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選択 ¶
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“Secure Selection”が デフォルト になりました。このモードでは、Handlesツールを使用している時に選択を変更する際にはSキーを使ってSelectツールに切り替える必要があります。
Sは Volatile(揮発的な)ホットキー です。要するに、Sを押すと選択状態に切り替わって、選択を行なうことができ、再度Sを押すと前の状態に戻ります。 もしくは 、Sを 押したまま にすると、選択を行なうことができ、次にSを 離すと 前の状態に戻ります。
例えば、 Moveツールは、選択したオブジェクト(s)に対して移動ハンドルを表示します。Secure Selectionを 無効 にすると、移動させたいオブジェクトをクリックで自由に選択することができます。反対に、Secure Selectionを 有効 にすると、移動ハンドルにしか反応しなくなります。選択を変更する際には、Sキーを使用する必要があります。
これは、ハンドルを使用している時にミスクリックが原因で不意に選択を変更しないようにするためにあります。あなたの好みに応じてSecure Selectionを無効にすることができます(以下参照)。
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Houdiniセッション内でのSecure Selectionの設定は、ビューアの左側のツールバーにある Selectツールの下にあるボタンで制御するようになりました(以前のバージョンでは、これはSelectツールのポップアップメニューにありました)。
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デフォルトでSecure Selectionを無効にするには、 Edit ▸ Preferences ▸ Objects and Geometry を選択して、 Secure Selection On by Default を無効にします。
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シーンビューアのビューポートメニューの隣に、Secure Selectionが有効かどうかを示すアイコンが表示されるようになりました。
ネットワークエディタ ¶
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新しくなった Edit ▸ Rename Nodes コマンドは、強力なパターンマッチングを使って一括でノードの名前を変更することができます。
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ノード検索のオプションが増えました。
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Infoウィンドウは、ノードによって追加、削除、(オプションで)変更されたアトリビュートを表示するようになりました。Infoウィンドウ内でアトリビュート名をクリックすると、そのアトリビュートのヴィジュアライザを作成することができます。
パラメータエディタ ¶
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Parameter Search and Filter Barインターフェースのオプションに、Invisible and Hidden Parametersなどのオプションが増えました。
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Color Editorで、16進数(例えば、
FF9900
)を使ってカラーを指定できるようになりました。
Pythonスクリプト(HOM) ¶
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独自のビューアツールステートをスクリプト化するためのフレームワークが追加されました。Handleツールを使ってアセットを編集している時にビューア上に表示させるステートを作成したり、さらには“ノードなし”ステートを作成して、例えばジオメトリを検査することもできます。
現在のところ、SOPレベルのステートのみを作成することができます。
この面白い新機能は、なるべくHoudiniの既存コードと機能に対応するように構築しました。そのため、全体のワークフローをローレベルで行なうことができます。ユーザが独自のステートを作成してみて、その過程をどのように改良すればよいのか私どもにそのフィードバックをいただけることを期待しています。
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hou.Geometryのメソッドが以下のように更新されました:
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hou.Geometry.intersectメソッドを高速化しました。
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番号によってジオメトリ内のhou.Primやhou.Pointのオブジェクトにアクセスすることができる
Geometry.prim(index)
とGeometry.point(index)
のメソッドが追加されました。 -
アトリビュートキャプチャ領域とポイント法線を取得するメソッドが追加されました。
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デジタルアセットイベントコールバックに
OnInstall
とOnUninstall
が追加されました。これらのスクリプトは、そのデジタルアセットが含まれているライブラリファイルをインストールまたはアンインストールした時に実行されます。補足すると、OnUninstall
はアセット定義の変更前に実行され、OnInstall
はアセット定義の変更後に実行されます。 -
群衆向けにHOMが色々と対応しました。
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hou.hmath.intersectPlaneは、光線と任意の平面間の交差を検索します。
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hou.Nodeにメソッドが追加されました:
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ノードインスタンスに対して“データブロック”を格納することができるようになりました。このデータブロックは、ユーザデータと同様ですが、大きなバイナリブロブをもっと効率的に格納することができます。
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hou.Node.allSubChildrenが更新され、hou.Node.globParmsが追加されました。
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hou.SceneViewer選択メソッドを使って選択を促すスクリプトを実行した時に、オペレーションツールバーのアイコンとラベルを指定できるようになりました。
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hou.Parm.pressButtonの引数にコールバックスクリプトを渡せるようになりました。
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hou.patternMatch()に追加された
path_match
引数を有効にすると、**
パターンを使用することで、ディレクトリを多階層でマッチングさせることができます。 -
新しいクラスが追加されました: hou.AgentShapeDeformer、hou.Drawable、hou.GeometryDelta、hou.ReferencePlane、さらに主に独自のビューアツールステートに関連するクラス。
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ほとんどのビューア/ビューポートの設定とカメラリンクをスクリプト化できるようになりました。hou.GeometryViewport、hou.GeometryViewportDisplaySet、hou.GeometryViewportSettingsを参照してください。
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hou.GeometryViewportからイベントコールバックを取得できるようになりました。現在対応しているイベントは、
CameraSwitched
のみです。 -
hou.hotkeysモジュールが更新されて改良されました。今後はホットキーの動作を整理する予定ですので、このAPIが変更される可能性があります。
コマンドライン ¶
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新しく追加された
-desktop
スタートアップ引数には、Houdiniを立ち上げる際のペインレイアウトを指定することができます。これは、保存したデスクトップ設定を変更 しない 一度限りのオーバーライドです。> houdini -desktop Animate
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新しく追加された
-core
、-force-fx-license
のスタートアップスイッチは、Houdiniがどのライセンスを使用するのか指定することができます。