Faqs
一般的なFAQs
すべてのプラットフォーム
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HQueueを実行するにはライセンスは必要ですか?
いいえ。HQueue自体はライセンス不要です。
しかし、HQueueのレンダリング、シミュレーションのジョブはそれぞれMantra、Houdiniを起動するので、それらのアプリケーションを実行できるようにするには、クライアントマシンがそれに適切なライセンスにアクセスできる必要があります。
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システム要件は何ですか?
HQueueサーバーは、MacOS, Windows, Linuxで動作することができます。 サーバーマシンは最低でも2個のCPUと4GBのRAMが必要です。 さらに、クライアントマシンや他の利用者からのネットワークトラフィックを制御するのに十分なネットワークカードが必要です。
HQueueクライアントはHoudiniと同じシステム要件です。 Houdiniのシステム要件を参照してください。
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HQueueはどのポートを使用しますか?
HQueueサーバーはポート5000の入力接続をリッスンします。
HQueueクライアントはポート5001の入力接続をリッスンします。
これらのポートは、サーバーとクライアントがお互いに通信できるように、どのローカルファイアウォールでも開かれていなければなりません。
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HQueueサーバーをクライアントとしてファームに追加することは可能ですか?
はい。HQueueサーバーマシンをクライアントマシンとしてファームに追加することが可能です。
これは、10台未満のクライアントマシンで構成される小規模ファームで推奨されています。
大規模ファームでは、ジョブの処理だけでもHQueueサーバーからハードウェアリソース(つまり、CPUとメモリ)が奪われてしまうので、専用サーバーマシンが推奨されています。
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HQueueサーバーに共有フォルダを登録する方法は?
インストールガイドの説明を参照してください。
ファームがMacOS,Windows,Linuxマシンの混在に対応させる必要があれば、HQueueサーバーのコンフィグファイル内の
hqserver.sharedNetwork.*
キーに異なるグループを設定する必要があります。 設定するキーの詳細は、上記に載せているOS別の"ファームのセットアップ"のリンクを参照してください。 -
HQueueにレンダリングやシミュレーションのジョブを投入する方法は?
ジョブを投入する方法を参照してください。
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$HQROOTって何ですか?
$HQROOT
は、ジョブの実行環境で存在する変数です。 この変数は、HQueueに登録されているネットワークフォルダを表現したフォルダパスにマッピングされます。 この値は、そのジョブを実行しているクライアントマシンのOSに依存します。Mac
$HQROOT
は、HQueue Serverコンフィグファイル内のhqserver.sharedNetwork.mount.macosx
キーに記録されている値に変換されます。例えば、そのコンフィグファイルに以下の行が含まれていた場合:
hqserver.sharedNetwork.mount.macosx = /Volumes/myShare
$HQROOT
は、MacOSマシン上で/Volumes/myShare
に変換されます。Windows
$HQROOT
は、HQueue Serverコンフィグファイル内のhqserver.sharedNetwork.host
とhqserver.sharedNetwork.path.windows
のキーに記録されている値に変換されます。例えば、そのコンフィグファイルに以下の行が含まれていた場合:
hqserver.sharedNetwork.host = myServer hqserver.sharedNetwork.path.windows = myShare
$HQROOT
は、Windowsマシン上で\\myServer\myShare
に変換されます。Linux
$HQROOT
は、HQueue Serverコンフィグファイル内のhqserver.sharedNetwork.mount.linux
キーに記録されている値に変換されます。例えば、そのコンフィグファイルに以下の行が含まれていた場合:
hqserver.sharedNetwork.mount.linux = /mnt/myShare
$HQROOT
は、Linuxマシン上で/mnt/myShare
に変換されます。$HQROOT
は、HQueue Render ROPやHQueue Simulation ROPのファイルまたはディレクトリのパスパラメータで使用することができます。 例えば、Target HFS
パラメータに$HQROOT
を使用することで、ネットワークフォルダにインストールされているHoudiniのコピーを指定することができます。 -
$HQCLIENTARCHって何ですか?
