Houdini 18.5 リファレンス スタンドアローンのユーティリティ

Launcher

Houdini Launcherは、Houdiniとそのコンポーネントをダウンロード、インストール、アップグレード、アンインストールします。

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Launcherはリリース前のソフトウェアです。 バグまたはワークフローの問題を抱えている可能性があります。 リリースまでに改良できるようにフィードバックを送っていただけるとありがたいです。

概要

Launcherアプリケーションをダウンロードすれば、それを使用して複数のバージョンのHoudiniをインストール、管理、実行することができます。 新しいビルドのHoudiniをインストールする時は、Launcherを再インストールする必要はありません。

Houdiniの起動は、Launcherからでも、従来の方法(デスクトップアプリアイコン、または、Houdiniシェルのコマンドラインから)のどちらでも可能です。 Houdiniの起動にはLauncherは必須ではありません。

Launcherを使用してHoudiniをアップグレードした場合、Launcherは 変更された部分のみ をダウンロードします。 これがLauncherを使用する大きなメリットであり、特に、自宅のインターネット接続が遅いユーザに恩恵があります。

Launcherは、ISOイメージファイルからのオフラインインストールにも対応しています。

Launcherのインストールと起動

Windows

  • SideFXのダウンロードページからインストーラファイルをダウンロードして、それを実行します。インストールウィザードの指示に従います。

  • スタートメニューからHoudini Launcherを起動します。

Mac

  • SideFXダウンロードページからLauncherディスクイメージをダウンロードします。それを開いてLauncher appをApplicationsフォルダにドラッグします。

  • ApplicationsフォルダからHoudini Launcher appを起動します。

Linux

  1. SideFXダウンロードページからLauncherインストーラファイルをダウンロードします。

  2. シェルを開きます。

  3. cdでインストーラファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  4. 以下のコマンドラインを実行します:

    chmod a+x install_houdini_launcher.sh; install_houdini_launcher.sh
    
  5. 指示に従います。

Tip

一部のインストーラは、残りのデータをインストーラのパーツとしてダウンロードできるように小さなプログラムになっていることがあります。 すべてのデータを含んだISOイメージバージョンのインストーラをダウンロードすることもできます。 これは、複数のマシンにLauncherをインストールしたり、インターネットアクセスせずにマシンにインストールする場合に役立ちます。

オフラインでHoudiniをインストール

Tip

Houdini ISOイメージには、まだLauncherがインストールされていない人のために便宜的にLauncherインストーラが含まれています。

  1. インストールしたいバージョンのHoudiniのISOイメージをダウンロードします。

  2. Launcherを起動します。

  3. 右上にあるギアメニューをクリックして、 Installation Source ▸ Choose Offline Install Source をクリックします。

  4. ISOファイルが含まれているディレクトリに移動して、 Open をクリックします。

  5. Launcherウィンドウ内の左側にある Houdini をクリックします。次に Install Houdini をクリックします。

Launcherのインストールをスクリプト化

SideFX Web APIを介してプログラムからLauncherを取得することができます。

  1. APIアクセスの資格情報を生成します

  2. sidefx.pyをダウンロードします。このスクリプトには、認証済みでAPIコールするための便利なラッパーが用意されています。

  3. 以下は、APIを介してLauncherをダウンロードするサンプルコードです。

    import sys
    import os
    import stat
    import requests
    import shutil
    import subprocess
    import platform
    
    import sidefx
    
    CLIENT_ID = "==Your Client Id=="
    CLIENT_SECRET = "==Your Client Secret=="
    
    # 現行プラットフォームが認識されると、SideFX Web APIに渡すことができる現行プラットフォームキーワードが返されます。
    # 認識されなかった場合は、空っぽの文字列の''が返されます。
    def get_current_platform():
        current_platform = platform.system()
        if current_platform == 'Windows' or current_platform.startswith('CYGWIN'):
            return 'win64'
        elif current_platform == 'Darwin':
            return 'macos'
        elif current_platform == 'Linux':
            return 'linux'
        else:
            return ''
    
    
    # API関数にアクセス可能なsidefx.serviceオブジェクトを返します。
    def create_service(client_id, client_secret_key):
        return sidefx.service(
            access_token_url="https://www.sidefx.com/oauth2/application_token",
            client_id=client_id,
            client_secret_key=client_secret_key,
            endpoint_url="https://www.sidefx.com/api/")
    
