Houdini 18.0 レンダリング

フリップブックアニメーションの作成

ビューアの内容を画像としてレンダリングして、それらの画像をフルスピードで再生することができます。

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概要

複雑なシーンやシミュレーションを扱う時、ビューポートを24FPS(他のフレームレートでも)で再生するのが困難な場合があります。 しかし、ビューア内のスクリーンを表示するほうがアニメーションをレンダリングするよりも高速です。

フリップブック を"ミドルグラウンド"として使えば、ビューア内で再生した内容をアニメーションとして出力することができます。 これはフルフレームスピードでアニメーションをOpenGLで表示することができます。

フリップブックを開始すると、Houdiniはビューア内でアニメーションを再生して、フレーム毎にビューアの内容を画像としてキャプチャーします。 Houdiniがフレームのキャプチャーを終えると、Mplayでそれらの画像をフルスピードで再生することができます。 また、それらの画像をディスクにフリップブックとして保存して共有することができます。

How to

To...Do this

新しくフリップブックを作成する

  1. ビューアの左下にあるFlipbookツールアイコンをクリックします。

  2. "Flipbook with new settings"を選択します。

  3. ダイアログボックスのコントロールを設定します。

(現行セッションで以前にフリップブックをまだ作成していない場合は、アイコンをクリックするだけでダイアログボックスを開くことができます。)

前のフリップブックを再生成する

ビューアの左下にあるFlipbookツールアイコンをクリックします。

Render Flipbookコントロール

Tip

ウィンドウの上部で、Houdiniは、現在の設定で作成される画像を保持するのに必要な空き容量を表示します。

Outputタブ

Frame Range/Inc

レンダリングする開始フレーム、終了フレーム、増分フレーム値。 デフォルトでは、開始フレームと終了フレームは変数参照($RFSTART$RFEND)になっています。これらの変数は、Houdiniのタイムラインの現行値を取得します。 右側のメニューには、一般的なフレーム範囲のリストがあります。

Leave Playbar at Last Frame

再生フレームを、フリップブックを開始した時のフレームまで戻すのではなく、フリップブックを書き出した最後のフレームのままにします。

Flipbook to MPlay

有効にすると、インタラクティブに閲覧できるように、すべてのフレームがMPlayに書き出されます。

Output Files

フレームを画像ファイルに保存することができます。通常では、これはフレームがMPlayにのみ書き出されるように空っぽになっています( Flipbook to MPlay がデフォルトで有効になっています)。 ここにファイル名を指定すると、フレームがファイルにも書き出されます。 Flipbook to MPlay が無効の場合、フレームはディスクにのみ書き出されます。

Flipbook Session Label

Flipbook to MPlay が有効になっている時、フリップブックに別々のラベルを指定することで、同時に別々のフリップブックを開くことができます。 ラベルを使ってMPlayウィンドウを開いていれば、Houdiniは、新しいフレームをそのラベルに相当するウィンドウに送信します。

Visible Objects

このパターンに一致する名前のオブジェクのみがフリップブックで表示されます。これを使えば、フリップブックをいくつかのキャラクタ/オブジェクトのアニメーションに集中することができます。

Render

フリップブックへレンダリングするScene Viewの部分。

Current Viewport

現在選択されているビューポートをレンダリングします。

Current Beauty Pass

現在選択されているビューポートのビューティーパスをレンダリングします。ここには、背景、グリッド、ハンドル、デコレーションは含まれません。

All Viewports

すべてのビューポートを1枚の画像にレンダリングします。ここには、メッセージ、 Draw TimeGeometry Information などのビューア注釈が含まれます。

Object Types

フリップブックへ含めるオブジェクトタイプ。

Currently Visible

現在可視になっているすべてのオブジェクトタイプがレンダリングされます。

Geometry Objects

ジオメトリオブジェクトのみがレンダリングされます。ここには、ボーン、Muscle、Null、カメラ、ライト、ブレンドオブジェクトは含まれません。

Currently Visible except Geometry

ジオメトリ以外の現在可視になっているすべてのオブジェクトタイプがレンダリングされます。

All

すべてのオブジェクトタイプがレンダリングされます。

Append Frames to Current Flipbook

新しくフリップブックを作成するのではなくて、あなたが作成した最新のフリップブックの最後にフレームを追加します。これによって異なるアニメーションを結合したフリップブックを作成することができます。

