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Animateステートは、アニメーションシーン内に複数のキャラクタを表示できるビューアステートです。 FKやIKなどでキャラクタにポーズを付けたり、キャラクタのコントロールを操作したり、キャラクタ間に拘束を追加することができます。 Animateステート内では、物理ベースのモーションやラグドールといった機能もアニメーションに適用することができます。
Animateステートに入るには、ネットワークエディタでAPEX Scene Animate SOPを選択し、Displayフラグをオンにして、左側のツールバーにある
 Animateをクリックします。 
Note
Animateステートでは、パックされたキャラクタ要素のみが表示されます。 Animateステート用にキャラクタデータを準備する方法については、パックキャラクタフォーマットを参照してください。
Animateステートでのポーズ付け ¶
Nnimateステートでは、キャラクタにポーズを付けてキーフレームを打つことでアニメーションを実行することができます。 キャラクタやコントロールの選択、制御、トランスフォームは、Animateステートのトランスフォームハンドルを使用します。
 
ビューポート上にマウスカーソルを置いてYを押すと、利用可能なトランスフォームハンドルモードが切り替わります。
 
トランスフォームハンドルの見た目と機能を設定するオプションに関しては、ハンドルパラメータウィンドウを、基本的なハンドルモードの詳細は、ハンドルの使い方を参照してください。
コントロールグループのトランスフォーム ¶
デフォルトでは、複数のコントロールを選択してアクティブハンドルを移動/回転させると、選択したコントロールはそのローカル軸に沿って移動/回転します。
その一方で、⌃ Ctrl + ⇧ Shiftを押したままにすると、ハンドルが グローバルトランスフォームモード になります:
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        複数のコントロールを選択した時、⌃ Ctrl + ⇧ Shiftを押したままアクティブハンドルを移動させると、その選択したコントロールはワールド空間で移動します。 
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        複数のコントロールを選択した時、⌃ Ctrl + ⇧ Shiftを押したままアクティブハンドルを回転させると、その選択したコントロールはそのアクティブハンドルを中心に回転します。 
以下の動画は、コントロールグループを移動/回転させた時のデフォルトの挙動と⌃ Ctrl + ⇧ Shiftの挙動の違いを示しています。
グローバルトランスフォームモードでは、最後に選択したピボットを中心にコントロールのグループを移動および回転して、様々な設定で簡単にキャラクタにポーズを付けることができます。 拘束を使用する必要はありません。
Animateステートでコントロールをグループまたはセットに整理するには、選択セットを使用します。 その後それらのセットを使用することで、コントロールグループを選択、非表示、ピン留め、単独表示することができます。
| To... | Do this | 
|---|---|
| 最後に選択したコントロールを中心に回転する | 
 | 
| コントロールのトランスフォームコンポーネントの値(移動、回転、スケール)を調整する | 
 | 
| ハンドルの配置を変更する | Mを押すたびに、別のハンドルの配置方法に切り替わります。 または 
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| 異なるコントロールの選択時も同じトランスフォームハンドルモードを維持する | 
 | 
| 選択をフレームに収める際のズーム量を変更する | 
 | 
| ジンバルモードを有効にする | 
 また、ビューポートで | 
コントロールのトランスフォーム制限 ¶
トランスフォーム制限は、コントロールの移動/回転の制限を定義します。
セットアップ ¶
トランスフォーム制限は、APEX Configure Controls SOPを使用してセットアップすることができます。
アニメーションワークフローでは、リグロジックを構築した後、且つ、
APEX Scene Add Character SOPと
APEX Scene Animate SOPの前に、APEX Configure Controls SOPを配置します:
 
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        APEX Configure Controls SOPで、 Control Configs パラメータの横にある をクリックして、各コントロールの構成を追加します。 
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        Control Group パラメータで、ドロップダウンリストから選択、または、APEXパスパターン構文を使用して、コントロールまたはコントロールグループを指定します。 
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        Use Limits をオンにします。 
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        その Use Limits セクションで、 Parameter Limits パラメータの横にある をクリックして、トランスフォーム制限を追加します。 
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        Parm Name パラメータでは、制限が設定されるトランスフォームパラメータ(移動なら t、回転ならr)を指定します。
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        設定したい制限項目をオンにして、その制限のX、Y、Z値を指定します。 パラメータ 説明 Max, Min トランスフォームパラメータのソフト制限。 Vector3値は、そのパラメータのX、Y、Zの制限値です。 この制限は、Animate Settings HUDの Enforce Transform Limits オプションが有効になっている場合にのみ適用されます。 Enforce Transform Limits オプションが無効な場合、この制限はAnimateステートでは視覚的なインジケータとして使用されます。 Max Lock, Min Lock トランスフォームパラメータのハード制限。 Vector3値は、そのパラメータのX、Y、Zの制限値です。 これは、Animateステートでは無効にすることができません。 
移動制限 ¶
Animateステートで実行される移動制限は、平面で表示されます。
片側制限 は、最小/最大制限の両方ではなくてどちらかの制限が指定された制限です。
 
