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このCHOPは、様々な波形を生成します。実際の波形の上には、オフセット、減衰、ランプを適用することができます。
Channel Name パラメータにあるパターンを使うと、複数のチャンネルを生成することができます。 以下は、名前パターン生成の事例です。
tx ty tz tx ty tz t[xyz] tx ty tz chan[1-4] chan1 chan2 chan3 chan4 c[xyz][1-3:2,15] cx1 cy1 cz1 cx3 cy3 cz3 cx15 cy15 cz15
これらのパラメータは、 Offset 、 Amplitude 、 Decay 、 Ramp 、 Expression という順番で適用されます。
パラメータ
Waveform
Type
以下のうちどれか一つの波のタイプ:
Constant
一定値の"波"。
Sine
正弦波。
Gaussian
ガウス波(鐘または法線曲線としても知られる)。
Triangle
三角のこぎり波。
Square
矩形波。
Pulse
定期的な1サンプルパルス波。
Expression
ユーザー定義の非定期的な式。
Period
波の周期。
Phase
0
から1
までの波の位相。
Bias
波形のバイアス。ガウス、三角のこぎり波、および矩形波のみがバイアスを持っています。
Offset
波形の値オフセット。
Amplitude
波形の振幅。
Decay Rate
波形の減衰率で、1
Unitの時間の後の減衰の割合を意味します。
(デフォルトは1秒)。
Ramp Slope
ランプは、波: 時間のUnit単位の量を追加されます。
Expression
"Expression" Type用に使うエクスプレッション。
Channel
Channel Name
作成するチャンネルの名前。chan[1-20]
といったパターンでは、複数のチャンネルが生成されます。
Channel Range
どのくらいの量のチャンネルをクックするかを示します。
Use Full Animation Range
現行のグローバルアニメーション範囲全て。
Use Current Frame
現行フレームにおけるサンプルのみ。
Use Start/End
Start/Endパラメータを使って範囲を指定します。
Start, End
チャンネルの開始時間。
Sample Rate
チャンネルのサンプルレート。
Extend Left
左側の拡張条件。
Extend Right
右側の拡張条件。
Default Value
拡張条件用のデフォルト値。
Common
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))は、スコープで使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
r[xyz]
rx
、ry
、rz
のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Matchオプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
指定したTimeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Slicingはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことをTime Sliceと呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
ExportプリフィックスをCHOPチャンネル名の前に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPはGraphポートの表示で割り当てられたデフォルトのカラーを取得しますが、Graph Color下のCommonぺージ内のカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数
I
現行のインデックス。
L
現行のループインデックス。周期毎にリセットされます。
N
現行の周期の数。ゼロで開始します。
C
現行のチャンネル(0からNC-1)。
NC
チャンネルの合計数。
P
波の周期(Periodパラメータから)。
PH
波の位相(Phaseパラメータから)。
B
波のバイアス(Biasパラメータから)。
Examples
The following examples include this node.
Area with one input Example for Area channel node
このサンプルでは、1つの入力を使ったArea CHOPの使い方を説明しています。
Area CHOPの1番目の入力ソースチャンネルとして、Wave CHOPを使っています。
Area with two inputs Example for Area channel node
このサンプルでは、2つの入力を使ったArea CHOPの使い方を説明しています。
1個のWave CHOPをArea CHOPの1番目と2番目の入力に接続しています。
Area with three inputs Example for Area channel node
このサンプルでは、すべての3つの入力を使ったArea CHOPの使い方を説明しています。
1個のWave CHOPをArea CHOPの1番目にソースとして、2番目の入力に範囲修正として接続しています。 そして、もう1個のWave CHOPを3番目に接続して、Area CHOPの出力チャンネルの長さを修正しています。
Blend Example for Blend channel node
このサンプルでは、Blend CHOPで補間ブレンドウェイトコントロールを使って、いくつかのチャンネルを結合する方法を説明しています。
BlendLimit Example for Composite channel node
Composite CHOPをチェーン接続すれば、2つ以上のチャンネルを取得して、順番通りにシーケンスをブレンドすることができます。 Composite CHOPはコントロールカーブを受け取り、それを使って各Composite CHOPで使用するチャンネルを決めて、同時に2つのチャンネル上で動作して、シーケンスブレンドを作成します。 1番目のCompositeノードは、1番目の2番目のチャンネルを処理し、2番目のCompositeノードは、1番目のCompositeノードの結果と3番目のチャンネルを処理します。
このネットワークのキーとなるノードは、Limit CHOPです。 このノードは、コントロールカーブを処理するので、このノードに関連するCompositeノードで処理されるチャンネルのペアに対して、このノードの範囲が有効になります。
Composite Example for Composite channel node
このサンプルでは、Composite CHOPを使って、チャンネルをブレンドする方法を説明しています。
1番目の入力がベースチャンネルで、2番目の入力がレイヤーチャンネルです。
Constant02 Example for Constant channel node