Scoped Channel Key Frames Only

スコープしたキーが存在するフレームだけをレンダリングします。

Enable Block Editing

Flipbook to MPlay が有効な時、MPlayでブロッキングを有効にするために、キーフレーム情報付きでフリップブックを生成します。

Initialize Simulation OPs

オンにすると、シーン内のシミュレーションすべてがレンダリング前にリセットされます。

Flipbookタブ

Use Audio Panel Settings

Audio Panelの音声ファイルと音声オフセットを使用します。

Audio Filename

フリップブックで再生するサウンドファイル。

Audio Offset

入力したフレーム番号に対応するオーディオの時間(秒)を指定します。

Background Images

Outputip(つまり、MPlayにフリップブックをレンダリングしている)の時に追加する背景画像を指定します。

Gamma

Outputip(つまり、MPlayにフリップブックをレンダリングしている)の時のMPlayで使用するガンマ補正値を指定します。

LUT

Outputip(つまり、MPlayにフリップブックをレンダリングしている)の時のMPlayで使用するカラールックアップテーブル(LUT)を指定します。

Limit Frame Time

Progressive renderers in LOPs can take much longer to completely render than is needed for a flipbook. This optional time limit moves onto the next frame once it is hit, even if the progressive renderer is still rendering. This only applies to flipbooking LOP nodes.

Limit Frame Percent

Similar to Limit Frame Time, except the renderer progress is used as the limit. The renderer must report progress for this method to work. This only applies to flipbooking LOP nodes.

Effects

Antialias

エッジが滑らかになるように全体のシーンにアンチエイリアスを適用します。 デフォルトはHoudiniの現在の設定を使用します。

Motion Blur

このオプションをオンにすると、2Dモーションブラーがレンダリング時に実行されます。

Frames

Motion Blur がオンの時、モーションブラーを計算する時に使用するサブフレームの数。フレーム数が多いほど、結果が良くなりますが、時間がかかります。

メニューはサブフレームをサンプリングする時間を決めます。 任意のフレームFの場合、

Forward

FからF+1のブラー。

Previous

F-1からFのブラー。

Centered

F-1/2からF+1/2のブラー。

Shutter

Motion Blur がオンの時、カメラのシャッターが開いているフレーム時間を設定します。 シャッター時間が長いほど、モーションブラーが生成されます。 デフォルト("from camera")はHoudiniの現在のカメラの設定を使います。

例えば、値を0にするとブラーは生成されず、1にすると完全なフレームブラーになります。

Depth of Field

フリップブックで被写界深度をシミュレーションします。

デフォルト("from camera")はHoudiniの現在のカメラの設定を使います。

Quality

Depth of Field がオンの時、被写界深度をシミュレーションするためにフレーム毎に実行されるレンダーの数。 数が多いほど、フリップブックの品質が良くなりますが、処理が遅くなります。

Focus Length

Depth of Field がオンで Specify に設定されている時、カメラからオブジェクトの焦点に合うまでの距離。

Aperture

Depth of Field がオンで Specify に設定されている時、カメラが開いている時間。値が高いほど被写界深度のブラーが多く生成されます。

F stop

Depth of Field がオンで Specify に設定されている時、焦点距離から焦点が外れる速度。F-stopが大きいほど焦点の領域が広く(ブラーが少ない)、一方で、小さいほど焦点の領域が狭くなります(Focus Lengthの位置にあるオブジェクトのみが焦点が合います)。

Size

Zoom

フリップブックを作成する時にフレームのサイズを小さくします。これはフリップブックが使用するメモリ量を減らします。

Resolution

フリップブックのフレームの幅と高さ。デフォルトは現行ビューポートのサイズです。

Zoomed Resolution

Zoomオプションを適用した後のフリップブックのフレームの実サイズを表示します。

Crop Out View Mask Overlay

ビューポートのアスペクト比がカメラのアスペクト比と一致しない時、カメラのビュー外の領域はグレー表示になります。このオプションをオンにすると、カメラのビューのみがレンダリングされます。オフにすると、グレーになった領域もフリップブックにレンダリングされます。

See also

レンダリング

Mantraユーザガイド

基本

ライティング

次のステップ

導師レベル

他のレンダラー