Houdini 17.0 ネットワークとパラメータ

ネットワーク内のノード検索

Findダイアログを使って、色々な条件でノードを検索する方法。

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Findダイアログを開く

ネットワークエディタで、 Edit ▸ Find を選択するか、⌃ Ctrl + Fまたは/を押します。

  • ダイアログの上部にあるテキストボックスで、検索したい名前または名前パターンをタイプします。

  • 大文字小文字を区別したくないのであれば、 Ignore case を有効にします。

  • タイプすると、ダイアログの下部にあるテーブルに、合致したノードが表示されます。

  • Enterを押せば、合致したノードすべてが選択されます。また、矢印キーやマウスでそのテーブル内のノードをダブルクリックすれば、そのノードが選択されます。

検索結果を辿る

Findダイアログの下部にあるテーブルに検索結果が表示されれば、 NextPrevious のボタンを使用することで、その結果内のそれぞれのノードを選択することができます。

Findダイアログを閉じても、以下の操作で検索結果をまだ辿ることができます:

  • ネットワークエディタメニューの Edit ▸ Next matching nodeEdit ▸ Previous matching node

  • <>

  • ⌃ Ctrl + G⌃ Ctrl + ⇧ Shift + G

検索条件を追加する

Findダイアログで、 Add Filter をクリックして、追加したいフィルタータイプを選択します。さらに検索条件を追加する場合は、続けて Add Filter をクリックします。

  • すべての 項目に合致または 一部 に合致のどちらなのかを選択します。

  • 検索条件を削除するには、その行の右側にある削除ボタンをクリックします。

フィルター

Tip

すべて のフィルターに合致したノードを表示するには、 All をクリックします。 どれか のフィルターに合致したノードを表示するには、 Any をクリックします。

Name

名前でノードを検索します。

例えば、"Name matches pattern left_*"のようにフィルターをセットアップすることができます。

Parameter

ノードのパラメータの値を 評価 してノードを検索します。検索したいパラメータの 内部名 を指定しなければなりません。 パラメータエディタのパラメータラベル上にマウスカーソルを置くと、そこに表示されるツールチップから、そのパラメータの内部名を調べることができます。

例えば、"Parameter tx >= 0"のようにフィルターをセットアップすることができます。

Raw Parameter

ノードのパラメータの値を 評価せずに、テキストのままの値 でノードを検索します。 これによって、例えば、エクスプレッションを評価した数値ではなくて、エクスプレッションそのもののテキストを検索することができます。

例えば、"Raw Parameter tx contains $F"のようにフィルターをセットアップすることができます。

Wrangle Snippets

VEXスニペットの内容を走査して、Wrangleノードを検索します。 このフィルターは、指定したテキストを含んだVEXスニペットに合致します(検索テキストにワイルドカードを使用することはできません)。

(これは、ノード名がWrangleで終わるノードに対して Node Type フィルターを追加、さらに、検索テキストを含んだsnippetというパラメータ名に対して Parameter フィルターを追加することと等価な便利なフィルターです。)

例えば、"Wrangle VEX contains @N +"のようにフィルターをセットアップすることができます。

Parameter State

特定の状態のパラメータを持ったノードを検索します。

例えば、"Parameter State has an expression"または"Parameter State off default"のようにフィルターをセットアップすることができます。

State

特定の状態のノードを検索します。

例えば、"State has Bypass flag"のようにフィルターをセットアップすることができます。

Type

特定のタイプのノードを検索します。

例えば、"Type is not Sop *wrangle"のようにフィルターをセットアップすることができます。

検索構文

ダイアログの上部にある検索フィールドには、特別な検索構文を使用することもできます。この構文によって、色々な検索条件と同等の条件をタイプすることができます。

  • そのまま単語を使用すると、名前の部分文字列検索になります。例えば、fooはfooを含んだ任意の名前に合致します。

    技術的には、ただ単に入力を受け取って、そこにアスタリスクを追加し、それをHoudiniのパターンマッチ関数に渡しているだけなので、ここではHoudiniのパターンマッチ構文を使用することができます。

  • ぴったりと名前を合致させるには、それを引用符で閉じます: "foo".

  • プラスとマイナスを使用すれば、フラグとノード状態によるマッチングができます。例えば、テンプレートフラグが有効で、警告とエラーがないノードすべてを検索するには、+template -warning -errorを使用します。フラグ/ノード状態は、接頭辞だけ、つまり+t -warnを受け取ることができます。

  • Rawパラメータ検索: tx=$F ty=2 tz=sin~=演算子は、file~=$FのようにHoudiniパターンマッチングを使用します。

    スペースを含んだ値を検索したい場合は、その値を引用符で閉じます。例えば、label~="The *"です。

  • 評価パラメータ検索: ty:0 tx:>5 tz:<=0~=演算子は、file:~=*foo*のようにHoudiniパターンマッチングを使用します。

  • ブーリアン検索には& ("and"), | ("or")を、グループ化には括弧を使用することができます。例:(ty:0 | ty:-5) | +warning NOT (rx:0 & ry:0)

  • アポストロフィーをノードタイプの頭に付けることで、ノードタイプによる検索ができます。例: 'objmerge

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