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始める前に ¶
Note
このガイドでは、HQueueファームのセットアップはサーバーとクライアントがどれも同じオペレーティングシステム(Linux,MacOS,Windows)を使用していることを想定しています。 オペレーティングシステムが混在したHQueueファームをセットアップすることも可能ですが、このガイドでは説明しません。
HQueueファームをセットアップする前に、以下の項目が必須です:
ネットワーク接続 |
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|---|---|
共有ネットワークフォルダ |
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Houdini |
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HQueueのインストール方法 ¶
HQueueファームのセットアップには、以下の作業が必要です:
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HQueueサーバーのインストール
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HQueueへのネットワークフォルダの登録
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HQueueへのクライアントマシンの追加
LinuxにHQueueをインストール ¶
| To... | Do this |
|---|---|
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HQueueサーバーをインストールする |
HQueueサーバーを走らせたいマシンを選定します。ここでは serverMachine と仮定します。 選定したマシン上で、Houdini Launcher(推奨)または古いHoudiniインストーラのどちらかを使用してHQueueサーバーをインストールします。
Houdini Launcher
古いHoudiniインストーラ
インストールが完了すると、HQueueサーバーが /opt/hqueue にインストールされ、新しい ウェブブラウザを開いて、 Note serverMachine にDNSが設定されていない場合、そのサーバーマシンのIPアドレス(例えば、 |
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ネットワークフォルダをHQueueに登録する |
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クライアントマシンをHQueueに追加する |
クライアントマシン上で、Houdini Launcher(推奨)または古いHoudiniインストーラのどちらかを使用してHQueueクライアントをインストールします。
Houdini Launcher
古いHoudiniインストーラ
例: tar zxf houdini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y.tar.gz cd houdini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y ./houdini_install Note HQueueクライアントは、この
インストールが完了すると、HQueueクライアントが、選択した場所またはデフォルトの /home/hquser/hqclient にインストールされます。 HQueueウェブインターフェースのClientsページに進んで、そのマシンがファームへの追加に成功したことを確認します。 Note ファームに追加したいクライアントマシン毎に上記の手順を繰り返します。 |
MacOSにHQueueをインストール ¶
| To... | Do this |
|---|---|
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HQueueサーバーをインストールする |
HQueueサーバーを走らせたいマシンを選定します。ここでは serverMachine と仮定します。 選定したマシン上にHoudini Launcherをダウンロードして実行します。
Houdini Launcher
古いHoudiniインストーラ
インストールが完了すると、HQueueサーバーが ウェブブラウザを開いて、 Note serverMachine にDNSが設定されていない場合、そのサーバーマシンのIPアドレス(例えば、 |
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ネットワークフォルダをHQueueに登録する |
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クライアントマシンをHQueueに追加する |
クライアントマシン上で、Houdini Launcher(推奨)または古いHoudiniインストーラのどちらかを使用してHQueueクライアントをインストールします。
Houdini Launcher
古いHoudiniインストーラ
インストールが完了すると、HQueueクライアントが HQueueウェブインターフェースのClientsページに進んで、そのマシンがファームへの追加に成功したことを確認します。 Note ファームに追加したいクライアントマシン毎に上記の手順を繰り返します。 |
WindowsにHQueueをインストール ¶
| To... | Do this |
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HQueueサーバーをインストールする |
HQueueサーバーを走らせたいマシンを選定します。ここでは serverMachine と仮定します。 選定したマシン上にHoudini Launcherをダウンロードして実行します。
Houdini Launcher
古いHoudiniインストーラ
インストールが完了すると、HQueueサーバーが ウェブブラウザを開いて、 Note serverMachine にDNSが設定されていない場合、そのサーバーマシンのIPアドレス(例えば、 |
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ネットワークフォルダをHQueueに登録する |
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クライアントマシンをHQueueに追加する |
クライアントマシン上で、Houdini Launcher(推奨)または古いHoudiniインストーラのどちらかを使用してHQueueクライアントをインストールします。
Houdini Launcher
古いHoudiniインストーラ