$HQCLIENTARCH
は、ジョブの実行環境で存在する変数です。 この変数は、ジョブを実行しているクライアントマシンのプラットフォームを表現した文字列にマッピングされます。Mac
$HQCLIENTARCH
は、MacOSマシン上でmacosx-x86_64
に変換されます。Windows
$HQCLIENTARCH
は、Windowsマシン上でwindows-x86_64
に変換されます。Linux
$HQCLIENTARCH
は、Linuxマシン上でlinux-x86_64
に変換されます。$HQCLIENTARCH
は、HQueue Render ROPやHQueue Simulation ROPのTarget HFS
パラメータで使用されています。 これによって、プラットフォームに依存することなくHoudiniのインストールパスを指定することができます。 そのため、MacOS, Windows, Linuxクライアントマシンが混在するファームで役に立ちます。
MacOS
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HQueue Serverを再起動する方法は?
設定のページの再起動の方法を参照してください。
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クライアントマシン上のHQueue Clientを再起動する方法は?
設定のページの再起動の方法を参照してください。
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ファームにMacOSクライアントマシンを追加する方法は?
インストールガイドのMacOSでファームをセットアップする方法の説明にある クライアントマシンを追加します の手順を参照してください。
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ネットワークフォルダの場所にHoudiniのコピーをインストールする方法は?
ネットワークフォルダの場所にHoudiniをインストールする:
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まず最初にクライアントのローカルにHoudiniをダウンロードしてインストールします。
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インストールした後、Terminal appを開いて、以下のようにタイプします:
# Houdini distroをネットワークフォルダにコピーします。 # 注: ここでは、そのネットワークフォルダが/Volumes/myShareにマウントされていて、 # Houdiniが通常の"houdini_distros"フォルダにインストールされていると仮定します。 cp -a /Applications/Houdini/HoudiniX.Y.ZZZ /Volumes/myShare/houdini_distros/. # Houdini distroにバージョンなしのシンボリックリンクを作成します。 # 注: HQueueのレンダリングとシミュレーションのジョブは、デフォルトでは # "$HQROOT/houdini_distros/hfs.$HQCLIENTARCH"にあるHoudiniを探します。 # $HQROOTはネットワークフォルダマウントポイントにマッピングされ、$HQCLIENTARCHはMacOSマシンの"macosx-x86_64"にマッピングされます。 cd /Volumes/myShare/houdini_distros rm -f hfs.macosx-x86_64 ln -sf HoudiniX.Y.ZZZ/Frameworks/Houdini.framework/Versions/Current/Resources hfs.macosx-x86_64
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別のユーザアカウントで実行されるようにHQueue Clientを修正する方法は?
HQueue Clientのユーザアカウントを変更する:
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テキストエディタで
/Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist
を開きます。 -
以下の行を見つけて:
<string>hquser</string>
以下のように置換します:
<string>MyUser</string>
MyUser
は、目的のユーザアカウントのユーザ名です。-
その変更をファイルに保存します。
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そして、ターミナルで以下のコマンドを実行します:
# HQueue Clientサービスを停止します。 sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist # HQueue Clientファイルの所有者をMyUserに変更します。 sudo chown -R MyUser /Library/HQClient sudo chown -R MyUser /Library/Logs/HQClient # HQueue Clientサービスを再起動します。 sudo launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist
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HQueue Clientをアンインストールする方法は?
クライアントをアンインストールする方法を参照してください。
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HQueue Serverをアンインストールする方法は?
サーバーをアンインストールする方法を参照してください。
Windows
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HQueue Serverを再起動する方法は?
設定のページの再起動の方法を参照してください。
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クライアントマシン上のHQueue Clientを再起動する方法は?
設定のページの再起動の方法を参照してください。
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ファームにWindowsクライアントマシンを追加する方法は?
インストールガイドのWindowsでファームをセットアップする方法の説明にある クライアントマシンを追加します の手順を参照してください。
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ネットワークフォルダの場所にHoudiniのコピーをインストールする方法は?