両側制限 は、最小/最大制限の両方が指定された制限です。
 
ソフト制限 (Max 、 Min )は、Animate Settings HUDの Transform Handle タブにある Enforce Transform Limits を有効にすることで、Animateステートで適用することができます。 ソフト制限を適用しなかった場合、そのソフト制限は視覚的なインジケータとして使用されます。
 
| To... | Do this | 
|---|---|
| Max と Min のパラメータ制限を適用する | Animate Settings HUDの Transform Handle タブにある Enforce Transform Limits をオンにします。 Max/Min 制限は、それが適用されている制限を示した平面で表示されます。 | 
| Max and Min パラメータ制限を単にガイドとして使用する | Animate Settings HUDの Transform Handle タブにある Enforce Transform Limits をオフにします。 Max Lock/Min Lock 制限は、それが適用されている制限を示した平面で表示され、 Max/Min 制限は、その Max Lock/Min Lock 平面までのラインに沿って点線で表示されます。 コントロールをその Max/Min 制限を超えてドラッグすると、そのコントロールが Max/Min 制限と Max Lock/Min Lock 制限の間にある時にそのラインのカラーが変化します。 | 
回転制限 ¶
回転制限は、トランスフォームハンドル内に円弧で表示されます。 背景カラーで塗り潰されている円弧は、Animateステートで実行される回転制限です。 ソフト制限 (Max 、 Min )は、Animate Settings HUDの Transform Handle タブにある Enforce Transform Limits を有効にすることで、Animateステートで適用することができます。
この円弧は、コントロールの回転順に基づいて描画されます。
 
 
 
 
片側制限に関しては、円弧のカラーは、その制限までの近さに応じて変わります。
Animateステートツール ¶
以下のツールを使用して、Animateステート内のアニメーションに様々な機能を追加することができます:
コントロールのピボットポイントとして使用するロケータを追加します。
コントロール間に拘束を追加します。
アニメーションカーブをダイナミックモーションに置き換えます。
ラグドールシミュレーションをアニメーションに追加します。
これらのツールは、Animateステートの上部のツールバー、または、Radialメニュー(ビューポート上にマウスカーソルを置いてCを押す)からアクセスすることができます:
 
詳細は、Animateステートのツールと機能を参照してください。
構成と設定 ¶
Animateステート用の様々な機能、構成、設定は、以下のメニューやHUDからアクセスすることができます:
コンテキストメニューのオプションには、トランスフォームのコピーアンドペースト、ポーズのミラーリング、トランスフォームハンドルのモード変更、トランスフォームハンドルの整列、トランスフォームハンドルの位置調整が含まれています。
Animate Settings HUDは、ビューポート内にマウスカーソルを置いて⌃ Ctrl + Gを押してアクセスします。
パラメータHUDは、ビューポート内にマウスカーソルを置いてGを押してアクセスします。 このHUDは、選択したコントロールのトランスフォームコンポーネント値(移動、回転、スケール)、さらに、一部のツール特有のパラメータを変更することができます。
ハンドルパラメータウィンドウは、ビューポート内にマウスカーソルを置いてPを押してアクセスします。 このウィンドウには、トランスフォームハンドルの見た目と機能を構成するためのオプションが用意されています。
コンテキストメニュー ¶
Animate Settings HUD ¶
Animate Settings HUDを表示するには、ビューポート上にマウスカーソルを置いて⌃ Ctrl + Gを押します。 以下の設定グループは、Animate Settings HUDの Animate Settings タブで利用可能です:
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        Transform Handle 
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        Motion Path 
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        Transient Constraints 
Transform Handle ¶
| オプション | 説明 | 
|---|---|
| Change Mode Automatically | 有効にすると、コントロールのトランスフォームパラメータに基づいてハンドルのXform Modeが設定されます。 | 
| Mode | トランスフォームハンドルモードを設定します。 コンテキストメニューのXform Modeオプションを参照してください。 Change Mode Automatically が有効な場合、このオプションは利用不可です。 | 
| Alignment | トランスフォームハンドルの整列方法を決めます。 コンテキストメニューのAlignmentオプションを参照してください。 | 
| Use Gimbal Mode | コンテキストメニューのGimbal Modeオプションを参照してください。 | 
| Enforce Transform Limits | 有効にすると、コントロールは、定義したトランスフォーム制限を超えることができなくなります。 詳細は、トランスフォーム制限を参照してください。 | 
| Framing Zoom | Animateステートでフレーム操作のFを押した時の選択へのカメラズームを定義します。 | 
Motion Path ¶
モーションパスを参照してください。
Transient Constraints ¶
一時的な拘束を参照してください。
パラメータHUD ¶
パラメータHUDを表示するには、ビューポート上にマウスカーソルを置いてGを押します。 選択したコントロールのトランスフォームコンポーネント値(移動、回転、スケール)は、テキストボックスを入力するか、または、バリューラダーを使用することで変更することができます。
以下のボタンがパラメータHUDで利用可能です:
        