インストールが完了すると、HQueueクライアントが インストールの後はクライアントマシンを再起動してください。そうしなかった場合、クライアントは、マッピングされたネットワークドライブにアクセスできないことがあります。 Note ファームに追加したいクライアントマシン毎に上記の手順を繰り返します。 |
ファームをテストする方法 ¶
HQueueファームが正しく設定されているかテストするために、単純なHoudiniレンダージョブを投入することができます:
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Houdiniを起動します。
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単純なシーンを作成します。レンダリングするには、最低でも何かしらのジオメトリ、ライト、カメラ、Mantra ROPを配置します。
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/outノードネットワークに進んで、 HQueue Render ROP を配置します。 -
パラメータエディタで、
Output DriverパラメータにMantra ROPを設定します。 -
HQueue ServerパラメータにHQueueファーム(例えば、http://serverMachine:5000)を指定します。Note
serverMachineにDNSが設定されていない場合は、代わりにそのURLにそのサーバーマシンのIPアドレス(例えば、http://X.X.X.X:5000)を入力しても構いません。 -
次に、 Target HFS パラメータに、クライアントマシン上にインストールされているHoudiniの場所を設定します。
Linux
Linuxでは、 Target HFS を以下のように設定します:
/opt/hfsX.Y.ZZZ
Mac
MacOSでは、 Target HFS を以下のように設定します:
/Applications/Houdini/HoudiniX.Y.ZZZ/Frameworks/Houdini.framework/Versions/Current/Resources
Windows
Windowsでは、 Target HFS を以下のように設定します:
C:/Program Files/Side Effects Software/Houdini X.Y.ZZZ
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HQROOT ネットワークフォルダ内に
.hipファイルを保存します。HQROOTネットワークフォルダの設定は、HQueueウェブインターフェースのNetwork Foldersウェブページにあります。Linux
Linuxでは、そのネットワークフォルダはHQROOTネットワークフォルダ用の
Linux Mountフィールドで定義されています。 例えば、.hipファイルを/mnt/myShare/test.hipに保存します。Mac
MacOSでは、そのネットワークフォルダはHQROOTネットワークフォルダ用の
macOS Mountフィールドで定義されています。 例えば、.hipファイルを/Volumes/myShare/test.hipに保存します。Windows
Windowsでは、そのネットワークフォルダはHQROOTネットワークフォルダ用の
Windows Mountフィールドで定義されています。 例えば、.hipファイルをH:/test.hipに保存します。 -
パラメータエディタの上部にある Submit Job をクリックします。
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新しいジョブがHQueueウェブインターフェースに出現します。
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そのジョブのID上をクリックすることで、そのジョブの中に入って詳細を確認することができます。
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トラブルシューティング ¶
ジョブが失敗した時、HQueueウェブインターフェース内でそのジョブのIDをクリックすることで、その原因を調べることができます。
これによって、そのジョブの中に入って、その詳細を確認することができます。
ジョブの子ジョブが失敗したら、その子ジョブのIDをクリックすることで、さらにその中に入ることができます。
最終的には、そのジョブの出力が入ったOutput Logフィールドを確認することになります。
この出力には、ジョブが失敗した原因を示したエラーメッセージが入っています。
よくあるジョブの失敗エラーと解決方法に関しては、トラブルシューティングのFAQsを参照してください。
スクリプトによるインストール ¶
Note
HQueueインストールをスクリプトで制御するには、古いHoudiniインストーラを使用してください。
現在のところ、Houdini LauncherはスクリプトによるHQueueインストールに対応していません。
コマンドラインからのHQueueインストールは、スクリプトを組んでそのインストールを実行することができます。 これは、HQueueファームのインストールと設定を自動化したい場合に便利です。
Linuxでのスクリプトによるインストール ¶
Linuxでのスクリプトによるインストールは、Houdiniインストーラのtarballのhoudini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y.tar.gzから始めます。
SideFXウェブサイトからそのtarballをダウンロードしてください。
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HQueueサーバーをインストールする
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以下のコマンドを叩いてHQueueサーバーをインストールします:
# インストーラのtarballを解凍します。 tar zxf houdini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y.tar.gz # 解凍されたインストーラディレクトリの中に入ります。 cd houdini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y # インストーラスクリプトを実行してHQueueサーバーをインストールします。 sudo ./houdini.install --auto-install --accept-EULA 20XX-XX-XX --no-install-houdini –-no-install-license --install-hqueue-server --hqueue-server-dir /opt/hqueue --upgrade-hqueue-server-if-exists yes
-