ネットワークフォルダの場所にHoudiniをインストールする:
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Houdiniインストーラをダウンロードします。
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Windowsコマンドプロンプトを開いて、以下のようにタイプします:
# Houdiniインストーラをサイレントモードで実行して、ネットワークフォルダにHoudiniのコピーをインストールします。 # 注: ここでは、そのネットワークフォルダがH:にマッピングされていて、 # Houdiniが通常の"houdini_distros"フォルダにインストールされていると仮定します。 # # 注: HQueueのレンダリングとシミュレーションのジョブは、デフォルトでは # "$HQROOT/houdini_distros/hfs.$HQCLIENTARCH"にあるHoudiniを探します。 # $HQROOTはネットワークフォルダにマッピングされ、$HQCLIENTARCHはWindowsマシンの"windows-x86_64"にマッピングされます。 start /WAIT houdini-X.Y.ZZZ-win64-vc141.exe /S /MainApp=Yes \ /InstallDir=H:\houdini_distros\hfs.windows-x86_64 \ /ApprenticeLicensing=No /DesktopIcon=No /FileAssociations=No \ /HoudiniServer=No /HQueueServer=No /HQueueClient=No \ /IndustryFileAssociations=No /LicenseServer=No /Registry=No \ /StartMenu=No
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別のユーザアカウントで実行されるようにHQueue Clientを修正する方法は?
HQueue Clientのユーザアカウントを変更するには、
HQueueClient
サービスのログオンアカウントを変更する必要があります。以下の手順でそれを行ないます:
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Windowsサービスウィンドウを開きます。 例えば、 コントールパネル → 管理ツール → サービス 。
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サービスリストから
HQueueClient
サービスを探します。そのサービスを右クリックして、プロパティを選択します。 -
そのプロパティダイアログで、
ログオン
タブをクリックして、"アカウント:"ラジオボタンをクリックします。そのユーザアカウントとパスワードを、あなたのWindowsアカウントとパスワードに変更します。OK
をクリックして変更を保存し、ダイアログを閉じます。 -
再度HQueue Clientサービスを右クリックして、
再起動
を選択してサービスを再起動します。
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HQueue Clientをアンインストールする方法は?
クライアントをアンインストールする方法を参照してください。
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HQueue Serverをアンインストールする方法は?
サーバーをアンインストールする方法を参照してください。
Linux
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HQueue Serverを再起動する方法は?
設定のページの再起動の方法を参照してください。
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クライアントマシン上のHQueue Clientを再起動する方法は?
設定のページの再起動の方法を参照してください。
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ファームにLinuxクライアントマシンを追加する方法は?
インストールガイドのLinuxでファームをセットアップする方法の説明にある クライアントマシンを追加します の手順を参照してください。
別の方法として、HQueueウェブインターフェースからLinuxクライアントマシンを追加することができます。
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ネットワークフォルダの場所にHoudiniのコピーをインストールする方法は?
ネットワークフォルダの場所にHoudiniをインストールする:
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まず最初にHoudiniインストーラをダウンロードします。
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インストールした後、ターミナルを開いて、以下のようにタイプします:
tar zxf houdini-X.Y.ZZZ-linux_x86_64_gcc6.3.tar.gz cd houdini-X.Y.ZZZ-linux_x86_64_gcc6.3 # Houdiniインストーラをサイレントモードで実行して、ネットワークフォルダにHoudiniのコピーをインストールします。 # 注: ここでは、そのネットワークフォルダが/mnt/myShareにマッピングされていて、 # Houdiniが通常の"houdini_distros"フォルダにインストールされていると仮定します。 ./houdini.install \ --no-menus \ --no-license \ --no-install-bin-symlink \ --no-install-hfs-symlink \ --make-dir /mnt/myShare/houdini_distros/hfsX.Y.ZZZ-linux-x86_64 # Houdini distroにバージョンなしのシンボリックリンクを作成します。 # 注: HQueueのレンダリングとシミュレーションのジョブは、デフォルトでは # "$HQROOT/houdini_distros/hfs.$HQCLIENTARCH"にあるHoudiniを探します。 # $HQROOTはネットワークフォルダにマッピングされ、$HQCLIENTARCHはLinuxマシンの"linux-x86_64"にマッピングされます。 cd /mnt/myShare/houdini_distros ln -sf hfsX.Y.ZZZ-linux-x86_64 hfs.linux-x86_64
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HQueue Clientをアンインストールする方法は?
クライアントをアンインストールする方法を参照してください。
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HQueue Serverをアンインストールする方法は?