このサンプルでは、Constant CHOPを使って、1番目の入力のチャンネルからチャンネル名と現行フレームでの値を適用して、チャンネルをインポートする方法を説明しています。
CopyChannels Example for Copy channel node
このサンプルでは、Copy CHOPを使って、チャンネルの値を他のチャンネルのタイムライン上に加算的にコピーして、新しいチャンネルを作成する方法を説明しています。
Cycle Example for Cycle channel node
このサンプルでは、Cycle CHOPを使って、入力チャンネルを継ぎ目なくループさせる方法を説明しています。
このサンプルでは、Cycle CHOPで、入力チャンネルの前後で繰り返す数と向きを設定しています。
Delay Example for Delay channel node
このサンプルでは、Delay CHOPノードを使って、入力チャンネルをコピーしてレイヤー化する方法を説明しています。 各コピーのDelay(timing)とGain (Scale)の値を加算して、単一チャンネルを出力します。
Envelope Example for Envelope channel node
このサンプルでは、Envelope CHOPを使って、入力の各サンプルの近接度内のチャンネルの最大幅を出力する方法を説明しています。
このサンプルでは、envelope1とenvelope2が入力として使用しているノイズカーブの最大幅に追従しようとします。
このサンプルのチャンネルを可視化するには、CHOPネットワークに入って、デフォルトのCHOPデスクトップを使ってください。
Export Example for Export channel node
このサンプルでは、Export CHOPについて説明しています。 Export CHOPは、チャンネルをエクスポートするのに便利なツールです。 このツールを使えば、CHOPのチャンネルをチャンネル名を変更することなく、別のチャンネルに合わせることができます。 このサンプルでは、CHOPのチャンネルをモデルのtyパラメータにエクスポートする方法を説明しています。
Extend Example for Extend channel node
このサンプルでは、Extend CHOPを使って、CHOPの区間外でサンプリングを行なった時に計算される値を決める方法を説明しています。
feedbackloop Example for Feedback channel node
このサンプルでは、Feedback CHOPを使って、1フレームまたはタイムスライス後の時のCHOPの状態を取得する方法を説明しています。
LagBasic Example for Lag channel node
このサンプルでは、Lag CHOPについて説明しています。
Lag CHOPは、入力チャンネルにLag(遅延)やオーバーシュートを適用することができます。 また、入力チャンネルのVelocity(速度)とAcceleration(加速度)を制限することもできます。 この方法で修正したチャンネルは、Spring CHOPと同様の効果になりますが、まだ自然な感じにはなりません。
LimitBasic Example for Limit channel node
このサンプルでは、Limit CHOPを使って、チャンネルの高さ制限とチャンネルの値の"量子化"をする方法を説明しています。
チャンネルの高さを制限することで、Limit CHOPは、データの値が高くなったり、低くなったりすることを回避することができます。 データを"量子化"するには、カーブを滑らかなカーブではなく、階段上に分解します。
MathBasic Example for Math channel node
このサンプルでは、Math CHOPを使って、複数のチャンネルを結合する方法を説明しています。
1つ目のサンプルは、サイン波の振幅を2通りの方法で制御しています。 2つ目のサンプルは、3つの別々のチャンネルを1つのチャンネルに結合しています。
MergeBasic Example for Merge channel node
このサンプルでは、Merge CHOPについて説明しています。
2つのCHOPをMerge CHOPに接続して、色々な方法で結合しています。カーブは、選択した設定に基づいて、伸縮または切り取られます。
Rename Example for Rename channel node
Rename CHOPは、CHOPのチャンネル名を変更します。
このサンプルのチャンネルを可視化するには、CHOPネットワークに入ってください。
変更可能な名前のタイプのリストは、Houdiniドキュメントを参照してください。
Sequence Example for Sequence channel node
Sequence CHOPを使えば、複数の波形を1つの波形に結合することができます。
このCHOPは、すべての入力CHOPを取得して、他の波形の後に波形を追加します。これは、すべての入力CHOPが同じチャンネルを持っていることが前提です。
1番目のCHOPの終了区間が2番目のCHOPの開始区間と重なります。残りの入力CHOPも同様です。 2番目の入力は、1番目の入力の終わりと揃うようにずらされます。
このサンプルのチャンネルを可視化するには、CHOPネットワークに入ってください。
Shift Example for Shift channel node
このサンプルでは、Shift CHOPを使って、波形の内容と長さを保持しながらCHOP波形の区間を変更する方法を説明しています。
参照パラメータは、再定義するStartとEndを選択しています。
Unit Valuesパラメータでは、新しいStart/Endフレームを元の位置にRelative(相対)かAbsolute(絶対)フレーム番号のどれかに設定します。
Slope Example for Slope channel node
このサンプルでは、入力チャンネルのSlope(またはDerivative)を計算する方法を説明しています。
入力チャンネルが位置を意味していれば、このSlopeは速度として解釈されます。
デフォルトでは、Slope CHOPは位置を速度に変換します。
Stretch Example for Stretch channel node
このサンプルでは、Stretch CHOPを使って、Start/Endの区間を変更する方法を説明しています。
Stretch CHOPは、入力チャンネルの形状を保持しながら、再サンプリングします。 サンプルレートは同じままですが、区間が変わります。
DensityViscosity Example for FLIP Solver dynamics node
このサンプルでは、ソリッドオブジェクトと作用する異なる密度と粘度を持つ2つの流体について説明しています。
ChannelSOPColorExample Example for Channel geometry node
このサンプルでは、CHOPを使ってジオメトリのカラー値をChannel SOPを通じて駆動する方法を説明しています。
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