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シーンビュー
表示品質
New
ビューポートのGGXおよびPBR。今後のリリースではさらに増える予定です。
New
ビューポートは、厚みのある開いたカーブに留め継ぎを表示するようになりました。
Changed
"Normal"ライティング品質では、環境ライトにアンビエントライティング係数が追加されました。
Fixed
ビューポートでのヘアーシェーディングが向上しました。 ヘアーシェーディングは、Furオブジェクトでは、デフォルトで有効になりました。 ヘアーの太さ, サブディビジョンカーブ, ヘアーの影が、ビューポートの高精度ディスプレイモードで適切に表示されます。
Fixed
High Qualityライティングモードは、ライト数を無制限にサポートしました。
Fixed
Normal Qualityライティングでは、環境マップを使用して、環境ライトからのライティングが表示されます。 これは、現在1個のライトに限定されています。 Roughness パラメータは、その環境マップのブラーの度合いを制御します。
Fixed
ビューポートでのデフォルトのPhong/Lambertライティングモデルは、さらにエネルギーを保持するようになりました。 スペキュラーハイライトは、全体的によりかすかに見えます。
テクスチャ
New
ビューポートは、UDIMテクスチャを表示することができるようになりました。
オブジェクトの OGL Texture パラメータの文字列に%(UDIM)d
または%(UDIM)2d
がある場合、これは、UDIMテクスチャとして扱われます。
例えば、/path/to/texture1001.exr
の代わりに/path/to/texture/texture%(UDIM)d.exr
を使用することになります。
New
ビューポートは、Mari形式のタイルテクスチャも表示することができるようになりました。
%(U)d_%(V)d
または%(UVTILE)d
を使用することができます。
New
ディスプレイオプションの新しいオプションは、ジオメトリ/UVの境界をハイライトし、重なり合ったUVをハイライトします。
New
ビューポートは、ワールド空間の法線マップを表示できるようになりました。
タブメニュー
New
⇥ Tabメニューで、⌃ Ctrl + Enterを押すと、シェルフのツールを⌃ Ctrl-クリックするのと同じ方法で、ハイライトされたツールを呼び出すことができます。 例えば、Sphereツールで⌃ Ctrl + Enterを押すと、配置モードに入らずに、即座に球体が原点に作成されます。
ビジュアライザ
新しいビジュアライザ
New
Volumeビジュアライザは、カラーマップまたはベクトルを表示し、ボリュームのスライスに沿って値が表示されます。
New
Tagビジュアライザは、対象を指し示すラベルを表示します。 対象がビューの外側にある場合でも、ラベルが見えるように設定することができます。これは、ライト名の追跡に便利です。
ビジュアライザタブ
New
ビジュアライザがノードに付加されている場合、 Visualizers タブは、ビジュアライザの制御を含むノードのパラメータに表示されます。
迅速な可視化
New
ジオメトリノード、ダイナミクスノード、VOP出力にカーソルを重ねてXを押すと、可視化ノードを付加することができます。 ネットワーク上の他のところでXを押すと、可視化ノードが移動します。 これは、ネットワーク内を移動してジオメトリを検査する迅速な方法です。
新しいオプション
New
ランプのプリセットメニューをカラービジュアライザのインターフェースに追加しました。
New
マーカービジュアライザにオプションを追加しました:
-
ベクトル値、ベクトルの方向、2番目のアトリビュート(例えば
Cd
)によって、ベクトルやベクトル軌跡に色を付けます。これは、複数コンポーネント値の変換およびランプ上へのマッピングをサポートしています。 -
ベクトル値、ベクトルの方向、アトリビュートによって、ポイント軌跡に色を付けます。
-
正規化されたベクトルの長さ。
-
新しい Unit Length パラメータにより、フレーム毎のベクトルと秒単位ごとのベクトルを区別しやすくなりました。
-
軸の可視化スタイルでは、 Attribute フィールドに、スペースで区切った3つのベクトルアトリビュート名のリストを入力することができるようになりました。軸の3つの矢印は、3つのベクトルに整列します。他のスタイルでは、最初の名前以外はすべて無視されます。
改善点
Fixed
デフォルトのアトリビュートタイプは"Auto"になり、名前からアトリビュートタイプを推測します。 つまり、同じ名前を持つ2つの異なるタイプのアトリビュートがある場合のみ、名前を変更しなければなりません。
Fixed
