FPS
Frames per Secondは、Real Time再生を有効にした時のアニメーション再生のレートです。通常はアニメーションを始める前に一度だけアニメーションのFPSを設定します。その理由は、FPSを変更すると( Keep Keys on Current Frames を 有効 にしない限り)最後のキーフレームと新しいアニメーションの長さが一致しなくなるからです。アニメーション時間を修正したいときは、明示的にFPSを設定しなければなりません。
NTSCビデオのFPSレートは30で、PALビデオは25、フィルムは24です。
Tip
もし間違いをしてしまったら、後でFieldをPushup / Pulldownオペレーションと一緒に使ってレンダリング出力画像のシーケンスを修正し、異なるFPSに変換することができます。
FPS Apply
現行フレームレート(FPS)設定をアニメーションシーケンスに適用します。
Keep Keys on Current Frames
有効な時、フレームレート(FPS)を変更すると、各キーが打たれているフレームは保持されます。 これは、アニメーションの再生速度を変更します。
無効な時、アニメーションシーケンスのタイミングを維持するために、フレームのキーは変わります。 これは、アニメーションの再生速度を維持します。
Note
絶対時間を維持するために開始フレームを変更してキーの絶対時間を維持していた以前の古いデフォルトの挙動は、HOUDINI_DISABLE_FPS_MAINTAIN_FSTART環境変数を 1 に設定することで、再び有効にすることができます。
例えば、フレーム1001とフレーム1011にキーが打たれていて、フレーム範囲が1001-1020だった場合、FPSを倍にすると、以下のことが起こります:
設定 |
挙動 |
---|---|
Keep Keys on Current Frames = オフ & HOUDINI_DISABLE_FPS_MAINTAIN_FSTART = 1 |
キーはフレーム2001と2021に移動し、フレーム範囲は2001-2040となります。 キーとフレーム範囲の絶対時間は維持されますが、フレームは維持されません。 |
Keep Keys on Current Frames = オフ & HOUDINI_DISABLE_FPS_MAINTAIN_FSTART = 0 |
キーはフレーム1001と1021に移動し、フレーム範囲は1001-1040となります。開始フレームは維持され、キーと終了フレームはその開始フレームを基準に時間を維持し、絶対時間が変更されます。 |
Keep Keys on Current Frames = オン & HOUDINI_DISABLE_FPS_MAINTAIN_FSTARTは無視されます |
キーはフレーム1001と1011のままで、フレーム範囲も1001-1020のままになります。
フレーム範囲は維持され、キーは現行フレームを維持し、キーの絶対時間と |
Start / End
Start フィールドはアニメーションシーケンスの開始フレーム番号です。デフォルトの値は1です。
End フィールドはアニメーションシーケンスの最後のフレーム番号です。
Apply
現在の Start と End のフレーム設定をアニメーションシーケンスに適用します。
Snap Keys
すべてのキーを整数フレームにスナップします。これはchround -a
と同等の機能です。
Restrict playback range to Start and End frames
このオプションをオンにすると、開始と終了の範囲内で時間フレームだけを設定することができます。例えば、範囲が1-240の時に、プレイバーを-43に設定すると失敗します。このチェックボックスをオフにすると、時間フレームに任意の値を設定することができます。
Show Range Slider
このオプションをオンにすると、 再生を視覚的に操作できるようにプレイバーの下にスライダが表示されます。
Show Audio
プレイバー上に現在のオーディオトラックを重ねて音声を波形を見ることができます。
Show Ticks
このオプションをオンにすると、プレイバーにフレーム番号を意味する目印が表示されます。
Audio Wave Scale
プレイバーに表示される音声の波形の高さを調整することができます。
Integer Frame Values
Houdiniは浮動小数点のフレーム番号($FF
)で機能します。このオプションを有効にすると、フレーム番号の表示を整数($F
)に丸めます。無効にすると、Houdiniは現行時間を任意の値、さらには正確なフレーム番号ではない端数の時間に設定することができます。
Step
フレームの増分値。例えば、2にすると、2フレーム毎に再生が行なわれます。
Realtime Playback
プレイバーでリアルタイム再生を有効にします。リアルタイム再生の挙動を制御するオプションが2つあります。
Maintain realtime playback, possibly skipping frames
このオプションはパーティクルシミュレーションの再生には向きません。これは任意でフレームを飛ばして計算をします。
Play every frame, but never faster than FPS
このオプションはパーティクルシミュレーションの再生に向いています。