Houdini 19.5 シェルフツール

Sparse Billowy Smoke shelf tool

球状の土台から上昇する濃い雲のような煙を生成します。

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ビューポートでのPyroシミュレーション。カラー空間: ACES, ボクセルサイズ: 0.0025。
KarmaでレンダリングしたPyroシミュレーション。カラー空間: ACES, ボクセルサイズ: 0.0025。

概要

このシェルフツールは、メートルのスケールをベースに上昇する煙のSparse Pyroシミュレーションをセットアップします。 このセットアップを煙突の煙や冷却塔の蒸気などの状況をシミュレーションするための開始点として使用することができます。

Sparse Billowy Smokeを理解する

このシェルフツールは、3つのコンポーネントで構成されたノードネットワークを作成します。

  1. smoke_sourceは、シミュレーションに継続的に注入されるdensityソースとtemperatureソースのセットアップを管理します。このサブネットワーク内のノードチェーンの最初のノード(smoke_base)は、煙のベースの形状を定義します。煙のベースのルックを変更したいのであれば、このノードを他のジオメトリオブジェクトに切り替えると良いでしょう。

  2. smoke_simulationには、これらのソースを消費して流体シミュレーションを実行するDOPネットワークが含まれています。Sparse Pyro Solverのパラメータは、煙の出現形状に対して最も影響力があります。

    To...Do this

    煙が上昇を開始する速さを変更する

    Buoyancy Scale を変更します。この値を上げると、煙がもっと速く上昇し、下げるとその上昇が遅くなります。

    上昇する煙が減速する速さを設定する

    Cooling Rate を変更します。値が低いほど長く煙が熱く維持されるので、浮力による煙の上昇が続きます。

    煙が消失する速さを制御する

    Dissipation パラメータを変更します。 値が高いほど煙が速く消失し、小さいほど煙が長く滞留するようになります。

    煙が拡散する量を変更する

    Disturbance パラメータを調整します。 値が高いほど煙がもっと拡散し、低いほどもっと滑らかな見た目の結果になります。

  3. smoke_importサブネットワークは、シミュレーションの結果をSOPジオメトリに取り込みます。Pyro Post-Processノードは、煙に適したビューポートの視覚化を設定し、レンダリングに一致するマテリアルを作成します。

シェルフツール

シェルフの使い方

テクニカル