Houdini 19.5 PDG/TOPsを使ってタスクを実行する方法

ワークアイテムのパフォーマンスの可視化

ネットワーク内のワークアイテムの相対的なクック時間(またはファイル出力サイズ)を可視化する方法。

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概要

通常では、ネットワーク内のワークアイテムのドットは、その現行状態(例えば、クック中、完了、エラーなど)で色が変わります。 しかし、 Tasks ▸ Show Task Graph Performance を有効にすることで、相対的なクック時間で色を変えてボトルネックを調べたり、出力サイズで色を変えて肥大化する可能性のある出力を調べることができます。

ネットワークは、ワークアイテムがクックされた時に、各ワークアイテムのクック時間(とその出力ファイルのサイズ)を記録します。 クック中に Show Task Graph Performance を有効にすれば、結果を常時更新したり、クック後にそれを有効にすれば、最終結果を取得することができます。

How to

To...Do this

相対的なパフォーマンスデータからワークアイテムのドットのカラーを変更する

ネットワークエディタの上部にあるメニューから、 Tasks ▸ Show Task Graph Performance を有効にします。

実クック時間を表示する

  • ワークアイテムをクリックすると、そのポップアップInfoウィンドウにその実クック時間/出力サイズが表示されます。

  • Task Graph Tableを表示すれば、そのテーブルの中ですべての実クック時間/出力サイズを確認することができます。

メモ

  • ドットのカラーは、 相対的な 時間/サイズに基づいてグラデーションが付きます。そのため、ワークアイテムが非常に早く完了しようが、他のすべてのワークアイテムも早く完了していれば、そのワークアイテムのカラーは赤になります。

  • デフォルトのワークアイテムの並び順(Display Optionsの“Sort by: Automatic”)では、 Show Performance を有効にするとパフォーマンス順でワークアイテムが並ぶので、遅いワークアイテムが早いワークアイテムよりも前に表示されます。

    Display Optionsを使用することで、代わりにStateまたはIndexの順で常にワークアイテムを並べることができます。

PDG/TOPsを使ってタスクを実行する方法

基本

初心者向けチュートリアル

次のステップ

リファレンス

  • すべてのTOPsノード

    TOPノードは、データをネットワークに送り込んでワークアイテムに変換し、色々なノードでそれを制御するワークフローを定義します。たいていのノードは、ローカルマシンまたはサーバーファーム上で実行可能な外部プロセスを表現しています。

  • プロセッサ系ノードコールバック

    プロセッサ系ノードはスケジューラで実行可能なワークアイテムを生成します。

  • パーティショナー系ノードコールバック

    パーティショナー系ノードは複数の上流ワークアイテムを単一パーティションにグループ化します。

  • スケジューラ系ノードコールバック

    スケジューラ系ノードはワークアイテムを実行します。

  • 独自のファイルタグとハンドラー

    PDGはファイルタグを使用して出力ファイルのタイプを決めます。

  • Python API

    ディペンデンシーグラフを扱うためのPython PDGパッケージのクラスと関数。

  • Job API

    ジョブスクリプトで使用するPython API

  • ユーティリティAPI

    Python pdgutilsパッケージのクラスと関数は、PDGノードでの使用だけでなく、スクリプトやプロセス外のジョブスクリプトでの使用も想定されています。