デフォルトのパラメータ値にリセットします。
        
複数のコントロールが選択されている時、それらのコントロールをプライマリコントロール(トランスフォームハンドルが置かれているコントロール)の位置にスナップさせます。
        
パラメータ値をコピーします。
        
コピーしたパラメータ値をペーストします:
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        コントロールを選択します。 
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        をクリックして、パラメータ値をコピーします。 
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        他のコントロールを選択します。 
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        をクリックして、コピーしたパラメータ値をペーストします。 
        
移動コンポーネント値の有効/無効の状態を切り替えます。 無効にすると、移動コンポーネントがグレーアウトし、他のコントロールの移動値を現在のコントロール値にペーストできなくなります。
        
回転コンポーネント値の有効/無効の状態を切り替えます。 無効にすると、回転コンポーネントがグレーアウトし、他のコントロールの回転値を現在のコントロール値にペーストできなくなります。
        
スケールコンポーネント値の有効/無効の状態を切り替えます。 無効にすると、スケールコンポーネントがグレーアウトし、他のコントロールのスケール値を現在のコントロール値にペーストできなくなります。
値にキーを打つ ¶
パラメータHUDでは、コンポーネント値にキーフレームを打つことができます:
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        コントロールを選択します。 
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        ALTクリックして、コンポーネントにキーを打ちます。 または コンポーネントを クリックして、 Key を選択します。 または ⇧ Shiftクリックして、すべてのコンポーネントにキーを打ちます。 
ハンドルパラメータウィンドウ ¶
ハンドルパラメータウィンドウを表示するには、ビューポート上にマウスカーソルを置いてPを押します。
| オプション | 説明 | 
|---|---|
| Handle Translate Step | ⌃ Ctrlを押したまま移動ハンドルを動かした時にコントロールが移動するステップサイズ。 | 
| Handle Rotate Step | ⌃ Ctrlを押したまま回転ハンドルを動かした時にコントロール軸が回転する度数。 | 
| Handle Scale Step | ⌃ Ctrlを押したままスケールハンドルを調整した時にオブジェクトがスケールするステップサイズ。 | 
| Handle Line Width | ハンドルラインの太さを調整します。 | 
| Handle Scale Factor | ハンドルサイズを調整します。 | 
| Handle Brightness | ハンドルの明度を調整します。 | 
| Draw Handles in All Viewports | ビューポートを分割して複数ビューが表示されている時、これを有効にすると、すべてのビューにハンドルが表示されます。 無効な時は、マウスカーソルが置かれているビューにのみハンドルが表示されます。 | 
| Show Handle Plane Controls | 有効にすると、平面内でコントロールが移動できるハンドルのみが表示されます。 | 
| Alternate Rotate Mode as Default | 有効にすると、回転リングから離れるようにドラッグする間もコントロール軸の回転が続きます。 | 
| Translate Axes outside Rotate Sphere | 有効にすると、フルトランスフォームハンドルのXform Mode(“x”)での回転球の外側に移動軸が表示されます。 | 
| Pose Tools | 使用するアニメーションツールを選択します。 | 
| Use Click and Drag | 有効にすると、コントロールを一度にクリックアンドドラッグすることができます。 無効な場合、コントロールを最初に選択してから次のマウスアクションでドラッグする必要があります。 | 
| Use Control XRay | 有効にすると、コントロールがオブジェクトの背後に表示されます。 | 
| XRay Strength | オブジェクトの背後のコントロールの不透明度を制御します。 | 
| Hide Controls During Playback | 有効にすると、アニメーションの再生時にコントロールが非表示になります。 | 
AnimateステートのHUDパネル ¶
以下のオプションは、AnimateステートでHUDパネルをクリックすることで利用可能です:
Title Visible
有効にすると、HUDのタイトルが表示されます。
Auto Resize
有効にすると、モードを変更したり、パラメータを表示/非表示にした時にHUDパネルのサイズが自動的に変更されます。 HUDのサイズを手動で変更すると、このオプションは自動的に無効になります。
Auto Position
これが有効、且つ、 Unpin も有効な時、HUDパネルが現在のマウスカーソルの位置に移動します。 HUDを手動で移動させると、このオプションは自動的に無効になります。
これを無効にすると、HUDパネルは以前の位置に移動します。
Lock Position
有効にすると、HUDパネルの位置が固定されます。
    これは、パネルの右上にある/
を使用して設定することもできます。
Minimize
有効にすると、HUDパネルが最小化されます。
    これは、パネルの右上にある/
を使用して設定することもできます。
Pin Left
有効にすると、HUDパネルがビューポートの左側にピン留めされます。
Pin Right
有効にすると、HUDパネルがビューポートの右側にピン留めされます。
Unpin
これが有効、且つ、 Auto Position も有効な時、HUDパネルが現在のマウスカーソル位置に移動します。
これが有効、且つ、 Auto Position も無効な時、HUDパネルは以前の位置に移動します。
Hide
HUDを非表示にします。