクリアされます。 このコールの後は、2つのオブジェクト(Outputドライバとカメラ)が残っているはずです。

カメラのパスには、Houdiniのカメラのパスを指定してください。 オプションで、カメラのパスのリストを指定することができます。 このカメラ(またはカメラのリスト)は、objlist:camera内部SOHOステートのシードに使用されます。

ビューポートメニューからレンダリングすると、この関数はカメラオブジェクトがなくても成功します。 この理由は、ビューポートは実際のHoudiniオブジェクトを使わなくてもパラメータ値を用意することができるからです。 この場合には、カメラの名前は“view-camera”になります。 このプロセスに関する詳細は、$HH/soho/overridesを参照してください。

初期化の後は、addCandidates()を使用することで、Houdiniオブジェクトをシーンに追加/削除することができます。 すべてのオブジェクトを追加した時に、lockCandidates()をコールします。

典型的なプロセスのコールは以下のとおりです:

if sohoglue.initialize(now, camera):
    sohoglue.addCandidates(now, ...)
    sohoglue.addCandidates(now, ...)
    sohoglue.addCandidates(now, ...)
    sohoglue.lockCandidates(now)

引数

now

レンダーに関連した時間

camera

ビューイングカメラオブジェクトの名前

option

SOHOの挙動を制御するオプションの辞書

サポートされているオプション

  • state:almostzero ゼロ許容値を指定します。

  • state:autoheadlight Auto-Headlight生成を有効/無効にします。

  • state:forceheadlight

    シーン内にライトが存在しても、強制的にHeadlightオブジェクトにします。

  • state:indentstep インデントステップを指定します。

  • state:inheritance

    プロパティ継承を制御するタグ表現を指定します。

    SOHOで実行される継承のタイプを指定するタグ

    • rop,driver: Outputドライバから継承します。

    • camera: カメラからOutputドライバへ継承します。

    • light: 光源からOutputドライバへ継承します。

    • instance: インスタンスから基本オブジェクトへ継承します。

    • point: Pointアトリビュートマテリアルから基本オブジェクトへ継承します。

    • dop: DOPプロパティから基本オブジェクトへ継承します。

    “-rop & -camera”

    オブジェクトまたはカメラに対してOutputドライバからオブジェクトプロパティを何も継承しません。

    “-point”

    ポイントインスタンスに対して、Pointアトリビュートとして定義されたマテリアルは、オブジェクトに対してプロパティのソースのみになります。

  • state:linewrap ラインラップモードを指定します。

  • state:precision ASCII浮動小数点精度を指定します。

  • state:safename オブジェクトに対して“安全な”名前を生成します。

参照

addCandidates(), lockCandidates()

addCandidates

使用方法

bool addCandidates(float now, string geometry="", string lights="", string fog="", bool do_culling = True, bool do_removal = False)

説明

この関数は、SOHOで表現されたオブジェクトのリストからHoudiniオブジェクトを追加/削除します。 DOP Objects、インスタンス化、他のレンダリング機能すべてが処理されます。

パターンがHoudiniオブジェクト(SOHOオブジェクトではなく)を参照します。

lockCandidates()関数がコールされるまで、オブジェクトはSOHOからは見えません。

引数

now

レンダリングに関連した時間。

geometry

ジオメトリオブジェクトのパターン/バンドル。

lights

ライトのパターン/バンドル。

fog

Fogオブジェクトのパターン/バンドル。

do_culling

これを設定すると、オブジェクトを追加/削除するかどうか判断するためのチェックが行なわれます。

  • fog,geometry: ディスプレイフラグがオンなら追加されます。

  • lights: dimmerチャンネルが0でないなら追加されます。

do_removal

このフラグがオンであれば、オブジェクトは、SOHOオブジェクトのリストに追加されるのではなく、削除されます。

参照

initialize(), lockCandidates()

lockCandidates

使用方法

bool lockCandidates(float now)

説明

addCandidates()を使用してHoudiniオブジェクトをシーンに追加した後に、 lockCandidates()は、それらのオブジェクトをSOHOから見えるようにします。

参照

initialize(), addCandidates()

finalize

使用方法

bool finalize()

説明

(Outputドライバ以外の)シーンの内容をクリアします。

getFile

使用方法

<file> getFile(int descriptor)