HQueueサーバーは
/opt/hqueueにインストールされ、rootアカウントで実行されます。
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HQueueクライアントをインストールする
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以下のコマンドを叩いてHQueueクライアントをインストールします:
# インストーラのtarballを解凍します。 tar zxf houdini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y.tar.gz # 解凍されたインストーラディレクトリの中に入ります。 cd houdini-X.X.XXX-linux_x86_64_gccY.Y # インストーラスクリプトを実行してHQueueクライアントをインストールします。 sudo ./houdini.install --auto-install --accept-EULA 20XX-XX-XX --no-install-houdini –-no-install-license --install-hqueue-client --hqueue-client-dir /home/myUser/hqclient --hqueue-client-user myUser --hqueue-server-name myServer --hqueue-server-port 5000
-
HQueueクライアントは
/home/myUser/hqclientにインストールされ、myUserアカウントで実行されます。HQueueクライアントはhttp://myServer:5000の場所にあるHQueueサーバーに接続されます。
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MacOSでのスクリプトによるインストール ¶
MacOSでのスクリプトによるインストールは、Houdiniインストーライメージのhoudini-X.X.XXX-macosx_YYY_clangZZ_ZZ.dmgから始めます。
SideFXウェブサイトからそのイメージをダウンロードしてください。
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(前提条件)インストールするコンポーネントが指定されたChoice XMLファイルを生成する
-
MacOSでのスクリプトによるインストールには、インストーラにどのコンポーネントをインストールするべきか指定されたChoice XMLファイルを事前に生成する必要があります。
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以下のコマンドを叩いて、そのChoice XMLファイルを生成します:
# 以前のHoudiniインストーライメージのマウントが残っていないようにします。 sudo hdiutil detach /Volumes/Houdini # Houdiniインストーライメージをマウントします。 sudo hdiutil attach houdini-X.X.XXX-macosx_YYY_clangZZ_ZZ.dmg # Choice XMLファイルを生成します。 installer -showChoiceChangesXML -pkg /Volumes/Houdini/Houdini.pkg -target / &> /tmp/install_choices.xml # クリーンアップします。Houdiniインストーライメージをマウント解除します。 sudo hdiutil detach /Volumes/Houdini
-
テキストエディタで
/tmp/install_choices.xmlを開き、<integer>1</integer>の行を<integer>0</integer>にすべて置換して、ファイル内のすべてのコンポーネントの選択を解除します。変更をファイルに保存して、テキストエディタを閉じます。 -
/tmp/install_choices.xmlのコピーを2個作成し、1つ目のコピーの名前をサーバーインストール用に/tmp/hqueue_server_install_choices.xmlに、2つ目のコピーの名前をクライアントインストール用に/tmp/hqueue_client_install_choices.xmlに変更します。 -
サーバーインストール用の
/tmp/hqueue_server_install_choices.xmlをテキストエディタで開きます。HQueueサーバーコンポーネントを選択する行グループを検索します。その行グループは以下のようになっています:<dict> <key>attributeSetting</key> <integer>0</integer> <key>choiceAttribute</key> <string>selected</string> <key>choiceIdentifier</key> <string>hqserver</string> </dict>この行グループ内の
<integer>0</integer>を<integer>1</integer>に置換して、インストールでHQueueサーバーコンポーネントが選択されるようにします。変更をファイルに保存して、テキストエディタを閉じます。 -
クライアントインストール用も同様に、
/tmp/hqueue_client_install_choices.xmlをテキストエディタで開きます。HQueueクライアントコンポーネントを選択する行グループを検索します。その行グループは以下のようになっています:<dict> <key>attributeSetting</key> <integer>0</integer> <key>choiceAttribute</key> <string>selected</string> <key>choiceIdentifier</key> <string>hqclient</string> </dict>この行グループ内の
<integer>0</integer>を<integer>1</integer>に置換して、インストールでHQueueクライアントコンポーネントが選択されるようにします。変更をファイルに保存して、テキストエディタを閉じます。 -
これでサーバー用とクライアント用のChoice XMLファイルの準備が出来ました。
Note
HQueueサーバー/クライアントのインストールまたはアップグレードの度にサーバー用とクライアント用にこれらのChoice XMLファイルを再生成する必要はありません。 これらのXMLファイルは今後のインストールでも再利用することができます。 Houdiniインストーラのコンポーネントオプションで変更があった場合にのみ、これらのXMLファイルを再生成する必要があります。
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HQueueサーバーをインストールする
