Houdini 19.5 シェルフツール

Smoke Trail shelf tool

アニメーションオブジェクトからクラスタ化された煙のシミュレーションを生成します。

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概要

このツールは、オブジェクトのアニメーションパスに沿ってばら撒かれたポイントから煙用のクラスタソースジオメトリを生成するための複雑なジオメトリネットワークを作成します。 各ポイントのクラスタは、別々の煙ボックス内でシミュレーションが行なわれます。 アニメーションパスに沿って一連の小さなボックスをシミュレーションした方が、1個の大きなボックスですべての煙をシミュレーションするよりも非常に効率が良いです。

How to

To...Do this

アニメーションオブジェクトに煙の軌跡を与える

このツールを使用する前に、オブジェクトにアニメーションを付けてください。

  1. アニメーションオブジェクトを選択します。

  2. Pyro シェルフで、Smoke Trailツールをクリックします。

    このツールは、煙のソースを生成するためのGeometryオブジェクト(objectname_sourcepts)、シミュレーションネットワーク(まだ存在していない場合)、シミュレーション結果をレンダリング可能なジオメトリとしてインポートするためのGeometryオブジェクトを作成します。

煙が上昇しないようにする

rasterizationループの前に、objectname_sourceptsネットワークでtemperature Pointアトリビュートを修正します。

または

pyrosolverノードのbuoyancy(浮力)を変更します。

または

DOPネットワークに入って、source_density_from_ノードを選択し、( Volumes タブ下の)temperatureインポートの Scale パラメータを0に設定します。

煙の密度を変更する

rasterizationループの前に、objectname_sourceptsネットワークでdensity Pointアトリビュートを修正します。

または

DOPネットワークに入って、source_density_from_ノードを選択し、( Volumes タブ下の)densityインポートの Scale パラメータを変更します。

煙の消失を速くまたは遅くする

DOPネットワークに入って、pyrosolverノードを選択します。 Shape タブをクリックして、 Dissipation を変更します。値が高いほど煙の消失が速くなります。

マテリアルを煙に適用する

  1. Material Paletteの左側のツリーのVolumeカテゴリにあるマテリアルのどれかを右側の領域にドラッグすると、マテリアルのインスタンスが作成されます。

    生成された煙に異なるマテリアルを適用すると、レンダリング時に異なるルックが得られます。例えば、“Wispy Smoke”は“Billowy Smoke”よりも薄いルックになります。

  2. ネットワークエディタのオブジェクトレベルで、pyro_importノードを選択します。このノードは、シミュレーションの結果(生成された煙)をインポートして、それをレンダリング可能なオブジェクトにします。このオブジェクトにマテリアルを適用してください。

  3. パラメータエディタで、 Render タブをクリックします。 Material フィールドの隣にある選択アイコンをクリックします。ちょうど作成したマテリアル(例えば、/mat/basicsmoke)を選択し、 Accept をクリックします。

シェルフツール

シェルフの使い方

テクニカル