Houdini 19.0 デジタルアセット

デジタルアセットの作成とバージョン制御

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概要

任意のタイプ(オブジェクト、ジオメトリノード、ダイナミクスノード)のサブネットワークをデジタルアセットに変換することで、そのタイプのデジタルアセットを作成することができます。

新しいアセットを作成した後に、ユーザがそのアセットにアクセスする方法は、アセットのインストールと使い方を参照してください。

Tipsとメモ

  • 混乱を避けるためにアセットの内部名とラベルを合わせておくこと(例えば、threelightrigThree Light Rig)を強く推奨します。

How to

To...Do this

デジタルアセットに変換するサブネットを用意する

  • デジタルアセットに変換する前にサブネットワークを最初から準備して、エクスプレッションに 相対参照 を使用するようにしておけば、それらの参照はアセット内部でも有効なままにすることができます。例えば、ch('/obj/geo1/subnet1/copy1')の代わりにch('../copy1')を使用してください。

    (サブネットをデジタルアセットに変換しようとする時、そのサブネット内部の参照が外部参照をしていると、それがアセット内で動作しなくなるのでHoudiniが警告を出します。)

  • サブネットワーク内に大量のノードを簡単に配置するには、それらのノードを選択して右クリックして、 Actions ▸ Collapse into Subnet を選択します。

サブネットをデジタルアセットに変換する(新しいフル機能の方法)

  1. サブネットを右クリックして、 Digital Asset ▸ Create New を選択します。

    HoudiniはCreate New Assetダイアログを表示します。

    このダイアログは、項目内容を入力するとそれらの項目が結合されるので、完全なアセット名を構築するのに役立ちます。 さらに、アセットライブラリの共通する保存場所を指定するメニューも用意されています。

  2. Type Name を設定します。

    これは、アセットの内部名のベースの“名前”の部分です。例えば、threelightrigなどです。

    この文字列は、アルファベットまたはアンダースコアで始まっている必要があります。 また、それ以降で使える文字はアルファベット、数字、アンダースコアのみです。例えば、threelightrigです。

    ラベルは後から変更可能ですが、アセットを再生成しない限り、内部名を 変更することはできません

  3. __Author__フィールドには、ネームスペースとして使用するユーザ名またはスタジオ名を設定します。

    これは、名前のベースの“ネームスペース”の部分です。

    スタジオ環境では、ノード名が他のHoudiniのノード名や他のベンダーのノード名と干渉しないよう、ネームスペースを追加することをお勧めします。 Author フィールド(“author”には、ユーザ名やスタジオ名を設定することができます)がネームスペースのベースとなります。

    Author の横にあるチェックボックスをオフにすると、ダイアログはネームスペースを追加しなくなります。

  4. (必要であれば) Branch フィールドを設定します。

    ネームスペースにテキストを追加して、そのノードが開発サイクルのどの部分に当たるかをマークすることもできます。 Branch の横にあるチェックボックスをオフにすると、ダイアログはネームスペースの文字列にブランチを追加しなくなります。

    これは、アセットライブラリを共有する大規模スタジオにおいて特に便利です。 同一アセットをフェーズで区別できるため、アーティストはアセットの“メイン”バージョンを使用し、TDは“dev”バージョンを使用するといったことが可能になります。

    Branch フィールドの右側にあるドロップダウンメニューには、“dev”(開発中)、“test”(テスト用の限定リリース)、“main”(テスト済みの主流バージョン)などの推奨値が表示されます。

  5. 初期 Version を設定します。

    バージョン番号を名前に追加します。例えば、threelightrig::2.0などのようになります。

    Version の横にあるチェックボックスをオフにすると、ダイアログは名前にバージョンを追加しなくなります(バージョンが“空”の場合、Houdiniはどれが最新バージョンかをチェックするとき、そのアセットを一番古いバージョンと見なします)。 アセットに1.0などのバージョンを追加するか、バージョンを含めないかはユーザ次第です。

    バージョン番号を使用すると、同一名で同時にロードしたアセットの複数バージョンを使用できるので、アセットの古いバージョンを含むシーンファイルも、引き続き使用可能です。 Houdiniでは、Tabメニューに(デフォルトで)最新バージョンが表示されます。

  6. Menu Entry フィールドを設定します。

    ⇥ Tabメニューをブラウズする時、どのサブメニューにアセットを表示するのかを指定します。 テキストボックスの右側にあるドロップダウンメニューを使用すると、既存のサブメニューを選択することができます。 また、新しいサブメニューのラベルを入力して、新しいサブメニューを作成することもできます。 例えば、独自のカスタムノードを、⇥ Tabメニューの独自のサブメニューにまとめるといったことが可能です。

    名前にスラッシュ(/)を追加すると、サブメニューをネスト化することができます。 例えば、My Nodes/Polygonsなどのようにします。 ただし、通常はネスト化しないことをお勧めします。⇥ Tabメニューで複数レベルのサブメニューを選択するのは、ユーザにとって難しい場合があるためです。

  7. Asset Label ポップアップメニューを Explict に設定してから、その下にあるフィールドで、そのアセットのわかりやすいラベル名(このアセットが⇥ Tabメニューで表示される名前)を入力します。例えば、Three Light Rig

  8. Display Branch in Label をオン/オフのどちらかに決めます。

    Branch 機能を使用する場合で、これがオンのときは、ラベルにブランチが追加されます(例えば、Three Light Rig (Main)など)。 ブランチがラベルの一部として⇥ Tabメニューに表示されるので、ユーザはどのブランチのアセットがあるかを簡単に識別することができます。