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以下のコマンドを叩いて、HQueueサーバーをインストールします:
# 以前のHoudiniインストーライメージのマウントが残っていないようにします。 sudo hdiutil detach /Volumes/Houdini # Houdiniインストーライメージをマウントします。 sudo hdiutil attach houdini-X.X.XXX-macosx_YYY_clangZZ_ZZ.dmg # HQueueサーバーをインストールします。 sudo installer -pkg /Volumes/Houdini/Houdini.pkg -target / -applyChoiceChangesXML /tmp/hqueue_server_install_choices.xml # クリーンアップします。Houdiniインストーライメージをマウント解除します。 sudo hdiutil detach /Volumes/Houdini
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HQueueサーバーは
/Library/HQueueServerにインストールされ、rootアカウントで実行されます。HQueueサーバーを起動する新しいlaunchctlサービスの/Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plistも作成されます。
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HQueueクライアントをインストールする
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以下のコマンドを叩いて、HQueueクライアントをインストールします:
# 以前のHoudiniインストーライメージのマウントが残っていないようにします。 sudo hdiutil detach /Volumes/Houdini # Houdiniインストーライメージをマウントします。 sudo hdiutil attach houdini-X.X.XXX-macosx_YYY_clangZZ_ZZ.dmg # HQueueクライアントファイルをインストールします。 sudo installer -pkg /Volumes/Houdini/Houdini.pkg -target / -applyChoiceChangesXML /tmp/hqueue_client_install_choices.xml # HQueueクライアントインストーラスクリプトを実行します。 cd /Library/HQueueClient sudo ./install.sh --user myUser --hq-server myServer --hq-server-port 5000 # クリーンアップします。Houdiniインストーライメージをマウント解除します。 sudo hdiutil detach /Volumes/Houdini
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HQueueクライアントは
/Library/HQueueClientにインストールされ、myUserアカウントで実行されます。HQueueクライアントはhttp://myServer:5000の場所にあるHQueueサーバーに接続されます。
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Windowsでのスクリプトによるインストール ¶
Windowsでのスクリプトによるインストールは、Houdiniインストーラ実行可能ファイルのhoudini-X.X.XXX-win64-vcYYY.exeから始めます。
SideFXウェブサイトからその実行可能ファイルをダウンロードしてください。
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HQueueサーバーをインストールする
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以下のコマンドを叩いて、HQueueサーバーをインストールします:
houdini-X.X.XXX-win64-vcYYY.exe /S /AcceptEULA=20XX-XX-XX /LicenseServer=No /DesktopIcon=No /FileAssociations=No /HoudiniServer=No /SideFXLabs=No /HQueueServer=Yes /Action=install /HQServerInstallDir=C:\HQueueServer /ServiceName=HQueueServer
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HQueueサーバーは
C:\HQueueServerにインストールされ、HQueueサーバーを起動する新しいHQueueServerサービスが作成されます。
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-
HQueueクライアントをインストールする
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以下のコマンドを叩いて、HQueueクライアントをインストールします:
# HQueueクライアントをインストールします。 houdini-X.X.XXX-win64-vcYYY.exe /S /AcceptEULA=20XX-XX-XX /LicenseServer=No /DesktopIcon=No /FileAssociations=No /HoudiniServer=No /SideFXLabs=No /HQueueClient=Yes /HQClientInstallDir=C:\HQueueClient /HQClientServerName=myServer /HQClientServerPort=5000 # マシンを再起動してインストールを完了します。 shutdown /r
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HQueueクライアントは
C:\HQueueClientにインストールされ、インストーラ実行可能ファイルを実行したユーザアカウントで実行されます。HQueueクライアントはhttp://myServer:5000の場所にあるHQueueサーバーに接続されます。
-
HQueueのアップグレード ¶
HQueueファームのアップグレードには以下のアップグレードが必要です:
-
HQueueサーバーのアップグレード
-
HQueueクライアントのアップグレード
| To... | Do this |
|---|---|
|
HQueueサーバーをアップグレードする |