    
    # "build"引数で指定されたファイルをダウンロードし、ダウンロードに成功したら
    # そのダウンロードしたファイル名を返します。
    def download_build(service, build):
        platform = get_current_platform()
        build_info = service.download.get_daily_build_download(
            build["product"], build["version"], build["build"], platform)
        download_file(build_info["download_url"], build_info["filename"])
        return build_info["filename"]
    
    
    # ホスト先が"url"のファイルをダウンロードし、そのファイル名を"filename"にします。
    def download_file(url, filename):
        with requests.get(url, stream=True) as response:
            with open(filename, "wb") as open_file:
                shutil.copyfileobj(response.raw, open_file)
        make_executable(filename)
    
    
    # "file_path"で指定されたファイルに実行可能権限を追加します。
    def make_executable(file_path):
        stat_info = os.stat(file_path)
        os.chmod(file_path, stat.ST_MODE | stat.S_IEXEC | stat.S_IXUSR |
                stat.S_IXGRP | stat.S_IRUSR | stat.S_IRGRP)
    
    
    def run():
        product = "houdini-launcher"
        platform = get_current_platform()
        service = create_service(CLIENT_ID, CLIENT_SECRET)
    
        # デイリービルドのリストを取得します。
        # 最新プロダクションビルドが必要であれば、このステップをスキップして構いません。
        builds = service.download.get_daily_builds_list(
            product, version=None, platform=platform, only_production=False)
    
        # 利用可能な最新デイリービルドを取得します。
        launcher_file = download_build(service, builds[0])
    
        # ==インストール部分はここから始めます==
    
    
    if __name__ == "__main__":
        run()
    
  4. コードのインストール部分はプラットフォームに依存します。 プラットフォームに応じて以下のコードを上記のスクリプトに追加することでLauncherのインストールを自動化することができます。 Launcherのインストールパスはカスタマイズすることができます。 LinuxとMacOSでは、相対パスと絶対パスのどちらにも対応していますが、Windowsでは、絶対パスしか対応していません。

    Windows

    # 優先パスを変更して"C:\\houdini_launcher"フォルダにLauncherをインストールします。
    # この工程は、インストールパスによってはマシンに対してスーパーユーザーのセキュリティ権限が必要になることに注意してください。
    # もし権限が必要であれば、コマンドシェルをアドミニストレータ権限で実行してください。
    subprocess.call(["./install-houdini-launcher.exe", "/S", "/D=C:\\houdini_launcher"])
    

    Mac

    # Launcherの".dmg"ファイルをマウントします。
    subprocess.call(["hdiutil", "attach", launcher_file])
    
    # "houdini_launcher"フォルダがなければ、そのフォルダを作成します。
    if not os.path.exists("houdini_launcher"):
        os.mkdir("houdini_launcher")
    
    # 優先パスを変更して現行スクリプトのパスの"houdini_launcher"フォルダにLauncherをインストールします。
    subprocess.call(["cp", "-R", "/Volumes/Houdini/Houdini Launcher.app", "houdini_launcher"])
    
    # Launcherの".dmg"ファイルをマウント解除します。
    subprocess.call(["hdiutil", "unmount", "/Volumes/Houdini"])
    

    Linux

    # 優先パスを変更して現行スクリプトのパスの"houdini_launcher"フォルダにLauncherをインストールします。
    # この工程は、インストールパスによってはマシンに対してスーパーユーザーのセキュリティ権限が必要になることに注意してください。
    # もし権限が必要であれば、Pythonスクリプトを`sudo`で実行してください。
    subprocess.call(["./install_houdini_launcher.sh", "houdini_launcher"])
    

Houdiniのインストールをスクリプト化

Launcherはグラフィカルなプログラムですが、コマンドライン実行可能ファイルもインストールされています。 これは、リモートまたはスクリプトでインストールを行なうのに役立ちます。

非グラフィカルなコマンドライン実行可能ファイルの名前はhoudini_installerです。

Windows

このコマンドラインプログラムはデフォルトではC:/Program Files/SideFX/launcher/binにあります。

Mac

このコマンドラインプログラムは/Applications/Houdini Launcher.app/Contents/MacOSにあります。

Linux

このコマンドラインプログラムはデフォルトでは/opt/sidefx_launcher/binにあります。

To...Do this

インストールの準備をする

  1. ログインファイルを作成します。これはプレーンテキストファイルで、1行目には、あなたのSideFX.comアカウントユーザ名を、2行目には、あなたのパスワードを記述してください。

    このファイルのファイル名を--login-fileオプションに渡すことで、ユーザ入力なしでhoudini_installerをログインさせることができます。

  2. インストールしたいバージョンのHoudiniに関係するエンドユーザライセンス契約(EULA)の日付をコピーします。

    この日付をYYYY-MM-DDの形式で--accept-EULAオプションに渡すことで、ユーザ入力なしでhoudini_installerにEULAを承諾させることができます。

