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サーバーの設定

HQueueサーバーは、サーバー上に配置してある/opt/hqueue/hqserver.iniコンフィグファイルを編集して設定します。

以下に編集可能な設定変数のリストを載せています。

Note

変数の値に%(here)sを使えば、hqserver.iniを含んだフォルダのパスを参照することができます。

設定変数

説明

debug

サーバーのログ(ログ)にデバッグ情報を出力する場合はtrueに設定します。

email_to

システムエラーや通告が発生した時にメッセージを受信する電子メールアドレス。smtp_serverも設定する必要があります。

error_email_from

システムエラーや通告が発生した時にメッセージを送信する電子メールアドレス。smtp_serverも設定する必要があります。

hqserver.activeTimeout

クライアントマシンが'反応なし'とみなす時間を分単位で指定します。

hqserver.expireJobsDays

終了したジョブをHQueueから永久に削除する時間を日単位で指定します。

hqserver.port

HQueueサーバーが開けるポート番号。この変数はportと同じ値でなければなりません。

hqserver.sharedNetwork.host

共有ネットワークドライブを提供するマシン。

hqserver.sharedNetwork.mount.linux

Linuxクライアントマシンの共有ネットワークドライブのマウントポイント。

hqserver.sharedNetwork.mount.macosx

Mac OS Xクライアントマシンの共有ネットワークドライブのマウントポイント。

hqserver.sharedNetwork.mount.windows

Windowsクライアントマシンの共有ネットワークドライブのマウントポイント。

hqserver.sharedNetwork.path

ホストマシンの共有ネットワークドライブのフォルダパス。

hqserver.upgradePriority

ビルトイン"Upgrade"ジョブの優先度設定。

job_logs_dir

ジョブのログを保存するフォルダ。

port

HQueueサーバーが開けるポート番号。この変数はhqserver.portと同じ値でなければなりません。

smtp_server

システムエラーや通告が発生した時にメッセージを送信するメールサーバー。

sqlalchemy.default.pool_size

接続プールで利用可能な最大データベース接続数。サーバーログで"QueuePool limit of size"エラーを見つけたら、この変数の値を大きくする必要があります。要するに、pool_sizeをファーム上のクライアントマシンの数とだいたい同じになるように設定してください。

sqlalchemy.default.max_overflow

sqlalchemy.default.pool_sizeで定義した値を超過した時に有効となる最大データベース接続数。この変数は必要な接続数が最大プールサイズを越えたピーク時にのみ効果があります。

サーバーの設定変更を反映させる

hqserver.iniを編集した後は、その変更を反映するためにHQueueサーバーを再起動しなければなりません。

Linuxのサーバーを再起動するには、以下のコマンドを実行します:

cd /opt/hqueue
./scripts/hqserverd restart

Mac OS Xのサーバーを再起動するには、以下のコマンドを実行します:

launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plist
launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plis

Windowsのサーバーを再起動するには、スタートメニュー->プログラム->管理ツール->サービスで、HQueueServerサービスを再起動します。

クライアントの設定

HQueueクライアントは、クライアントのインストールディレクトリに配置してあるhqnode.iniコンフィグファイルを編集して設定します。

以下に編集可能な設定変数のリストを載せています。

設定変数

説明

sharedNetwork.mount

クライアントの共有ネットワークドライブのマウントポイント。

server

クライアントの接続先となるHQueueサーバー。これを設定すると、portもそのサーバーのポートに設定しなければなりません。

port

HQueueサーバーがListenするポート番号。

name

クライアントの名前。これは、同じマシン上に複数のクライアントを実行する予定がある場合にのみ必要です。同じマシン上に複数のクライアントを実行したい場合、各クライアントを別々のインストールディレクトリから起動し、それぞれのクライアントのhqnode.iniファイルのnameを空っぽの名前ではなく固有の名前にしてください。

cpus

クライアントがジョブを実行する時に利用可能なCPUの数。

auto_upgrade

アップグレードが利用可能な場合に、クライアントを起動時に自動的にアップグレードさせるかどうかを制御します。これを0に設定すると自動アップグレードが無効になり、1(デフォルト)に設定すると自動アップグレードが有効になります。

クライアントの設定変更を反映させる

hqnode.iniを編集した後は、その変更を反映するためにHQueueクライアントを再起動しなければなりません。

Linuxのクライアントを再起動するには、以下のコマンドを実行します:

cd /home/hquser/hqclient
./hqclientd restart

/home/hquser/hqclientは、HQueueクライアントのインストール場所です。

Mac OS Xのクライアントを再起動するには、以下のコマンドを実行します:

launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist
launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist

Windowsのクライアントを再起動するには、スタートメニュー->プログラム->管理ツール->サービスで、HQueueClientサービスを再起動します。

HQueue