Houdini 18.0 HQueue

インストール

基本的なHQueueファームのセットアップ方法。

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始める前に

Note

このガイドは、サーバーとクライアントがどちらも同じオペレーティングシステム(Linux,MacOS,Windows)を使用していることを想定しています。 オペレーティングシステムが混在したHQueueファームをセットアップすることも可能ですが、このガイドでは説明しません。

HQueueファームをセットアップする前に、以下の項目が必須です:

ネットワーク接続

  • どのマシンもお互いにドメイン名(DNS)またはIPアドレスから"見えている"またはピングが通っていなければなりません。

  • クライアントマシンは5000ポート番号経由でサーバーマシンと接続できなければなりません。サーバーマシンは5001ポート番号経由でクライアントマシンに接続できなければなりません。ローカルのどのファイアーウォールでもそれらのポートが解放されている必要があります。

共有ネットワークフォルダ

  • サーバーとクライアントは共有ネットワークファイルシステム(例えば、SMB共有のNFSマウント)にアクセスできなければなりません。

  • 共有フォルダは、どのマシンでも同じ場所をマウントしていなければなりません。例えば、Linuxなら/nfs/storage/、Windowsなら\\bigdisk\hqです。

Houdini

  • すべてのクライアントマシンにはHoudiniを同じインストールディレクトリにインストールしてください。

    Mac

    MacOSでは、デフォルトのHoudiniインストールパスは/Applications/Houdini/HoudiniX.Y.ZZZです。

    Windows

    Windowsでは、デフォルトのHoudiniインストールパスはC:/Program Files/Side Effects Software/Houdini X.Y.ZZZです。

    Linux

    Linuxでは、デフォルトのHoudiniインストールパスは/opt/hfsX.Y.ZZZです。

  • hythonmantraなどのライセンスを必要とする実行ファイルをクライアント側で実行できるように、各クライアントで正しくHoudiniライセンスが掴めるようにセットアップする必要があります。

HQueueのインストール方法

ファームをテストする方法

HQueueファームが正しく設定されているかテストするために、単純なHoudiniレンダージョブを投入することができます。

以下にその方法を載せます:

  1. Houdiniを起動します。

  2. 単純なシーンを作成します。レンダリングするには、最低でも何かしらのジオメトリ、ライト、カメラ、Mantra ROPを配置します。

  3. /outノードネットワークに進んで、HQueue Render ROPを配置します。

  4. パラメータエディタで、Output DriverパラメータにMantra ROPを設定します。

  5. HQueue ServerパラメータにHQueueファーム(例えば、http://serverMachine:5000)を指定します。

    Note

    serverMachineにDNSが設定されていない場合は、代わりにそのURLにそのサーバーマシンのIPアドレスを入力しても構いません。 例えば、http://X.X.X.X:5000です。

  6. 次に、 Target HFS パラメータに、クライアントマシン上にインストールされているHoudiniの場所を設定します。

    Mac

    MacOSでは、 Target HFS を以下のように設定します:

    /Applications/Houdini/HoudiniX.Y.ZZZ/Frameworks/Houdini.framework/Versions/Current/Resources
    

    Windows

    Windowsでは、 Target HFS を以下のように設定します:

    C:/Program Files/Side Effects Software/Houdini X.Y.ZZZ
    

    Linux

    Linuxでは、 Target HFS を以下のように設定します:

    /opt/hfsX.Y.ZZZ
    
  7. ネットワークフォルダ内のどこかに.hipファイルを保存します。

    Mac

    MacOSでは、そのネットワークフォルダはHQueue Server設定ファイル内のhqserver.sharedNetwork.mount.macosxキーに定義されています。 例えば、.hipファイルを/Volumes/myShare/test.hipに保存します。

    Windows

    Windowsでは、そのネットワークフォルダはHQueue Server設定ファイル内のhqserver.sharedNetwork.mount.windowsキーに定義されています。 例えば、.hipファイルをX:/test.hipに保存します。