説明

Outputドライバが、パイプとエラーのストリーム用に、ファイルオブジェクトを作成します。 このメソッドは、それらのファイルオブジェクトにアクセスするために使用します。 通常では、これは、以下のように扱います:

import sys
sys.stdout = soho.getFile(1)
sys.stderr = soho.getFile(2)

上記のように処理したかどうかに関わらず、Pythonコードの実行が終わると、SOHOは、sysのファイルオブジェクトを返します。

newIterator

使用方法

object = newIterator(selection, now, object, pattern, category_expr)

説明

オブジェクトの選択を反復させるためのオブジェクトを作成します。

objectを指定しなかった場合、選択名は以下のどれかになります

objlist:all

objlist:outputdriver

objlist:camera

objlist:light

objlist:instance

objlist:fog

objlist:space

objectを指定すると、選択は以下のどれかになります

objlist:lightmask

objlist:shadowmask

objlist:reflectmask

objlist:refractmask

category_exprpatternのパラメータは、オブジェクトカテゴリキーワードや名前パターンに基づいた選択のフィルタリングを上書きすることができます。

category_exprpatternのパラメータがない時は、デフォルトのオブジェクトのコントロールパラメータを使用して、選択をフィルタリングします。 例えば、オブジェクトの“lightmask”と“lightcategories”のパラメータは、 “objlist:lightmask”選択に使用します。

この関数の戻りコードをnextIteratorに使用することができます。

参照

nextIterator()

nextIterator

使用方法

handle = nextIterator(iterator)

説明

SOHOイテレータオブジェクトから次のオブジェクトを返します。

参照

newIterator()

evaluate

使用方法

list evaluate(list parameters, float now, int handle)

説明

この関数は、パラメータのリストを評価して、その評価されたパラメータのリストを返します。 これにはリストまたは辞書のどちらかを指定することができます。 戻り値は、渡されたオブジェクトと同じタイプです。

このリストには、以下のアトリビュートを持つオブジェクトが含まれている必要があります

Type

パラメータのストレージタイプ。

Houdini

関連するHoudiniパラメータの名前。

SkipDefault

オプションのデータ。これをTrueに設定すると、デフォルトのHoudini値のパラメータが、その戻りリストから削除されます。 デフォルト値はTrueです。

Key

辞書オブジェクトに対して、これは、評価されたパラメータを、この関数が返す辞書に挿入するキーとして使用されます。

戻り値のリストのオブジェクトは以下のアトリビュートを持ちます

Value

評価されたパラメータの値。

ParmId

パラメータの追加プロパティの照会に使用することができるハンドル。

引数

list

パラメータオブジェクトのリスト。

now

パラメータを評価するべき時間。

handle

パラメータを含んだオブジェクトのハンドル。

Note

nowとhandleはどちらともNoneでも構いません。

decodeParmId

使用方法

dict decodeParmId(parm.ParmId)

説明

パラメータが評価された時に、SOHOは、Houdiniノードがパラメータを評価した時の情報をそのパラメータにタグ付けすることができます。 この情報は、評価されたパラメータのParmIdアトリビュートに保存されます。

decodeParmId()関数は、この情報を復元して、評価に使用されたHoudiniパラメータに関する情報を含んだ辞書を返します。

addBundleDependency

使用方法

void addBundleDependency(string bundle_name)

説明

ノードバンドルをIPRレンダーに対して書き出す時、起動しているHoudiniセッション内のそのバンドルの変更を追跡する必要があります。 この関数は、指定したバンドルの変更を追跡し、そのバンドルの内容が変わった際にIPR更新を送信するようにHoudiniに伝えます。

storeObjectData

使用方法

bool storeObjectData(int handle, string token, object data)

説明

このメソッドは、任意の名前のデータをオブジェクトと一緒に保存することができます。 getObjectData()を使用することで、後でそのデータを取得することができます。

トークン文字列は、後でデータを取得できるように、まったく固有な識別子にしてください。

引数

handle

データの保存先となるオブジェクトのハンドル。

token

データと関連付けられた識別子。

data

オブジェクトと一緒に保存するデータ。

参照

getObjectData(), clearObjectData()

getObjectData

使用方法

object getObjectData(int handle, string token)

説明

この関数は、storeObjectData()によってオブジェクトと一緒に保存されたデータを取得します。 データが保存されていない場合は、この関数はNoneを返します。

引数

handle

取得するデータを持っているオブジェクトのハンドル。

token

データと関連付けられた識別子。

参照

storeObjectData(), clearObjectData()

clearObjectData

使用方法

bool clearObjectData(int handle)

