Houdini 19.5 Unity

環境とパス

環境ファイル

Unityプロジェクト内にunity_houdini.envという名前のファイルを使用することで、プラグインの環境をセットアップすることができます。 これを行なわなくても、プラグインはデフォルトで機能しますが、プロジェクトでAssets/フォルダ外のアセットを使用する場合、または、外部のサブアセットを含むアセットを使用する場合は、セットアップすることをお勧めします。

unity_houdini.env環境ファイルは、実のところ従来のhoudini.envファイルと同じですが、Unityプラグイン固有の機能をいくつかサポートしています。 また、プラグインには他のHoudiniプロジェクトと同じ.envファイルを使用することもできます。 1つの大きな違いは、.envファイルをUnityプロジェクトのAssets/フォルダ下に配置する必要があることです。 この要件があるのは、プラグインが.envファイルのパスを相対パスとして保存するためです。 絶対パスを保存すると、(例えば、MacOSのパスとWindowsのパスなどの)マルチプラットフォームのプロジェクトで問題が発生します。 プロジェクトがソースコントール下にある場合は、unity_houdini.envファイルは、プロジェクトの一部としてローカルバージョンを保持するよりもむしろ コミットしない (このファイルをソース管理から無視する)ことを推奨します。

Note

unity_houdini.envファイルのファイル名と相対パスは、 Plugin Settings ウィンドウから変更することができます。 このウィンドウは、その.envファイルで見つかったパスマッピングも表示します。

.envファイルは、Unity起動時に自動的にロードされます。 もう一度ロードするには、ファイルパスフィールドの隣にあるリロードボタンを押します。

環境マップパス

パスマッピングされたキーと値のペアを.envファイル内に設定することができます。 これにより、チーム環境や特にマルチプラットフォーム環境で、プロジェクトのAssets/フォルダ外のアセットを使用することができます。

パスキーは必ずHEU_ENVPATH_接頭辞で始まり、以下の形式で宣言されている必要があります:

HEU_ENVPATH_\<CUSTOM_KEY 1\>=\<フォルダのパス\>
HEU_ENVPATH_\<CUSTOM_KEY 2\>=\<フォルダのパス\>

例:

HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS=C:\\Dev\\Houdini\\CommonAssets
HEU_ENVPATH_PROJECT_AWESOME=C:\\Projects\\Awesome\\HDAs

プラグインがこれらのディレクトリからアセットをロードすると、アセットファイルのパスは次のように保存されます:

C:\\Dev\\Houdini\\CommonAssets\\basic_tree.hda                ->      $HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS/basic_tree.hda
C:\\Projects\\Awesome\\HDAs\\Environment\\awesome_tree.hda    ->      $HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS/Environment/awesome_tree.hda

以下のように、サブフォルダも処理されます。

MacOSでは、次のようなマッピングが考えられます:

HEU_ENVPATH_PROJECT_AWESOME=/Users/artist/work/Projects/Awesome/HDAs

保存されるアセットへのパスは次のようになります:

/Users/artist/work/Projects/Awesome/HDAs/Environment/awesome_tree.hda -> $HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS/Environment/awesome_tree.hda

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