サーバーをアンインストールする方法を参照してください。
トラブルシューティングFAQs
すべてのプラットフォーム
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ファームにX台のクライアントマシンを追加した後でHQueueが遅くなった。
膨大な台数のクライアントマシンを追加した後でHQueueが遅くなった場合は、サーバーマシンがファーム上でそれだけのネットワークトラフィックを制御できていない可能性が考えられます。 サーバーマシンに冗長でネットワークカード(NIC)を追加することで、ネットワーク帯域幅が広がり、HQueueの応答が良くなります。
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私のジョブが
abandoned(放棄)
状態になります。ジョブが
abandoned
としてマークされていて、ずっとabandoned
のままであれば、考えられる原因がいくつかあります:-
ジョブに割り当てられているHQueue Clientマシンが強制終了された。 この場合では、restart the そのHQueue Clientを再起動して、その
abandoned
されたジョブのスケジュールを組み直してください。 -
ジョブに割り当てられているHQueue ClientマシンがもはやHQueue Serverに接続できなくなっている。 この場合では、そのクライアントマシンからサーバーにネットワーク接続できるかどうかをチェックしてください。 クライアント上でウェブブラウザを開いて、HQueue ServerのURL
http://serverMachine:5000
にアクセスすることで、それを簡単にテストすることができます。 ネットワーク接続の問題が解決されたら、HQueue ClientがHQueue Serverに接続できるようになり、そのジョブがabandoned
状態から抜けます。
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私のジョブが
abandoned
状態からrunning
状態にジャンプしている。 -
ウェブインターフェースからクライアントマシンを再起動すると、"Invalid username or password"と出て失敗する。
Note
このFAQは、MacOSとLinuxのクライアントマシンにのみ当てはまります。 Windowsクライアントマシンをウェブインターフェースから再起動させることはできません。
リモートでクライアントマシンに接続してHQueue Clientを再起動させるには、HQueueに有効なユーザ名とパスワードが必要です。
"Invalid username or password"エラーを修復する:
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ウェブインターフェースのClientsページに進んで、そのクライアントマシン名をクリックすると、そのマシンの詳細が表示されます。
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次のページで、
Remote Login
セクション内にあるSet Username and Password
をクリックします。 -
Username
とPassword
のフィールドに、そのクライアントマシン上でHQueue Clientプロセスを実行するユーザアカウントのユーザ名とパスワードを設定します。 -
Save
をクリックして、登録したユーザ名とパスワードの設定を完了します。
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MacOS
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ウェブインターフェースからクライアントマシンを追加すると、"Connection Refused"と出て失敗する。
HQueue Clientをインストールできるようにするには、HQueueがリモートでクライアントマシンに接続できる必要があります。
クライアントマシンを追加した時に"Connection Refused"エラーで失敗した場合、以下の項目をチェックしてください:
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Admin. Username
とAdmin Password
のフィールド入力したユーザ名とパスワードが間違っている。 または、Username
とPassword
のフィールド(有効な場合)のユーザ名とパスワードが間違っている。 -
そのマシンでリモートログインが有効になっているかチェックしてください。 それを有効にするには、MacOSのシステム環境設定を開いて
共有
をクリックします。 そのサービスリスト内のリモートログイン
にチェックが付いていることを確認してください。 それでも"Connection Refused"エラーが起こる場合には、さらにリモートログイン
を選択して、アクセスを許可
をすべてのユーザ
に設定してください。
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私のジョブがネットワークフォルダのファイルにアクセスしようとした際に"Permission denied"エラーで失敗する。
"Permission denied"エラーは、汎用
hquser
ユーザアカウントで実行されたHQueue Clientプロセスがそのネットワークフォルダへのアクセス権限がないことを示しています。このエラーを修復するには、HQueue Clientプロセスを実行するユーザアカウントを、そのネットワークフォルダへのアクセス権限があるMacOSユーザアカウントに変更してください。 この操作は、ジョブが失敗したクライアントマシン上で行なってください。 詳細は、このFAQを参照してください。
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複数のHQueue Clientプロセスがクライアントマシン上で実行されている。
Note
ポート5001をリッスンしている1つのHQueue Clientプロセスのみがクライアントマシン上で動作することができます。
複数のHQueue Clientプロセスが動作している場合は、以下の操作を実行してください:
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HQueue Clientプロセスを停止します。
Terminal appを開いて、以下のコマンドをタイプします:
sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist
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余計なHQueue ClientプロセスをKillします。
ターミナルで、以下のコマンドをタイプして余計なHQueue Clientプロセスをリストします:
ps -ef | grep hqnode.py
Note
hqnode.py
Pythonスクリプトファイルによって、HQueue Clientプロセスを特定することができます。このコマンド出力は、それらのプロセスのIDを表示し、通常では2つ目の列にそのIDが表示されます。
以下のターミナルコマンドでそれらのIDを指定することで、それらのHQueue ClientプロセスをKillすることができます:
killall -9 <process_id1> <process_id2> ...