インストールをスクリプト化する

  1. 以下のコマンドを実行します:

    houdini_installer install 18.5.355 --login-file filename --accept-EULA=YYYY-MM-DD-of-EULA-date

Tip

Houdiniバージョン文字列(この例では18.5.355)には、余計な修飾子が含まれている場合があります。 例えば、Python3のビルドは別になっているので18.5.355-py3を使ってインストールすることになります。

オフラインインストールをスクリプト化する

  1. あなたのOSにインストールしたいバージョンのHoudiniのISOイメージファイルをダウンロードします。

    ダウンロードAPIを使用することでダウンロードを自動化することができます。

  2. 以下のコマンドを実行します:

    houdini_installer install --offline-installer iso-file --login-file filename --accept-EULA=YYYY-MM-DD-of-EULA-date

詳細は、以下のインストールサブコマンドを参照してください。

コマンドラインオプション

houdini_installerの一般的な実行形式は以下のとおりです:

houdini_installer [global_opts] subcommand [subcommand_opts]

subcommandにはinstallmodifyuninstallrepairlistのどれかを指定します。

単に以下のように実行すると:

houdini_installer --help

…ヘルプ情報が表示されます。

グローバルオプションは以下のとおりです:

-h, --help

ヘルプを表示します。

-q, --quiet

エラー以外の出力を抑えます。

-v, --verbose

もっと詳細な情報をプリントします。

--login-file file

fileからユーザ名とパスワードを読み込みます。

-o, --log-file file

詳細なインストールログをfileに書き出します。 これは、stdoutに書き出される詳細情報には影響を与えません。

installmodifyrepairのサブコマンドで利用可能なコマンドオプションは以下のとおりです:

--accept-EULA YYYY-MM-DD

エンドユーザライセンス契約に承諾した日付を指定します。

--offline-installer path

オフラインインストーラファイルの場所。

installサブコマンド

新しいプロダクト/バージョンをインストールします。

houdini_installer [options] install [install_options] product version [installdir]

引数:

product

Houdini"Engine 3ds Max|Maya|Unity|Unreal""License Server""HQueue Client""HQueue Server"のどれか。 スペースを含んだプロダクト名は必ず引用符で閉じてください。例:

houdini_installer install "Engine Maya"

version

インストールするHoudiniバージョン(ビルド番号を含む)。

オプションの引数:

installdir

インストール先のディレクトリ。

オプション:

--platform platform

インストールするビルドのプラットフォーム識別子。

modifyサブコマンド

既存インストールのバージョンを移動/アップグレードします。

houdini_installer [options] modify [modify_options] installdir

必須の引数:

installdir

インストールディレクトリを含んだディレクトリ。

オプション:

--installdir installdir

インストールの移動先のディレクトリ。

--version version

更新するバージョン。

--platform platform

更新するビルドのプラットフォーム識別子。

uninstallサブコマンド

インストールされているプロダクト/バージョンを削除します。

houdini_installer [options] uninstall [uninstall_options] installdir

必須の引数:

installdir

アンインストールするインストールを含んだディレクトリ。

repairサブコマンド

壊れたインストール(例えば、ファイルが見つからない)の問題の修復を試みます。

houdini_installer [options] repair [repair_options] installdir

必須の引数:

installdir

修復するインストールを含んだディレクトリ。

listサブコマンド

インストールされているプロダクト/バージョンをリストします。

houdini_installer [options] list [directory]...

オプションの引数(s):

