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概要
HQueueは、Houdiniの分散レンダリングと分散シミュレーションのマネージャーです。
HQueueは、それがインストールされているローカルネットワーク上のクライアントマシンに対して、レンダリングとシミュレーションのジョブを開始・管理することができます。
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HQueue RenderノードとHQueue Simulationノードは、ジョブをHQueueファームに投入することができます。
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HQueueクライアントは、Houdiniが走るすべてのプラットフォーム上で動作します。
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シミュレーションやレンダリングを クラウド 上で行ないたい場合には、HQueueをインストールする必要はありません。HQueueレンダーノードは、ローカルインストールの必要なく、直接クラウドにジョブを投入し、それをオンライン上で管理することができます。
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技術的には、HQueueはクライアントマシンに対してシミュレーションやレンダリング以外の何かのスクリプトを実行させることができます。HQueueファームをセットアップしてしまえば、それで他のタイプの仕事を分散させることができます。
ドキュメント
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インストール方法と使い方に関しては、HQueueドキュメントを参照してください。
分散用に.hip
ファイルを保存
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HQueueネットワーク上のクライアントマシンは、シミュレーションを含んだHoudiniファイルをロードできる必要があります。そのため、
.hip
ファイルとそれが依存している外部ファイルをNFSやSambaのような共有できるネットワークアクセス可能な場所に保存する必要があります。 -
異なるプラットフォーム(Windows, Linux, Mac OS X)ではパスとネットワークの共有の仕方が異なるので、異なるネットワーク上のクライアントでも
.hip
ファイルを読み込めるようにHQueueでは、自動パス変換の仕組みが用意されています。これは、ファイルを特別な名前のネットワーク共有にファイルを保存し、すべてのクライアントで必要な場所に同じネットワーク共有が利用できる必要があります。そのため、HQueueは異なるパスの接頭辞を代用します。デフォルトのネットワーク共有名は、Windowsでは
H:
、Linuxでは/mnt/hq
、Mac OS Xでは/Volumes/hq
です。HQueue設定ファイルで異なるプラットフォーム別に異なる接頭辞を設定することができます(例えば、Windowsクライアントで既に
H:
が使われている時)。HQueueサーバーインストールディレクトリに進んで、hqserver.ini
の設定を編集してください。 -
.hip
ファイルでは、外部ファイルへのパス参照すべてを$HIP
ファイルの相対パスにしてください。 -
パスには通常のスラッシュを使ってください。
See also |