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一般的なジョブのサブミット
すべてのレンダリングとシミュレーションのジョブはHoudini内からサブミットすることができます。
/out に進み、そこにHQueue Render ROPまたはHQueue Simulation ROPを配置します。ROPノードが次の場所を指すように設定します:
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HQueueサーバー
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基本出力ドライバー(Mantra ROP, Geometry ROP)
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ファーム上のHoudiniの場所(Target HFS)
Renderボタンをクリックしてジョブをサブミットします。
HQueue ROPに関する詳細は、Houdiniのヘルプドキュメントを参照してください。
スライス化したシミュレーションジョブのサブミット
スライス化したシミュレーションジョブに関しては、Distributeシェルフツールを使用してHQueue Simulation ROPを作成・設定することを推奨します。そのシェルフツールは、Particle Fluids, Fluid Containers, Cloth, Wiresなどのダイナミックスシェルフにあります。
HQueue Simulation ROPの Slice Divisions パラメータを設定すると、シミュレーションがスライスに分割されます。スライスの数はシミュレーションを処理するのに必要なクライアントマシンの数を決めます。例えば、Slice Divisionsを2×2×2に設定すると、HQueueがシーンをシミュレーションするのに必要なクライアントマシンは合計8台になります。
Renderボタンをクリックしてジョブをサブミットします。
クラスタシミュレーションジョブのサブミット
HQueueファームにジョブをサブミットするためのクラスタシミュレーションのセットアップ方法が2通りあります。そのセットアップの方法は、クラスタシミュレーションネットワークの作られ方に依存しています。
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Smoke ClusterまたはPyro Clusterのようなシェルフツールのどれかを使ってクラスタシミュレーションを作成した場合…
…Particle Fluids, Fluid Containers, Cloth, WiresなどのようなダイナミックスシェルフのどれかからDistributeシェルフツールを使用してください。その設定の時に必ず分散メソッドとして"Clustering"を選択してください。設定が終われば、HQueue Simulation ROPのRenderボタンをクリックしてジョブをサブミットします。
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シェルフツールを使用しないで手動でクラスタシミュレーションを作成した場合…
…クラスタシミュレーションが分散できるように手動で準備する必要があります。
以下にその準備の手順を説明します。これはジオメトリネットワーク内に最低でもCluster Points SOPがあり、クラスタ化したジオメトリがシミュレーション用DOPにエクスポートされていることを前提にしています。
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ROP Output Driver SOPをクラスタシミュレーションネットワークの最後に追加します。特に、クラスタシミュレーションをSOPコンテキストにインポートするDop I/O SOPを含んだネットワークチェーンにROP Output Driverを接続するべきです。
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ROP Output DriverのOutput Fileパラメータの値に${CLUSTER}を含むように設定します。これは各クラスタシミュレーションを別々のファイルに書き出すのに必要です。同様に、その値に$Fも含めます。
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ROP Output Driverと同じコンテキストにFile Merge SOPを配置します。このノードは、クラスタジオメトリファイルをシーンに読み戻すために使用します。
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File Mergeノードで、Fileパラメータのチャンネル参照をGeometry ROPのOutput Fileパラメータに作成します。Merge Rangeパラメータの1番目の値を0に設定して、2番目の値のチャンネル参照をCluseter Points SOPのCluster SettingsタブのClustersパラメータに作成します。最後にMergeパラメータを'CLUSTER'に設定します。
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/out に進み、そこにHQueue Simulation ROPを配置します。Output Driverパラメータが前に配置したROP Output Driverを指すように設定します。次にPartitioning Typeパラメータを'Clusters'に設定します。最後に、Cluster NodeパラメータがCluster Points SOPを指すように設定します。
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いつものとおりに、HQueue Simulation ROPがHQueueサーバーとファーム上のHoudiniの場所を指すように設定します。
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Renderボタンをクリックしてクラスタシミュレーションジョブをサブミットします。
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Wedge ROPジョブのサブミット
以下にWedge ROPを含むジョブをサブミットする手順を説明します:
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/out に進み、そこにHQueue Simulation ROPを配置します。
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Output DriverパラメータがWedge ROPを指すように設定します。
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Partitioning TypeパラメータをWedgesに設定します。
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いつものとおりに、HQueue Simulation ROPがHQueueサーバーとファーム上のHoudiniの場所を指すように設定します。
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Wedge ROPで指したOutput DriverノードのOutput Fileパラメータの値に${WEDGENUM}を含むように設定します。これは各Wedgeの出力を別々のファイルに保存するのに必要です。
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HQueue Simulation ROPに戻り、Renderボタンをクリックしてジョブをサブミットします。
ローカルフォルダからのジョブのサブミット
共有フォルダにある.hipファイルを使ってジョブをサブミットすることに制限はありません。ローカルディレクトリにある.hipファイルをHQueueで処理される共有フォルダにコピーして、その.hipのジョブをサブミットするオプションがあります。
HQueue Render ROP(またはHQueue Simulation ROP)で、Render Current HIP FileドロップダウンメニューパラメータをCopy Project Files to Shared Folder and Renderに変更します。そして、Project Pathパラメータを.hipファイルをコピーしたい場所に設定します。
Renderボタンをクリックすると、以下のようなファイル依存関係ダイアログが表示されます:
共有フォルダにコピーしたいファイルを選択します。そして、OKをクリックします。Houdiniはファイルをそれらのファイルを送信して、ジョブをHQueueにサブミットします。
ジョブを遠隔操作でサブミット
HQueue Render ROP(またはHQueue Simulation ROP)を設定して他の.hipファイルのジョブをサブミットすることができます。これは、.hipファイルが既に共有フォルダにあっても、あなたのマシンがそのファイルにアクセスできない時に役に立ちます。
HQueue Render ROPで、Render Current HIP FileドロップダウンメニューパラメータをRender Target HIP Fileに変更します。Target HIPパラメータを共有フォルダ上の.hipファイルの場所に設定します。パスに共有フォルダのルートを意味する$HQROOT
を使用することができます。
Renderボタンをクリックします。Houdiniはターゲットの.hipファイルのジョブをHQueueにサブミットします。