Houdini 20.5 シェルフツール

Heat Within Object shelf tool

パーティクルの通過時にオブジェクトを加熱源に変化させます。

概要

このツールは、オブジェクトを取得して、パーティクルの通過時にオブジェクトを加熱源に変化させます。 一般的に、Viscous Fluidシェルフにある別のツールを使用してセットアップしたシーンで流体を加熱したい場合に、このツールを使用します。 例えば、冷たいオブジェクトを高温のグリル上に置いて、それが溶けるようなシミュレーションを行ないます。 もう1つの使用例は、粘度のある流体をアーティスティックに制御する場合です。 例えば、時間が経過すると冷えて、動きを停止する溶岩流をシミュレーションしている場合、その流れに沿って高温オブジェクトを配置して、あまり冷えすぎないようにすることができます。

Heat Within Objectの使い方
  1. 加熱源になるオブジェクトを選択します。

  2. Viscous Fluidsタブの Heat Within Object ツールをクリックします。

  3. 加熱する流体オブジェクトを選択し、Enterを押します。

    特定のパラメータの情報については、FLIP ObjectおよびPOP Attribute from Volumeのヘルプページを参照してください。

Heat Within Object vs Cool Within Object

Heat Within ObjectCool Within Objectツールは、よく似ています。 主な違いとしては、Heat Within Objectツールは、高い Increase Rate があり、それは溶解オブジェクトが高温になるという意味で、 Cool Within Objectツールは、高い Decrease Rate があり、それはオブジェクトがすぐに冷えるという意味です。

Increase/Decrease Rate パラメータは、POP Attribute from Volumeノードにあり、Gas Temperature Updateノードの Temperature Diffusion パラメータに似た働きを行ないます。 これらは、加熱または冷却されたオブジェクトからの温度が粘度のある流体に対して影響を与える速さを制御します。

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シェルフの使い方

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