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HQueue Clientを再起動します。
Terminal appを開いて、以下のコマンドをタイプします:
sudo launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist
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Windows
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私のジョブがネットワークフォルダのファイルにアクセスしようとした際に"Access is denied"エラーで失敗する。
"Access is denied"エラーは、HQueue Clientプロセスがそのネットワークフォルダへのアクセス権限がないことを示しています。
このエラーを修復するには、HQueue Clientプロセスを実行するユーザアカウントを、そのネットワークフォルダへのアクセス権限があるWindowsユーザアカウントに変更してください。 この操作は、ジョブが失敗したクライアントマシン上で行なってください。 詳細は、このFAQを参照してください。
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私のジョブがネットワークフォルダの.hipファイルを読み込んだ時に"Cannot find file"エラーで失敗する。
"Cannot find file"エラーは、HQueue Clientプロセスがそのネットワークフォルダを見れないことを示しています。
このエラーを修復するには、HQueue Clientプロセスを実行するユーザアカウントを、そのネットワークフォルダへのアクセス権限があるWindowsユーザアカウントに変更してください。 この操作は、ジョブが失敗したクライアントマシン上で行なってください。 詳細は、このFAQを参照してください。
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私のジョブがネットワークアクセスストレージ(NAS)デバイスのファイルにアクセスできない。
通常では、WindowsのHQueue Clientプロセスは、ドライブレターマップの代わりに、 Universal Naming Convention (UNC) パスを使ってネットワークファイルにアクセスします。 例えば、HQueue Clientプロセスは
X:\test.hip
の代わりに\\myServer\myShare\test.hip
のようなファイルパスでアクセスします。 この問題は、HQueue Clientプロセスが元々ドライブレターマップにアクセスできないサービスとして実行されていることが原因で起こります。しかし、一部のNASデバイスでは、UNCパスを用意せず、ドライブレターによるアクセスのみを許可しているものがあります。 このような場合だと、HQueueジョブはそれらのデバイス上のネットワークファイルにアクセスすると失敗します。
このエラーを修復するには、HQueueがドライブレターマップを使用するように設定する必要があります:
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複数のHQueue Clientプロセスがクライアントマシン上で実行されている。
Note
ポート5001をリッスンしている1つのHQueue Clientプロセスのみがクライアントマシン上で動作することができます。
複数のHQueue Clientプロセスが動作している場合は、以下の操作を実行してください:
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HQueue Clientプロセスを停止します。
クライアントマシン上でWindowsサービスウィンドウを開きます( コントロールパネル → 管理ツール → サービス )。 サービスリスト内の
HQueueClient
サービスを右クリックして停止
を選択します。 -
余計なHQueue ClientプロセスをKillします。
Windowsタスクマネージャーを開きます。 プロセスリスト内で、該当するプロセスを右クリックして、すべての
python*.exe
プロセスをKillして、タスクの終了
を選択します。 -
HQueue Clientを再起動します。
Windowsサービスウィンドウで、
HQueueClient
サービスを右クリックして、開始
を選択します。
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Linux
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クライアントマシンをリブートした後に、そのマシンがファーム上で有効にならなくなった。
Linuxでは、HQueue Clientプロセスは、デーモンを登録せずにセットアップされます。 つまり、クライアントマシンをリブートさせても、HQueue Clientプロセスがそのマシンのブートシーケンス中に自動的に起動されるわけではありません。
リブートした後でHQueue Clientプロセスを手動で再起動する必要があります。 HQueue Clientを再起動させる方法に関しては、このFAQを参照してください。
別の方法として、HQueue Clientプロセスをデーモンに登録することで、リブートしても自動的に起動されるように設定することができます。
例えば、あなたのLinuxオペレーティングシステムがデーモンの初期化を管理する
initd
に対応していれば、以下のターミナルコマンドを実行することで、HQueue Clientプロセスを登録することができます:sudo ln -sf /home/hquser/hqclient/hqclientd /etc/init.d/hqclientd sudo update-rc.d hqclientd defaults