説明

この関数は、オブジェクトと一緒に保存されたすべてのローカルデータをクリアします。 これは、シーンをfinalized()した時に自動的に実行されます。

引数

handle

クリアするオブジェクトのハンドル。

参照

storeObjectData(), getObjectData()

addDependency

使用方法

bool addDependency(int handle, int dependency)

説明

この関数は、シーン内のあるオブジェクトから他のオブジェクトへのIPR依存関係を追加します。 依存されているオブジェクトに変更が加えられた時、それに依存したオブジェクトに対して更新がトリガーされます。

引数

handle

依存オブジェクトのハンドル。

dependency

依存されているオブジェクトのハンドル。

processShaderString

使用方法

string,string processShaderString(string shader, dict options)

説明

シェーダがSOPまたはジオメトリから参照されている時、そのシェーダは、.hipファイル内で定義されているシェーダ、テクスチャマップ、他のファイルを参照することができます。

このコマンドは、シェーダ文字列を処理し、可能であれば、VOPネットワークをコンパイルしたり、COPネットワークを評価して、そのレンダーに対してデータを準備します。

レンダー形式(initialize()を参照)に基づいて、COPとVOPのネットワークが評価されて、そのレンダースクリプトに適切なデータを生成します。

この関数は、2つの文字列のタプルを返します。

引数

shader

入力シェーダ文字列

options

これは、シェーダ文字列を処理する方法をSOHOに伝えるためのオプションの辞書です。

  • bool forcevop:

    たとえVOPネットワークがHDA/OTL内で定義されていても、強制的にVOPネットワークのコードを出力します。

  • bool forcecop:

    HoudiniがCOPテクスチャ画像を必要だと判断しているかどうかに関係なく、強制的にCOPテクスチャ画像を出力します。

pushOverrides

使用方法

void pushOverrides(dict overrides)

説明

シェーダのパラメータとプロパティを評価する時、オーバーライド値のセットを指定することができます。 それらのオーバーライド値は、名前/値のペアになっており、その名前はHoudiniパラメータです。 オーバーライドは、SOHOオブジェクトレベルで自動的に処理されます。 とはいえ、これは(それらのオーバーライドをアトリビュートとして保存している)ジオメトリオブジェクトに対しての場合ではありません。 このメソッドは、評価に対して任意のオーバーライドをプッシュすることができます。 popOverrides()を使用して値をポップすることは非常に重要です。と言っても、これはSOHOモジュールのPropertyOverrideクラスでハンドルされますが。

参照

popOverrides

popOverrides

使用方法

void popOverrides()

説明

pushOverrides()でプッシュされたオーバーライドをポップします。

参照

pushOverrides()

indent

使用方法

bool indent([int bump=0, [string text="", [string comment='#', [string closecomment='']]]])

説明

SOHOライブラリは、スクリプトの見た目を良くするために内部的にインデントを維持します。

indent()関数のすべての引数はオプションであり、デフォルト値は上記のとおりです。

このコードは、Pythonコードと等価です:

def indent(bump, text, comment):
    bump *= 4
    if bump < 0:
        theIndent += bump
    print "%*s" % (theIndent, "")
    if text:
        if text:
            print "%s" % text,
        if comment:
            if bump < 0:
                print "\t%s } %s\n" % (comment, closecomment)
            else
                print "\t%s { %s\n" % (comment, closecomment)
    if bump > 0:
        theIndent += bump

printArray

使用方法

bool printArray(string open, list array, string close, [bool protect=True])

説明

これは、値の配列を大括弧でプリントするための便利関数です。 浮動小数点の引数に関しては、この関数はSOHOライブラリで定義された精度を使用します。 文字列引数は、引用符で囲まれます(protectフラグが設定されている場合)。

配列は、openとcloseで指定したテキストで囲まれます。 例えば、Pythonコードでは以下のとおりです:

printArray("{", [1,2,"string value",4], "}\n")

これは、{1, 2, “string value”, 4}を出力します。

引数

open

配列の要素をプリントする前にプリントする文字列。

array

プリントする値のリスト。

close

配列の要素をプリントした後にプリントする文字列。

protect

オプションの引数。デフォルトでは、文字列値が引用符で囲まれて出力されます。

参照

arrayToString()

arrayToString

使用方法

string arrayToString(string open, list array, string close, [bool protect=True])