優先度の高いビジュアライザは、それが可視化しているアトリビュートが存在しない場合、他のビジュアライザ(またはCd
)を上書きしないようになりました。
ネットワークとパラメータ
トランスフォームの一致
New
オブジェクトのパラメータエディタに、位置、回転、スケール、ピボットを ビューポートの他のオブジェクトからコピーするためのボタンが追加されました。
@構文
New
すべてのローカル変数の別の表現として@attribute
が追加されました。
例えば、$Y
の代わりに@P.y
を使用することができます。
@Cd.r
を使用して、赤のコンポーネントを取得したり、@name
を使用してnameアトリビュートの文字列を取得したりすることができます。
Changed
@Frame
は浮動小数点値になり、それに該当するVEXに一致するようになりました。
Fixed
@Frame
および@Time
は、ローカル変数がないノードで適切に機能するようになりました。
自動接続
New
⇥ Tabメニューでハイライトされたノード上で⇧ Shift + Enterを押すと、自動的にそのノードを配置し、それを以前に選択したノードに接続することができるようになりました。
コンテキストメニュー
Changed
ノードのコンテキストメニューは、サブメニューで再編成され、あまり使わないオプションを非表示にして、メニューがかなり小さくなりました。
$HFS/houdini/OPmenu.xml
をユーザープリファレンスフォルダにコピーして、それを編集し、コンテキストメニューをカスタマイズできるようになりました。
[メニュー設定のXMLフォーマット||/basics/config_menus]を参照してください。
デジタルアセット
ブラックボックス
New
自由に配布してライセンスなしで使用することができる"ブラックボックス"のアセットを作成することができるようになりましたが、検査や修正はできません。 アセットのインスタンスを選択して、 Assets ▸ Create Black-Boxed Asset を選びます。
接続時に表示
New
Disable When および Hide When 構文は、擬似関数であるninputs()
およびhasinput(n)
をサポートし、入力の接続の有無に応じて、非表示/無効化ができるようになりました。
.hda
Changed
Houdiniは、.otl
ではなく、.hda
の拡張子でアセットライブラリを保存するようになりました。古い拡張子のファイルは今でも認識し、読み込むことができます。
(HOUDINI_USE_OTL_AS_DEFAULT_HDA_EXT
環境変数を設定すると、古い.otl
の拡張子を復元します。これは、古い拡張子に依存したインフラを持つスタジオ向けの一時的な応急処置です。)
ユーザーデータ
Developer
hou.HDADefinition.setUserInfo()およびhou.HDADefinition.userInfo()メソッドを使用して、アセットの任意のテキストデータを保存および取得することができます。 この方法は、セクションを使用するより便利かもしれません。尚、ユーザー情報を追加すると、Houdiniの以前のバージョンではそのアセットが読めなくなります。
カスタマイズ
Pythonパネル
New
Pythonパネルは、hou.ui.createQtIcon()を使用して、HoudiniのアイコンにQIcon
としてアクセスすることができます。
New
Pythonパネルは、Houdiniからそのパネルへのドラッグ&ドロップをサポートしました。
Changed
利用可能なパネルタイプのメニューは、Pythonパネルに含まれました。
新しいパラメータタイプ
New
このHoudiniのバージョンは、バイナリデータをノードに保存するために使用することができる"data"パラメータタイプのサポートを最初から導入しました。 例えば、Curve Groom SOPはこれを使用して、ストロークデータを保存します。
メニューのカスタマイズ
Changed
メニューのカスタム化のXMLフォーマットの改善:
-
マルチラインのコンテキストエクスプレッションをサポートしました。
-
<menu>
および<subMenu>
の要素に、allowRedundantSeparators
アトリビュートが追加されました。これが"true"
の場合、Houdiniは、余分なセパレータ項目をメニューから自動的に削除しません。 -
動的メニューストリップ要素を
<menu>
要素の子として追加することができるようになりました。 -
<labelExpression>
要素を<label>
の場所で使用して、Pythonエクスプレッションからラベルを動的に生成できるようになりました。 -
パラメータコンテキストメニュー設定(
PARMmenu.xml
)は、<context>
