Houdini 19.5 Vellum

ソフトボディにPlasticityを使用する

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概要

VellumのPlasticity(可塑性)機能によって、指定されたフォースまたは衝突オブジェクトのどれかでオブジェクトを変形させてそれを新しい静止形状として採用することができます。 塑性特性を持つ布は現実の世界ではほとんど例がないので、原則として普段は通常のVellum Cloth拘束にPlasticityを使用するのは避けたいところです。 とはいっても、 Tetrahedral Stretch Constraints といったVellumのソフトボディ拘束は、Plasticityを使って非常に上手く動作します。

ソフトボディの挙動を制御できる重要なPlasticity系パラメータがいくつかあります。 Vellum Tetrahedral SoftbodyノードとVellum Constraintsノードを組み合わせて使用することで、現実的な結果を得ることができます。

Plasticity系パラメータを理解する

ソフトボディの可塑性の挙動を制御する重要なPlasticity系パラメータが3つあります。 これらのパラメータは、Vellum Constraintsノードの Enable Plasticity チェックボックスを有効にすると表示されます。

Plasticity Threshold

この値を越えてジオメトリを変形させると、そのジオメトリが新しい形態を取り入れ始めます。 この閾値以下では、その材質は元の形状に戻ろうとします。

Plasticity Rate

この値は、ジオメトリが新しい形状に順応する速さを決めます。

Plasticity Hardening

1より大きい値を指定するとジオメトリは変形後に硬化するようになり、1未満の値を指定するとジオメトリは変形後に軟化するようになります。

サンプル

ソフトボディにPlasticityを使用して生地を作成するサンプルは、SideFXウェブサイトのVellum Softbodyの紹介を参照してください。

Vellum

ソフトボディ

流体

拘束

コリジョン

上級