説明

これは、大括弧で囲まれた配列値を文字列値に変換するための便利関数です。 浮動小数点の引数に関しては、この関数はSOHOライブラリで定義された精度を使用します。 文字列引数は、引用符で囲まれます(protectフラグが設定されている場合)。

配列は、openとcloseで指定したテキストで囲まれます。 例えば、Pythonコードでは以下のとおりです:

printArray("{", [1,2,"string value",4], "}\n")

これは、'{1, 2, “string value”, 4}'の文字列を出力します。

引数

open

配列の要素をプリントする前にプリントする文字列。

array

プリントする値のリスト。

close

配列の要素をプリントした後にプリントする文字列。

protect

オプションの引数。デフォルトでは、文字列値が引用符で囲まれて出力されます。

Note

配列の性質上、この関数で生成された文字列は、膨大な大きさになり得ます。 可能な限り、printArray()をコールする方が良いです。

参照

printArray()

gCreate

使用方法

int gCreate(string sop_path, float now)

説明

このメソッドは、指定した時間の指定したSOPパスのジオメトリのハンドルを作成します。 このメソッドは、sohogモジュールで使用することで、Houdini内のジオメトリにアクセスすることができます。 このメソッドは、廃止されました。代わりにgCreate2を使用してください。

gCreate2

使用方法

(int,string) gCreat2e(string sop_path, float now)

説明

このメソッドは、指定した時間の指定したSOPパスのジオメトリのハンドルを作成します。 このメソッドは、sohogモジュールで使用することで、Houdini内のジオメトリにアクセスすることができます。 このメソッドは、そのハンドルと、そのハンドルが無効であればエラーメッセージをタプルで返します。

gDelete

使用方法

bool gDelete(int ghandle)

説明

gCreate()によってアクセスしたジオメトリの参照を削除します。

参照

sohog module, gPartition(), gCreate()

gPartition

使用方法

dict_object gPartition(int ghandle, string style, object data)

説明

この関数は、ghandleで指定したジオメトリをstyleに応じて複数のジオメトリに分割します。

styleには以下のどれかを指定することができます

geo:partgroup

  • data引数は、グループを意味した文字列である必要があります。 グループに含まれているプリミティブが別々のジオメトリオブジェクトに分割されます。 返される辞書には、グループ名がキーになっている単一エントリーが含まれます。

geo:partattrib

  • data引数は、アトリビュート名を指定した文字列である必要があります。 その結果の辞書には、複数の新しいジオメトリハンドルが含まれます。 それぞれの新しいジオメトリは、プリミティブ毎に同じ文字列値を持ちます。 ジオメトリに関連したキーは、そのグループに対するアトリビュートの文字列値になります。

geo:partlist

  • data引数は、文字列のリストである必要があります。 各プリミティブは、そのリスト内の文字列に基づいて、新しいジオメトリに分割されます。 そのリストに文字列以外の要素が含まれていると、その要素に関連したプリミティブは、どの出力パーティションにも挿入されません。

    これは、そのリストをPythonジェネレータ関数として指定し、プリミティブ上のエクスプレッションを評価して、そのプリミティブが属するパーティションを決めることができるので、 3つの異なるオプションの中で最も強力です。

参照

sohog module, gAttribute(), gValue()

gAttribute

使用方法

int gAttribute(int ghandle, string scope, string name)

説明

ジオメトリエンティティのアトリビュートにアクセスするためのハンドルを調べます。

引数

ghandle

gCreate()によって生成されたジオメトリハンドル。

scope

アトリビュートのスコープレベル。これは、以下のどれかを指定することができます。

geo:global

グローバル(Detail)アトリビュート。

geo:prim

Primitiveアトリビュート。

geo:point

Pointアトリビュート。

geo:vertex

Vertexアトリビュート。

geo:attrib

アトリビュートのプロパティを照会するために使用します。

name

アトリビュート名。これは、内部トークン、ジオメトリIntrinsic、ジオメトリのアトリビュート名を指定することができます。

Intrinsicアトリビュートは、“intrinsic:”接頭辞で指定し、プリミティブやグローバルスコープに対してのみ有効です。 例えば、“intrinsic:metakernel”(すべてのIntrinsicのリストを取得するには、コマンドライン上で“ginfo -I”を実行してください)。

詳細は、sohogモジュールのヘルプを参照してください。

参照

sohog module, gValue(), gVertex()

gValue

使用方法

object gValue(int ghandle, int ahandle, object element)