directory

詳細をリストするインストールディレクトリ。 何も指定しなければ、すべてのインストールに関する詳細がリストされます。

スタンドアローンのユーティリティ

  • abcconvert

    Alembicフォーマット間を変換します。

  • abcecho

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • abcinfo

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • chchan

    チャンネルコレクションをアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • chcp

    チャンネルコレクションファイルを他のフォーマットにコピーします。

  • chinfo

    チャンネルコレクションファイルに関する情報を出力します。

  • claudio

    CHOPデータ(clip)をオーディオフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchan

    CHOPデータ(clip)をアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchn

    CHOPデータ(clip)をチャンネルコレクションフォーマットへ(から)コピーします。

  • clcp

    CHOPデータ(clip)を他のフォーマットにコピーします。

  • clinfo

    CHOPデータ(clip)ファイルに関する情報を出力します。

  • dsmconvert

    ディープシャドウ/カメラマップをあるフォーマットから別のフォーマットへ変換します。

  • dsmmerge

    2つ以上のディープシャドウ/カメラマップファイルを結合します。

  • dsparse

    ダイアログスクリプトを解析して表示します。

  • gabc

    AlembicとHoudiniのジオメトリ間を変換します。

  • gconvert

    Houdiniポリゴンフォーマット間を変換します。

  • gdxf

    DXFポリゴンをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • geodiff

    ジオメトリの差分を表示します。

  • geps

    EPSファイルをHoudiniポリゴンフォーマットへ変換します。

  • giges

    IGESジオメトリファイルを変換します。トリムNURBSパッチとカーブを扱います。

  • ginfo

    ポリゴンファイルの統計情報を出力します。

  • glightwave

    LightWaveファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • gpdb

    .pdbファイルとHoudiniフォーマットを双方向に変換します。

  • gplay

    ジオメトリビューア。

  • gply

    .plyファイルとHoudiniフォーマットを双方向に変換します。

  • gptex

    ジオメトリファイルからPtexture画像ファイルを作成します。

  • greduce

    ファイルのポリゴンを削減します。

  • gwavefront

    .objファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • hbrickmap

    i3dファイルまたはボリュームプリミティブgeo/bgeoファイルをPixar Brickmapファイルに変換します。

  • hcollapse

    ディレクトリ構造を折り畳みます。

  • hcpio

    CPIOアーカイブコマンドのサブセットコマンドでhipファイルの抽出/折り畳みができます。

  • hexpand

    hipファイルをディレクトリ構造に展開します。

  • hkey / License Administrator

    ライセンスとライセンスサーバーオプションを表示/管理するためのグラフィカルユーザインターフェースを開きます。

  • hrender

  • hsc

    Bloscファイル(.sc)の圧縮または解凍をします。

  • hscript

    コマンドラインのHScriptインタプリタ。

  • hserver

    Houdiniは、このプロキシサーバーを介してsesinetdライセンスデーモンと通信します。

  • husk

    Karmaまたは一部の他のHydraクライアントを使ってUSDファイルをレンダリングするためのコマンドラインユーティリティ。

  • i3dconvert

    3DテクスチャファイルフォーマットをHoudiniジオメトリへ(から)変換します。

  • iautocrop

    ピクセル値に基づいて画像をクロップします。

  • icineon

    10ビットCineonフォーマット画像を8ビットフォーマットへ変換します。

  • icomposite

    画像をレイヤーでコンポジットします。

  • iconvert

    画像フォーマットを変換します。

  • icp

    画像のある領域を新しい画像に分離します。

  • idenoise

    画像ファイルからノイズを除去します。

  • idiff

    画像の差分を表示します。

  • iflip

    画像の向きを反転します。

  • iinfo

    画像に関する情報を出力します。

  • ilut

    標準チャンネルフォーマットまたは他のLUTからLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutcomp

    2つのLUTから1つのLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutinfo

    Lookup Table(LUT)ファイルの情報をプリントします。

  • imaketx

    画像ファイルから.exrまたは.ratのmipmapテクスチャを生成します。

  • imdisplay

    画像をMPlayウィンドウで開きます。

  • iprint

    画像のRGBA値をテキストとして出力します。

  • iquantize

    画像の色数を減らします。

  • isixpack

    立方体の6面を意味する6枚の画像または十字展開した画像から環境/反射マップを生成します。

  • itilestitch

    クロップウィンドウを含んだ一連の画像ファイルを一枚の画像にまとめます。

  • izg

    Z深度画像を8ビットのグレースケールに変換します。

  • Launcher

    Houdini Launcherは、Houdiniとそのコンポーネントをダウンロード、インストール、アップグレード、アンインストールします。

  • mcacclaim

    AcclaimモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcbiovision

    BioVisionモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcmotanal

    Motion Analysis TRCモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcp

    画像シーケンスを動画ファイルに変換します。

  • minfo

    動画ファイルに関する情報を出力します。

  • mqserver

    PDG/TOPs用メッセージキューサーバー

  • sesictrl

    コマンドラインからHoudiniライセンスサーバーオプションを設定します。

  • sesinetd

    Houdiniライセンスサーバー。このプログラムはバックグラウンドで実行されてHoudiniライセンスを管理します。

  • siminfo

    シミュレーションキャッシュファイルの統計をプリントします。

  • spiff

    テキストの差分を表示します。

  • spy

    UNIXファイルシステムを操作するシェルユーティリティ。

  • vexcache

    VEXコンパイルキャッシュを照会または編集します。

  • vexexec

    CVEXシェーダを実行します。