/home/hquser/hqclient
の部分は、HQueue Clientインストール場所に置換してください。 -
ウェブインターフェースからクライアントマシンを追加すると、"Connection Refused"と出て失敗する。
HQueue Clientをインストールできるようにするには、HQueueがリモートでクライアントマシンに接続できる必要があります。 HQueueはSSHを使ってリモート接続を実施します。
クライアントマシンを追加して"Connection Refused"エラーで失敗したら、以下の項目をチェックしてください:
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Admin. Username
とAdmin Password
のフィールド入力したユーザ名とパスワードが間違っている。 または、Username
とPassword
のフィールド(有効な場合)のユーザ名とパスワードが間違っている。 -
そのマシンへのSSH接続が可能かチェックしてください。テストするには、他のマシン上のターミナルから
ssh username@machine
を実行してみてください。Note
root
アカウントを使って接続を試みる場合には、リモートルートログインを有効にする必要があります。 Red HatやUbuntuなどの一部のオペレーティングシステムは、デフォルトではリモートルートログインが無効になっています。リモートルートログインを有効にする:
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クライアントマシン上の
/etc/ssh/sshd_config
をテキストエディタで開きます。 -
PermitRootLogin
で始まる行をコメントアウトします。 -
ファイルの最後に以下の行を追加します:
PermitRootLogin yes
-
変更をファイルに保存して、以下のターミナルコマンドを使ってSSHを再起動します:
sudo service ssh reload
Red Hatの場合:
sudo service sshd restart
-
-
クライアントマシンの背後でリモート接続を拒否するファイアーウォールが動いている。
-
指定したユーザアカウントがクライアントマシンへのリモートログインのアクセス許可がない。例えば、新しいバージョンのUbuntuでは、rootアカウントはデフォルトでマシンへのSSH接続が許可されていません。
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SSHパッケージがクライアントマシンにインストールされていない。
-
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ウェブインターフェースからクライアントを追加すると、"Could not execute install script. sudo: sorry, you must have a tty to run sudo"と出て失敗する。
HQueueは、HQueue Clientをインストールする際に、クライアントマシンにリモート接続して
sudo
コマンドを実行できる必要があります。このエラーは、クライアントマシンのLinuxオペレーティングシステムがリモート接続からの管理者レベルのコマンド実行を制限していることを示しています。
この制限を解除する:
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クライアントマシン上の
/etc/sudoers
をテキストエディタで開きます。 -
Default requiretty
の行を探して、それをコメントアウトします。 -
変更をファイルに保存します。
Note
HQueueにクライアントマシンを追加した後は、その制限を元に戻すことができます。
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複数のHQueue Clientプロセスがクライアントマシン上で実行されている。
Note
ポート5001をリッスンしている1つのHQueue Clientプロセスのみがクライアントマシン上で動作することができます。
複数のHQueue Clientプロセスが動作している場合は、以下の操作を実行してください:
-
HQueue Clientプロセスを停止します。
ターミナルを開いて、以下のコマンドをタイプします:
cd /home/hquser/hqclient ./scripts/hqclientd stop
/home/hquser/hqclient
の部分は、HQueue Clientインストール場所に置換してください。 -
余計なHQueue ClientプロセスをKillします。
ターミナルで、以下のコマンドをタイプして余計なHQueue Clientプロセスをリストします:
ps -ef | grep hqnode.py
Note
hqnode.py
Pythonスクリプトファイルによって、HQueue Clientプロセスを特定することができます。このコマンド出力は、それらのプロセスのIDを表示し、通常では2つ目の列にそのIDが表示されます。
以下のターミナルコマンドでそれらのIDを指定することで、それらのHQueue ClientプロセスをKillすることができます:
killall -9 <process_id1> <process_id2> ...
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HQueue Clientを再起動します。
ターミナルで、以下のコマンドをタイプします:
cd /home/hquser/hqclient ./scripts/hqclientd start
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