説明

gAttribute()で一度ハンドルを作成してしまえば、ジオメトリエンティティに関連した値を調べることができます。 (gCreate()で生成した)ジオメトリハンドルと(gCreate()で生成した)アトリビュートハンドルをgValue()に渡してコールすれば、 グローバル値またはポイント、プリミティブ、頂点、アトリビュートに関連した値を調べることができます。 アトリビュートのスコープに応じて、elementを以下のどれかに指定してください:

geo:global - 無視されます。

geo:attrib - 照会するアトリビュートハンドル。

geo:prim - プリミティブ番号を意味した整数。

geo:point - ポイント番号を意味した整数。

geo:vertex - 整数タプル(2エントリー)。1番目のエントリーはプリミティブ番号、2番目のエントリーはそのプリミティブの頂点番号を意味しています。

gVertexメソッドは、単に頂点を評価するのに若干効率が良いです。

すべての値は、値のリストとして返されます。

参照

sohog module, gAttribute(), gVertex()

gVertex

使用方法

object gVertex(int ghandle, int ahandle, int prim, int vertex)

gAttribute()で一度ハンドルを作成してしまえば、プリミティブの頂点に関連した値を調べることができます。 (gCreate()で生成した)ジオメトリハンドルと(gCreate()で生成した)アトリビュートハンドル、プリミティブ番号と頂点番号をこの関数に渡すと、 そのアトリビュートの値を取得することができます。

この関数を成功させるには、gAttribute()を“geo:vertex”のスコープでコールしなければなりません。

すべての値は、値のリストとして返されます。

参照

sohog module, gAttribute(), gValue()

gSave

使用方法

bool gSaveAll(int ghandle, string filename, dict options)

説明

ghandleが参照しているジオメトリが、指定したファイルに保存されます。

Note

全体のジオメトリが保存されるので、ジオメトリを分割していた場合は、その分割情報が無視されて、その元のジオメトリが保存されます。

保存する時、標準のHoudiniジオメトリ保存コードを調べます。つまり、Houdiniでサポートされているフォーマットを使用することができます。

このoptionsは、大元のジオメトリ保存に渡されます(保存オプションの詳細は、GA_SaveMap.hのHDKヘッダを参照)。

よく使うオプション

  • bool geo:saveinfo:

    要約ブロックを保存するかどうか

  • bool geo:savegroups:

    グループ情報を保存するかどうか

  • bool json:indentstep:

    ASCII JSON用のインデントステップ

  • bool json:textwidth:

    長い行に対するラップ長

geo = SohoGeometry(path) geo.save(“stdout.bgeo”, { 'geo:saveinfo':False, })

gTesselate

使用方法

int gTesselate(dict options)

説明

コールしたジオメトリをポリゴンに変換して、その新しくテセレートされたジオメトリのハンドルを返します。 追加オプションによりメタボールを変換するためのセカンダリメソッドがあります。 それは、明示的にtess:metastyleオプションを指定することで有効になります。詳細は、以下を参照してください。

オプションを指定しなかった場合は、デフォルトが使用されます。つまり、テセレータはU,Vとトリムカーブに対して1.0のLODを使用し、メタボールに対して何も変換しません。

以下がオプションとして認識されます

tess:style

  • ジオメトリの変換形式を指定します。デフォルトはlodです。以下の文字列のどれかを指定することができます:

    lod - 詳細レベルの設定を使用してジオメトリをテセレートします。

    div - 分割数の設定に基づいてジオメトリをテセレートします。

tess:ulod

  • 変換されるサーフェスのUサブディビジョンの詳細レベルを指定します。 変換メソッドがlodに設定されている時のみ適用可能です。 デフォルトは1.0です。

tess:vlod

  • 変換されるサーフェスのVサブディビジョンの詳細レベルを指定します。 変換メソッドがlodに設定されている時のみ適用可能です。 デフォルトは1.0です。

tess:trimlod

  • 変換されるサーフェスのトリムカーブの詳細レベルを指定します。 変換メソッドがlodに設定されている時のみ適用可能です。 デフォルトは1.0です。

tess:udiv

  • テセレートされるジオメトリのUサブディビジョンの数を指定します。 変換メソッドがdivに設定されている時のみ適用可能です。 デフォルトは10です。

tess:vdiv

  • テセレートされるジオメトリのVサブディビジョンの数を指定します。 変換メソッドがdivに設定されている時のみ適用可能です。 デフォルトは10です。

tess:trimdiv

  • テセレートされるジオメトリのトリムカーブのサブディビジョンの数を指定します。 変換メソッドがdivに設定されている時のみ適用可能です。 デフォルトは10です。

