Houdini 19.5 Unity

ビジュアルスクリプティング

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基本的なUnityビジュアルスクリプティングのサポートは、Unity 2021.1以降で利用可能です。 現在のところ、2つのUnitノードがあります。1つはHDAのインスタンス化用で、もう1つはHDAの変更用です。 これらのノードはエディタ専用で、手動でボタンをクリックすることでアクティブ化されます。 ランタイム中、Houdini Engineは正式にサポートされていないためです。

ビジュアルスクリプティングのサポートはUnity 2021.1でのみ利用可能ですが、以降も.unitypackageファイルに含まれる予定です。 以前のバージョンのUnityでコンパイラーエラーを作成したり、以前のバージョンのUnityでビルドを妨げることはありません。

この機能はベータ版です。改善してほしいところがある場合は、RFEを送信してください。

セットアップ

Unity Visual Scripting Graphにビジュアルスクリプティングノードを表示するには、最初にHoudiniEngineUnityとHoudiniEngineUnity.VisualScriptingアセンブリリファレンスをロードする必要があります。

ビジュアルスクリプティングのProject Settingsページは、 Edit ▸ Project Settings ▸ Visual Scripting にあります。

そこから、 Node Library ドロップダウンを展開し、HoudiniEngineUnityHoudiniEngineUnity.VisualScriptingアセンブリ定義を追加して、 Generate Units をクリックします。

さらに、カスタムのInspectorプロパティを使用するので、 Custom Inspector Properties ▸ Generate もクリックする必要があります。

必要なアセンブリをロードしたら、Unity Visual Scripting GraphでInstantiating HDAのインスタンス化とHDAノードの変更を利用できるようなります。

HDAのインスタンス化

新しいHDAアセットのインスタンス化を担うUnitは、Events/Editor/Houdini Engine/Houdini Engine Instantiate HDAにあります。 非同期でロードするかどうかに関係なく、HDAのパス(Assetsフォルダを基準とした相対パス)とインスタンス化の位置を指定する入力パラメータが含まれています。

アセット階層を変更することなく、.unitypackageを使用してプラグインをインポートした場合、デフォルトのHDAパスパラメータ Assets/Plugins/HoudiniEngineUnity/HDAs/EverGreen.otl は、EverGreenのサンプルHDAアセットをインスタンス化するはずです(つまり、パラメータを変更しなくてもうまくいくはずです)。

パラメータをセットアップした後は、 Instantiate HDA ボタンをクリックしてインスタンス化プロセスを開始します。

その後、HDAアセットが構築されるまで制御フローは停止します。asyncパラメータがfalseの場合は、それまでユーザ入力がブロックされます。 HDAアセットがクックを完了すると、実行フローが再開します。

このノードには3つの主な出力パラメータがあります。 クックが成功したかどうかを示すSuccess、HEU_HoudiniAssetRootへの参照である Output HDA Root 、そして通常オペレーションを実行するところであるHEU_HoudiniAssetへのヘルパーの Output HDA です。

これは、EverGreen HDAをインスタンス化し、葉を赤に設定するVisual Scripting Graphの例です。

Note

HDAに必須の入力がある場合、Success出力は無視した方がよい場合があります。無効な入力数のために、常にfalseとなるからです。

HDAの変更

既存のHDAを変更したい場合がよくあります。 現在のワークフローでは、HDA(HEU_HoudiniAssetRootコンポーネントを含む)をグラフのScene Variableとして持ちます。

次に、Scene Variables参照を使用して、Events/Editor/Houdini Engine/Houdini Engine Modify HDAノードにそれを取り付けます。 このノードは、Unity Editor内から実行フローをトリガーできる、ManualUnitクラスの単なるラッパーです。 HEU_HoudiniAssetタイプのOutput HDAパラメータを使用して、アセットを好きなように変更できます。

以下に、EverGreen HDAを受け取り、葉をランダムな色に変更するグラフの例を示します。

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