要素内の<expression>
要素をサポートしました。これにより、Pythonエクスプレッションを使用して、ユーザーが右クリックしたパラメータタイプに基づいて、メニュー項目を表示または非表示にすることができます。
詳細は、メニューのカスタマイズを参照してください。
HDK
Developer
HDKプラグインは、ビューポートでマウスのフックを登録できるようになりました。
その他の変更と改善
ツリービュー
Fixed
ツリービューで、(同じネットワーク内の)複数の項目を選択できるようになりました。
ハンドル
Changed
デフォルトで、ビューに対してまっすぐな回転リングハンドルは描かれなくなりました。 Handlesのプリファレンスで Hide Rotate Handle Rings Parallel to the View Direction をオフにすると、これを無効にすることができます。
グループリスト
Fixed
グループマスクフィールドで、(@area>0.1
のような)数値範囲とアトリビュートのエクスプレッションを使用できるようになりました。
廃止予定
Changed
Houdiniは、廃止予定のノード(今後のバージョンでHoudiniから削除予定のノード)を含んだシーンファイルを読み込むと、警告を表示するようになりました。 "Save and Load"プリファレンスで、これを無効にすることができます。
エクスプレッションのリテラル
New
Houdiniのエクスプレッションで、rand(1_000_000)
のように、_
を数字の区切り文字として使用できるようになり、長い数字が読みやすくなりました。
バージョン番号
New
バージョン番号は、アプリケーションアイコンの部分に入りました。
New
新しい環境変数の$HOUDINI_VERSION
には、フルバージョン番号が含まれています(例えば、15.0.123
)。
Changed
ビューポートは、Environment以外のライトタイプに対して、環境マップを背景画像として表示しなくなりました。
その他
New
hgpuinfo
ユーティリティは、現行のマシンでのOpenGLおよびOpenCLのサポートに関する情報をプリントします。
終了コードを使用して、機能のサポートをテストすることもできます。
Changed
パックプリミティブをポイントモードでキャッシュしようとすると、Cache SOPが警告を出します。
Changed
ステレオフレームバッファのサポートおよびクワッドバッファステレオモードに対するチェックを再有効化しました。
Changed
Houdiniは、stdswitcher
から始まるパラメータはフォルダーを自動的に生成するパラメータであると推定するようになったため、
アセットに対する変更のように、これらの削除や変更に関しては考慮しません。
Fixed
ビューポートのDistantライトは、減衰を適切に無視するようになりました。
Fixed
ジオメトリレベルでアニメーションされたインスタンスジオメトリは、ビューポートで適切に更新されるようになりました。
Fixed
適応サブディビジョンサーフェスは、"wireframe ghost"および"hidden line invisible"ディスプレイモードで、正確に見えるようになりました。
Fixed
ビューポートでのドラッグは、離れたハンドルと機能するようになりました。
Fixed
ビジュアライザの Attribute Class オプションは、デフォルトで"Auto"に設定され、名前に基づいてアトリビュートのタイプを見つけ出すため、 同じ名前を持つ2つの異なるタイプ(例えば、ポイントとプリミティブ)のアトリビュートがない限り、名前を変更する必要はありません。
Fixed
HUDスライダは、UVビューポートで機能するようになりました。
Fixed
ビューポートは、ユーザーがグループパラメータで再選択ボタンを使用した後、前の状態に戻るようになりました。
Fixed
ビューポートでモデリングツールを使用する場合、複数の選択(例えば、ツールに"source"プリミティブ一式と"destination"プリミティブ一式が必要な場合)の表示を修正しました。
Fixed
ビューポートの右側にある"Lock camera/light to view"ボタンは、カメラにすべてリンクしたビューポートに影響するようになりました。
Fixed
Point Trailsは、パックフラグメントに作用するようになりました。
Fixed
XYデルタのあるバンプマップの表示を修正しました。
Fixed
プラグインに関する情報をキャッシュ化することにより、起動時間を改善しました。
Fixed
Assets メニューは、読み出し専用のライブラリからアセットを表示するようになりました。
Fixed
詳細表示オプションのレベルは、.hip
ファイルに保存されるようになりました。