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HQueueクライアントをアップグレードする |
各クライアントマシンで:
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古いHoudiniインストーラによって既にインストールされているHQueueファームのアップグレード ¶
古いHoudiniインストーラによって既にインストールされているHQueueファームをアップグレードするには、Houdini Launcher(推奨)または古いHoudiniインストーラのどちらかを使用します。
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HQueueサーバーのアップグレードは、Houdini Launcherでは通常のHQueueサーバーインストールの工程を踏みます。 Launcherはサーバーファイルをアップグレードしますが、既存のサーバーデータベースと設定ファイルを保持します。
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HQueueクライアントのアップグレードは、Houdini Launcherでは通常のHQueueクライアントインストールの工程を踏みます。
Client Userフィールドには、現在HQueueクライアントを実行しているユーザアカウントと同じに設定してください。 Launcherはクライアントファイルをアップグレードしますが、既存のクライアント設定ファイルを保持します。
-
HQueueサーバーのアップグレードは、古いHoudiniインストーラではHQueueサーバーインストールの工程を踏みます。 オペレーティングシステムによっては、インストーラがHQueueサーバーをインストールするのか、それとも、既存のHQueueサーバーをアップグレードするのか尋ねて来ます。 アップグレードを選択すると、サーバーファイルは上書きされますが、既存のサーバーデータベースと設定ファイルは保持されます。 インストールを選択すると、サーバーファイル、データベース、設定ファイルが上書きされます。 インストーラがインストールまたはアップグレードのどちらにするのかを尋ねて来なかった場合、インストーラはアップグレードを実施します。
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HQueueサーバーを新しいバージョンにアップグレードすると、HQueueクライアントはHQueueサーバーから新しいクライアントコードを引っ張ってきて自動的にアップグレードされます。 HQueueウェブサイト内で Upgrade <machine> のジョブが出現するのを見かける場合がありますが、これは、クライアント自体の自動アップグレードを意味します。 自動アップグレードに失敗した場合、または、自動アップグレードが行なわれなかった場合、HQueueウェブサイトのClientsウェブページから手動でクライアントのアップグレードを要求したり(クライアントの管理を参照)、 または、古いHoudiniインストーラを使用して新しいバージョンのクライアントをインストールすることができます。 古いHoudiniインストーラを使用したインストールは、既存のクライアントの設定をアップグレードして保持します。
古いHQueue Python2版ファームのアップグレード ¶
Note
古いHQueue Python2版ファームをアップグレードするには、古いHoudiniインストーラを使用します。
Houdini Launcherは、HQueue Python2版ファームのアップグレードに対応していません。
古いHoudiniインストーラを使用して、HQueueサーバーをアップグレードします。 インストーラは、古いHQueue Python2版サーバーを検知して、その古いサーバーのバックアップを取った後に、新規インストール/アップグレードを進めます。
古いサーバーは以下の場所にバックアップされます:
Linux
/opt/hqueue.backup.YYYY-MM-DD_HHMMSS
Mac
/Library/HQueueServer.YYYY-MM-DD_HHMMSS.bak
Windows
C:/HQueueServer_bk.MM-DD-YYYY.HHMMSS
また、インストーラは、古いサーバーデータベースと設定ファイルを新しいHQueueサーバーで必要となる新しいフォーマットに変換します。
インストールとHQueueサーバーのアップグレードの後に、古いPython2版HQueueクライアントをアップグレードすることができます。 古いHoudiniインストーラを使用した方法でのみ、古いPython2版HQueueクライアントをアップグレードすることができます。 Houdini LauncherまたはHQueueウェブサイトからPython2版HQueueクライアントをアップグレードすることはできません。
インストーラは古いHQueue Python2版HQueueクライアントを検知して、その古いクライアントのバックアップを取った後に、新規インストール/アップグレードを進めます。
古いクライアントは以下の場所にバックアップされます:
Linux
/home/myUser/hqclient.backup.YYYY-MM-DD_HHMMSS
Mac
/Library/HQueueClient.YYYY-MM-DD_HHMMSS.bak
Windows
C:/HQueueClient_bk.MM-DD-YYYY.HHMMSS
また、インストーラは古い設定ファイルを新しいHQueueクライアントで必要となる新しいフォーマットに変換します。
クライアントインストールの後、新しいPython3版HQueueファームを利用できる準備が整います。 バックアップされたサーバー/クライアントのフォルダの削除は、必要に応じてあなた自身で削除してください。
オプション: hquserアカウント
¶
オプションで、クライアントマシン上でHQueueを実行するhquserユーザとhqgroupユーザグループをセットアップすることができます。
慣例では、そのユーザIDとそのグループのIDはどちらも601で、そのユーザのパスワードはhqpassですが、それらを変更しても構いません。
Linux
Linuxディストリビューションによっては、ユーザアカウントを作成するためのユーザインターフェースが用意されていますが、用意されていなければ、adduserコマンドを使用します。
Mac
システム環境設定の ユーザとグループ パネルで、ユーザとグループを作成することができます。
クライアント間でユーザアカウントを統一するメリットは以下のとおりです:
-
特定のクライアントにログインする必要がある時に、別のクライアントマシンの別のユーザアカウントを気にする必要がありません。
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クライアントソフトウェアで作成されたどのファイルも所有者が1人のユーザに統一されます。
ユーザとグループを作成したら、HQueueサーバー/クライアントをhquserとして起動してください。