Houdini 19.5 Maya

インストール

Houdini Engine for Mayaプラグインのインストール方法。

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Houdini Engine for Mayaは、Houdiniインストーラに同梱されています。 Houdiniインストーラを開始したら、Houdini Engine for Mayaコンポーネントを選択するだけで後はインストーラが処理してくれます。 インストールが完了すると、Maya内でプラグインが使用できるようになります。

インストーラは、以下の手順で実行されます:

  1. 対応しているすべてのMayaバージョン向けのMayaプラグインを抽出します。これには、プラグインバイナリと様々なスクリプトが含まれています。システムに実際にインストールされているMayaのバージョンに関係なく、対応しているすべてのMayaバージョン向けのファイルが抽出されます。抽出されたファイルは、$HFS/engine/maya directoryに配置されます。

  2. 新しくインストールされたMayaプラグインをMayaに登録します。この手順は、インストーラが検出可能なMayaバージョンに対してのみ行なわれます。

Mayaがローカルでデフォルトの場所にインストールされている場合、通常、インストーラはプラグインをMayaに登録するのに必要な手順を実行します。 しかし、後で別のバージョンのMayaがインストールされたり、ソフトウェアデプロイメントがカスタマイズされている場合は、プラグインが自動的にMayaに登録されない場合があります。 このような場合、追加の手順を実行してプラグインをMayaに登録する必要があります。

プラグインは、Mayaモジュール記述ファイルを使用して、Mayaに登録します。 これにより、プラグインを実行するのに必要な、適切な環境変数もセットアップされます。 よくあるインストールの問題は、ユーザがMAYA_PLUG_IN_PATHMAYA_SCRIPT_PATH環境変数を手動で設定しようとすることです。 しかし、これではプラグインを実行する適切な環境にならないことがあります。 またモジュール記述ファイルには、ライブラリの干渉を解決するのに使用される追加情報も含まれており、この情報にアクセスできないとクラッシュする可能性があります。 Mayaのモジュール記述ファイルを使用して、プラグインを登録することをお勧めします。

モジュール記述ファイルを既存のモジュールディレクトリにコピーする

モジュール記述ファイルには、プラグインファイルへの絶対パスが含まれています:

$HFS/engine/maya/maya<version>/houdiniEngine-maya<version>

また、以下のようなMayaの検索ディレクトリの1つにコピーされるように設計されています:

$MAYA_LOCATION/modules 

プラグインを登録するには、例えばWindowsでは以下のファイルをコピーします:

  • C:\Program Files\Side Effects Software\Houdini 17.0.544\engine\maya\maya2018\houdiniEngine-maya2018 into C:\Program Files\Autodesk\Maya2018\modules

Linuxでは、以下のファイルをコピーします:

  • /opt/hfs17.5.342/engine/maya/maya2018/houdiniEngine-maya2018 into /usr/autodesk/maya2018/modules

これは、インストーラがプラグインをMayaに登録する方法とまったく同じです。

MAYA_MODULE_PATH環境変数を設定する

MAYA_MODULE_PATH環境変数を設定すると、プラグインの登録をより柔軟に行なうことができます。 モジュール記述ファイルには、以下の相対パスが含まれています:

$HFS/engine/maya/houdiniEngine-maya<version>

また、MAYA_MODULE_PATH環境変数と一緒に使用するように設計されています。例えば、以下のパスをMAYA_MODULE_PATHに挿入します

C:\Program Files\Side Effects Software\Houdini 17.0.544\engine\maya

Linuxでは、以下のように追加します

/opt/hfs17.5.342/engine/maya

パスには maya<バージョン> のディレクトリが含まれていないことに注意してください。 モジュール説明ファイルは、Mayaが実行中のMayaバージョンに応じて正しいモジュールを選択できるように作成されます。

HFSとlibHAPILの場所を設定する

新しいバージョンのプラグインは、新しい初期化メソッドを使用しており、HFSとlibHAPILへのパスを指定する必要があります。 ほとんどの場合、これらはプラグインの初回起動時に自動的に入力されますが、Houdiniがカスタムの場所にインストールされている場合は、これらのパスを手動で指定する必要があります。これは、2通りの方法で行なうことができます:

パスは、プラグインのプリファレンスウィンドウで指定することができます。

HFSのデフォルトの場所は以下の通りです:

OS

パス

Windows

C:\\Program Files\\Side Effects Software\\Houdini x.x.x

Linux

/opt/hfsx.x.x

macOS

/Applications/Houdini/Houdinix.x.x/Frameworks/Houdini.framework/Resources

libHAPILのデフォルトの場所は以下の通りです:

OS

パス

Windows

C:\\Program Files\\Side Effects Software\\Houdini x.x.x\\bin\\libHAPIL.dll

Linux

/opt/hfsx.x.x/dsolib/libHAPIL.so

macOS

/Applications/Houdini/Houdinix.x.x/Frameworks/Houdini.framework/Libraries/libHAPIL.dylib

パスは、プログラムで設定することができます。これは、多数のユーザにプラグインをデプロイする必要がある場合に便利です。これらの値を設定するには、環境がロードされるときに実行されるスクリプトファイルに、選択した言語でステートメントを挿入します。例えば、userSetup.[mel|py]などです。

HFSの場所は以下のように設定できます:

言語

コマンド

MEL

optionVar -stringValue "houdiniEngineHfsLocation" "path/to/hfs/directory";

Python

cmds.optionVar(sv=('houdiniEngineHfsLocation', 'path/to/hfs/directory'))

libHAPILの場所は以下のように設定できます:

言語

コマンド

MEL

optionVar -stringValue "houdiniEngineHapilLocation" "path/to/libHAPIL";

Python

cmds.optionVar(sv=('houdiniEngineHapilLocation', 'path/to/libHAPIL'))

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