    Linux

    Linuxでは、そのネットワークフォルダはHQueue Server設定ファイル内のhqserver.sharedNetwork.mount.linuxキーに定義されています。 例えば、.hipファイルを/mnt/myShare/test.hipに保存します。

  8. パラメータエディタの上部にある Submit Job をクリックします。

    • 新しいジョブがHQueueウェブインターフェースに出現します。

    • そのジョブのID上をクリックすることで、そのジョブの中に入って詳細を確認することができます。

トラブルシューティング

ジョブが失敗した時、HQueueウェブインターフェース内でそのジョブのIDをクリックすることで、その原因を調べることができます。 これによって、そのジョブの中に入って、その詳細を確認することができます。 ジョブの子ジョブが失敗したら、その子ジョブのIDをクリックすることで、さらにその中に入ることができます。 最終的には、そのジョブの出力が入ったOutput Logフィールドを確認することになります。 この出力には、ジョブが失敗した原因を示したエラーメッセージが入っています。

よくあるジョブの失敗エラーと解決方法に関しては、トラブルシューティングのFAQsを参照してください。

オプション: hquserアカウント

オプションで、クライアントマシン上でHQueueを実行するhquserユーザとhqgroupユーザグループをセットアップすることができます。 慣例では、そのユーザIDとそのグループのIDはどちらも601で、そのユーザのパスワードはhqpassですが、それらを変更しても構いません。

Linux

Linuxディストリビューションによっては、ユーザアカウントを作成するためのユーザインターフェースが用意されていますが、用意されていなければ、adduserコマンドを使用します。

Mac

システム環境設定の ユーザとグループ パネルで、ユーザとグループを作成することができます。

クライアント間でユーザアカウントを統一するメリットは以下のとおりです:

  • 特定のクライアントにログインする必要がある時に、別のクライアントマシンの別のユーザアカウントを気にする必要がありません。

  • クライアントソフトウェアで作成されたどのファイルも所有者が1人のユーザに統一されます。

ユーザとグループを作成したら、HQueueサーバー/クライアントをhquserとして起動してください。

HQueue

はじめよう

  • HQueueについて

    HQueueは多目的なジョブ管理システムです。このシステムを利用することで、レンダリング、シミュレーション、他の処理をリモートクライアント上に分散させることができます。

  • インストール

    基本的なHQueueファームのセットアップ方法。

  • 設定

    HQueueサーバーとクライアントのオプションを設定する方法。

  • ジョブを投入する方法

    ファーム上にワークを配置する方法。

ファームの管理

  • クライアントの管理

    ウェブインターフェースまたはローカルログインを使って、クライアントマシンを追加/削除/再起動/管理する方法。

  • ジョブの管理

    ファーム上のジョブを閲覧/管理する方法。

  • クライアントグループの管理

    ウェブインターフェースまたはローカルログインを使って、クライアントマシンのグループを作成/管理する方法。

  • ノート

    各クライアントとジョブには、情報を記載したノートを添付することができます。

  • リソース

    各クライアントで利用可能なリソース(例えば、ライセンス)を指定することができるので、そのジョブを実行可能なクライアントに対してそのジョブのスケジュールを組むことができます。

  • ネットワークフォルダ

    Network Folder管理ページの使い方。

次のステップ

  • ログ

    HQueueサーバーはエラーとスケジュールイベントのログを別々に記録し、各クライアントもログを生成します。

  • アンインストールする方法

    HQueueサーバーまたはクライアントのソフトウェアをアンインストールする方法。

  • FAQs

    よくある質問の回答。

導師レベル

  • Remote API

    ネットワーク上のHQueueサーバーに接続して関数をコールすることで、ジョブや他の情報を制御したり照会することができます。

  • ジョブの仕様の詳細

    独自のジョブを投入したいユーザ向けに、ジョブの内部仕様に関する詳細を載せています。

  • MySQLに切り替える方法(Linuxのみ)

    LinuxではSQLiteの代わりにオプションでMySQLを使用するようにHQueueを設定することができます。