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HQueueクライアントとは、サーバーに割り当てられたジョブを実行するファーム上のマシンのことです。
HQueue Webインターフェースの CLIENTS ページでファーム上のクライアントを追加・管理します。
クライアントリストで表示される項目を以下で説明します:
項目 |
説明 |
---|---|
(名前なし) |
クライアントを選択するチェックボックスです。リストの下部にあるボタンを使って、選択したクライアントにそのアクションを適用します。 |
Status(ラベルなし) |
クライアントの状況: → クライアントが利用可能 → クライアントが利用不可 → 現在、クライアントがジョブを実行しています → クライアントがオフラインです |
Client |
マシン名とIPアドレス。マシン名をクリックすると、マシンのプロファイルが表示されます。クライアントがアップグレードを要求すると、" |
Last Heartbeat |
クライアントマシンが最後にHQueueサーバーと通信した時刻からの秒単位の経過時間。サーバーを起動してからクライアントがサーバーと通信していなければ、"No Response"と表示されます。 |
Platform |
マシンのオペレーティングシステムとアーキテクチャ。 |
CPUs |
クライアントマシンのプロセッサーの数とその周波数。 |
Memory |
クライアントマシンにインストールされているメモリ容量。 |
Load |
マシンのビジー度。Loadの最大値はCPUの数と同じです。例えば、4CPUのマシンのLoadの値が4.0ならば、すべてのCPUが100%使用されていることを意味します。 |
Idle Time |
マシンがプライマリユーザからのマウスやキーボードのイベントを受けた時刻からの分単位の経過時(Mac OSXとLinuxのみ)。Linuxマシンでは、HQueueクライアントデーモンを実行しているユーザアカウントにX11ディスプレイサーバーのアクセス権が与えられている場合にのみアイドル時間が報告されます。詳細は、クライアント有効ルールの'By Idle Time'のセクションを参照してください。 |
Enabled |
マシンがジョブの受け取りを許可されているかどうか。 |
Notes(ラベルなし) |
クライアントにノートが添付されているかどうか示します。 → ノートが存在します。アイコンにマウスカーソルを当てるとノートが表示されます。アイコンをクリックするとノートがフルスレッドで表示されます。 → ノートがありません。アイコンをクリックすればノートを添付することができます。 |
Availability |
サーバーがクライアントにジョブを割り当てる基準となるルールのリスト。クライアント有効ルールを参照してください。 |
クライアントの閲覧
クライアントリストからクライアントの名前をクリックすると、そのマシンのハードウェアスペックと構成を見ることができます。以下のように、一般情報はCLIENT DETAILSセクションにあります。
General グループボックスで表示されるフィールドを以下のテーブルで説明します:
フィールド |
説明 |
---|---|
Hostname |
クライアントのマシン名。 |
Status |
クライアントの状況。 |
Last Heartbeat |
クライアントマシンが最後にHQueueサーバーと通信した時刻からの秒単位の経過時間。サーバーを起動してからクライアントがサーバーと通信していなければ、"No Response"と表示されます。 |
Listen Port |
クライアントがサーバーとの通信で使用しているポート番号。 |
Load |
マシンのビジー度。Loadの最大値はCPUの数と同じです。例えば、4CPUのマシンのLoadの値が4.0ならば、すべてのCPUが100%使用されていることを意味します。 |
Groups |
クライアントがメンバーになっているグループ。 |
Install Location |
HQueueクライアントファイルのインストール場所。 |
|
このプロパティは、クライアントがアップグレードを要求した時に表示されます。その隣にある'Upgrade'ボタンをクリックすると、クライアントをアップグレードします。 |
Machine Specifications グループボックスで表示されるフィールドを以下のテーブルで説明します:
プロパティ名 |
説明 |
---|---|
IP Address |
マシンのIPアドレス。 |
Platform |
マシンのオペレーティングシステムとアーキテクチャ。 |
CPUs |
クライアントマシンのプロセッサーの数とその周波数。 |
Memory |
クライアントマシンにインストールされているメモリ容量。 |
Free Disk Space |
クライアントマシンの空きディスク容量。 |
Disk Capacity |
クライアントマシンの利用可能な総ディスク容量。 |
Remote Login グループボックスで表示されるフィールドを以下のテーブルで説明します:
プロパティ名 |
説明 |
---|---|
Username |
マシンにリモートログインするために使用するユーザ名。 CLIENTS ページのマシンを再起動した時にリモートログインが起きます。 |
Password |
マシンにリモートログインするために使用するパスワード。パスワードが設定されていれば、連続の*で表示され、パスワードが設定されていなければNOT SETと表示されます。 CLIENTS ページのマシンを再起動した時にリモートログインが起きます。 |