tess:preservegroups

  • Trueの場合、変換中にグループが保持されます。 そうでない場合、グループが新しいジオメトリにコピーされません。デフォルトはTrueです。

tess:polysides

  • 凸化する側面の数を指定する整数。 デフォルトでは凸化されません。デフォルトは-1です。この値は凸化しないことを意味します。

以下のオプションは、tess:metastyleを指定した時のみに、メタボールプリミティブにのみ適用されます

tess:metastyle

  • メタボールを変換する形式を指定します。これは、メインの変換形式と別にすることができます。 以下の値のどれかを指定することができます:

    lod - 詳細レベル変換メソッドを使用します。

    div - サブディビジョンの数を固定してメタボールを変換します。

    step - このオプションは、均等な間隔のステップでスライス平面を作成します。

    xsect - このオプションは、交差断面ポリゴンを生成します。

tess:metaadjust

  • Trueの場合、分割数が変わらない限りスライス平面が変化しないように境界ボックスを整列します。 デフォルトはTrueです。

tess:metastep

  • サブディビジョンのx,y,zステップサイズを指定します。 メタボール変換形式がstepの時にのみ有効です。 これは、3つの浮動小数点のベクトルにしてください。 デフォルトは{0.1, 0.1, 0.1}です。

tess:metadiv

  • ジオメトリの境界ボックスのx,y,z分割数を指定します。 メタボール変換形式がdivの時にのみ有効です。 これは、3つの整数のベクトルにしてください。 デフォルトは{10, 10, 10}です。

tess:metalod

  • テセレーション密度を制御するための単一LOD値を指定します。 メタボール変換形式がlodの時にのみ有効です。 デフォルトは1.0です。

tess:metacluster

  • Trueの場合、クラスタ化を有効にします。 メタボール変換形式がlodの時にのみ有効です。 デフォルトはFalseです。

tess:metasections

  • サブディビジョン化する時に構築する交差断面の数。 メタボール変換形式がxsectの時にのみ有効です。 デフォルトは20.0です。

tess:metaaxis

  • 交差断面平面が構築される軸。 メタボール変換形式がxsectの時にのみ有効です。 この値は0以上2以下の整数です。 デフォルトは2です。これはZ軸を意味します。

tess:metamaxdepth

  • 交差断面を構築する時の最大深度を指定します。 これは、変換精度を決定します。デフォルトは5です。

tess:metaaccnormals

  • Trueの場合、正確な法線が計算されます。これもデフォルトです。

geo = SohoGeometry(path) geo2 = geo.tesselate({'tess:style':'lod', 'tess:polysides':3})

message

使用方法

message(severity, text)

説明

出力ドライバのエラーリストにテキストを追加します。severityには以下の整数を指定します:

0 = 情報(メッセージ)としてテキストを追加。

1 = 警告としてテキストを追加。

2 = エラーとしてテキストを追加。

makeDirs

使用方法

makeDirs(directory_path)

説明

パーミッションが0777(誰でも読み/書き可)のディレクトリを再帰的に作成します。

これは、os.makedirs()メソッドと同様ですが、Houdiniパスを知っていて、ファイルシステムの拡張がされています。

gRelease

使用方法

gRelease(sop_path)

説明

ジオメトリで使用されているけれども、ジオメトリが直接所有していない共有メモリなどのデータすべてを解放します。

sohoRixFlush

使用方法

sohoRixFlush(string marker, bool sync, string flushmode)

説明

起動しているRenderManレンダラーを、指定したストリームマーカーに転送します。

  • marker - これは、Riストリームに挿入された識別子文字列です。

  • sync - これは、Flushが完了するまでコールを待たせるならTrue、そうでないならFalseです。

  • flushmode - 転送中に('suspendrendering'に対して)レンダリングを停止させるのか('finishrendering'に対して)通常通りに処理させるのかどうかを示した文字列値。

sohoRixGetProgress

使用方法

sohoRixGetProgress()

説明

現在のRenderManレンダリングの作業の進捗具合を返します。

レンダリング

Mantraユーザガイド

基本

ライティング

次のステップ

導師レベル

他のレンダラー