  9. Library Path メニューから、アセットファイルの保存先を選択します。詳細は、ダイアログのヘルプを参照してください。

    Note

    これらの保存場所のいくつか($HIP/hda, $HSITE/hda,たいていの場合はCustom値)は、デフォルトではアセットの検索で走査されません。 これらの場所に保存した場合、そのアセットは このシーンファイル 内に自動的にインストールされますが、他のシーンファイルでそのアセットを使用したい時には、そのアセットを手動でインストールする必要があります。 そうしなくないのであれば、そのディレクトリを$HOUDINI_OTLSCAN_PATHに追加すると、Houdiniはそのアセットを自動的に走査するようになります。

  10. Library File メニューから、ライブラリファイルの名前の構築方法を選択します。詳細は、ダイアログのヘルプを参照してください。

    Note

    アセットライブラリファイルには、複数のアセットを格納することができることを忘れないでください。 新しいアセットの保存先として既存のライブラリファイルを指定すると、その既存ファイルにそのアセットが追加されます(新しいアセット のみ でライブラリファイルが上書きされるわけではありません)。

  11. Prefix Type Category をオン/オフのどちらかに決めます。

    ファイル名の重複をさらに強力に防ぐために、ライブラリファイル名にネットワークタイプを追加します。

    同じディレクトリに多数のアセットファイルを保存する場合、名前、ネームスペース、バージョンが同じで、ネットワークタイプが異なるアセットが2つある可能性があります(例えば、ジオメトリアセット(SOP)とSolarisアセット(LOP)など)。 異なるファイルにアセットを保存したい場合は、これをオンにすると、ネットワークタイプは異なるが、内部名は同じであるアセットを別々のファイルに保存できます。

  12. Create をクリックします。

    Houdiniがその新しいアセットのType Propertiesウィンドウを開くので、そこでアセットのメタデータとパラメータUIに関する作業を行なうことができます。

Tip

このダイアログのデフォルトを変更する方法、プリセットの作成方法、ブランチの編集方法に関しては、以下を参照してください。

サブネットをデジタルアセットに変換する(従来の方法)

  1. サブネットを右クリックして、 Create Digital Asset を選択します。

    Houdiniは、アセットに名前を付けてその保存先を決めることができるダイアログを表示します。

  2. Operator Label には、Houdiniのユーザインターフェースで表示されるわかりやすい名前を設定します。例えば、Three Light Rigです。

  3. Operator Name には、他のノードと区別できるように固有な内部名を設定します。例えば、threelightrigです。

    後でラベルを変更することができますが、アセットを再度作成しない限り、 内部名を変更することはできません

    スタジオ環境では、ノード名がHoudiniのノード名や他のベンダーのノード名と干渉しないように、ネームスペース、できれば(ベース名が同じ異なるバージョンのノードを同時にインストールできるように)バージョンまでも付けたいことでしょう。例えば、mystudio::threelightrig::2.0です。

  4. Save to Library には、アセット定義の保存先となるライブラリファイルのファイルパスを設定します。詳細は、以下のアセットライブラリを参照してください。

    Tip

    Save to Library フィールドにEmbeddedを設定することで、アセットを外部ファイルに保存せずに現在の.hipファイルの中に埋め込むことができます。これは、アセットをテストするのに役立ちます。

  5. Accept をクリックします。

    Houdiniがその新しいアセットのType Propertiesウィンドウを開くので、そこでアセットのメタデータとパラメータUIに関する作業を行なうことができます。

アセットをセットアップする

アセットを作成すると、Houdiniは、その新しいノードタイプのオプションを編集できるようにType Propertiesウィンドウを開きます(後で再びこのType Propertiesウィンドウを開きたいのであれば、そのアセットのインスタンスを右クリックして、 Type Properties を選択します)。

このウィンドウを使用することで、その新しいノードタイプのパラメータインターフェースをセットアップすることができます。

このウィンドウの Help タブでは、wikiマークアップ言語を使って、そのアセットの目的とコントロールについてユーザに解説したドキュメントを記述することができます。

既存のアセットの新しいバージョンを作成する

これは、既存アセット名のバージョン番号を上げて、その新しいコピーを作成します。

  1. ネットワークエディタ内で、新しいバージョンを作成したいアセットのインスタンスを右クリックします。

  2. Digital Asset メニューから Increase Major Version または Increase Minor Version を選択します。

    HoudiniがIncrease Versionダイアログを表示します。

  3. Library PathLibrary FilePrefix Type Category のオプションを使用して、その新しいバージョンの保存先となるライブラリの親ディレクトリとファイル名を設定します。詳細は、ダイアログのヘルプを参照してください。

  4. Create をクリックして、オリジナルアセットの新しいバージョンを作成して保存します。

既存のアセットを複製して新しいアセットを始める

  1. ネットワークエディタ内で、コピーしたいアセットのインスタンスを右クリックして、 Digital Assets ▸ Save As… を選択します。

    HoudiniがCreate New Assetダイアログを表示します。

  2. ダイアログ内のオプションを使用して、新しいアセットの内部名、ラベル、さらには、その新しいアセットの保存先となるライブラリの親ディレクトリとファイル名を設定します。詳細は、ダイアログのヘルプを参照してください。

New Assetダイアログのデフォルトを設定する

ネットワークエディタ内で、ノードを右クリックして、 Digital Assets ▸ Preferences を選択します。詳細は、Save Asset Preferencesダイアログを参照してください。

デジタルアセット

はじめよう

  • デジタルアセットの紹介

    Houdiniでは、デジタルアセットと呼ばれる再利用可能なカスタムノードに作業を変更することができます。

アセットの作成

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