Set Username and Password |
このボタンをクリックすると、マシンにリモートログインするために使用するユーザ名とパスワードを変更することができます。 CLIENTS ページのマシンを再起動した時にリモートログインが起きます。 |
クライアント有効ルール
ジョブを受け取ることができるクライアントマシンは、ある一式のルールで決められます。そのルールは、曜日と時刻やマシンのアイドル時間(Linuxのみ)を基準にすることができます。それらのルールの内で、 少なくとも1つのルール が当てはまれば、クライアントを利用することができます。
'By Time'ルール
'By Time'ルールは、クライアントマシンがジョブを受け取ることができる曜日と時刻を指定します。レンダリング専用マシンでは、常時利用可能にしたいので'Anytime, Anyday'のルールで十分です。ワークステーションでは、通常ではマシンを就業時間外で利用可能にしたいので、いくつかのルールを設定する必要があります。
例えば、以下のルールでは、就業時間外(午前9時から午後5時までを就業時間と仮定)でマシンを利用可能に設定しています:
Rule # |
Anytime |
Day |
Start Time |
End Time |
---|---|---|---|---|
1 |
No |
Weekdays |
5:00pm |
9:00am |
2 |
Yes |
Weekends |
|
|
'By Idle Time'ルール
'By Idle Time'ルールは、クライアントマシンがジョブを受け取ることができる分単位の最短アイドル時間を指定します。プライマリユーザからのマウスやキーボードのイベントを受けていなければマシンがアイドル状態であると見なされます。'By Idle Time'ルールはワークステーションでは便利ですがレンダリング専用マシンには適しません。
注意: 'By Idle Time'ルールはMac OS XとLinuxマシンのみに適用されます。
Linuxマシンでは、HQueueクライアントデーモンを実行しているユーザアカウントにX11ディスプレイサーバーのアクセス権が与えられている必要があります。これはマシンにプライマリユーザとしてログインしてターミナルで以下のコマンドを実行することで設定することができます:
xhost +local:
クライアントの追加
Linuxクライアントの追加, Windowsクライアントの追加, Mac OSXクライアントの追加を参照してください。
クライアントの再起動
HQueue Webインターフェースからの再起動
CLIENTS ページに移動して、ターゲットのマシンのチェックボックスをチェックして、クライアントリストの下部にある'Restart'ボタンをクリックします。チェックボックスを複数チェックすれば、一度に複数のマシンを再起動することができます。
この機能は、セキュアシェル(SSH)を使ってターゲットのマシンにリモート接続します。再起動に失敗した場合は、クライアントにSSHがインストールされていて、SSHデーモンが実行されていることを確認してください。さらに、HQueueに正しいユーザ名とパスワードが登録されていることも確認してください。詳細は、クライアントの閲覧の'Remote Login'テーブルを参照してください。
注意: HQueue Webインターフェースからの再起動は、Windowsクライアントでは現在サポートされていません。
クライアントマシンのローカルからの再起動
Linuxクライアントの再起動, Mac OSXクライアントの再起動, Windowsクライアントの再起動を参照してください。
クライアントのアップグレード
CLIENTS ページに移動して、ターゲットのマシンのチェックボックスをチェックして、クライアントリストの下部にある'Upgrade'ボタンをクリックします。 チェックボックスを複数チェックすれば、一度に複数のマシンをアップグレードすることができます。
'Upgrade'をクリックすると、アップグレードジョブがターゲットのマシンに割り当てられ、そのアップグレードジョブが新しいクライアントコードをダウンロードしてインストールするように指示されます。
クライアントが古くなると、マシンのホスト名の隣に*NEEDS UPGRADE*
メッセージが表示されます。
クライアントの削除
Note
削除したクライアント上で実行されているジョブは結局は放棄されます。クライアントを削除する前に、必ずすべての実行中のジョブをキャンセルしてください。
HQueue Webインターフェースからの削除
CLIENTS ページに移動して、ターゲットのマシンのチェックボックスをチェックして、クライアントリストの下部にある'Remove'ボタンをクリックします。チェックボックスを複数チェックすれば、一度に複数のマシンを削除することができます。
この機能は、セキュアシェル(SSH)を使ってターゲットのマシンにリモート接続します。再起動に失敗した場合は、クライアントにSSHがインストールされていて、SSHデーモンが実行されていることを確認してください。さらに、HQueueに正しいユーザ名とパスワードが登録されていることも確認してください。詳細は、クライアントの閲覧の'Remote Login'テーブルを参照してください。
注意: HQueue Webインターフェースからの削除は、Windowsクライアントでは現在サポートされていません。