Houdini 19.5 PDG/TOPsを使ってタスクを実行する方法

PilotPDG

PDG特有のワークフローを操作するためのスタンドアローンなアプリケーションもしくは制限付きライセンス。

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廃止

PilotPDG(スタンドアローンなGUIアプリケーションもしくはライセンス)は廃止されました。 代わりにHoudiniを使用してください。 GUIでHoudiniを制御するならば、 Houdini Indie/Core/FX ライセンスを使用します。 コマンドラインでHoudiniを制御するならば(hbatch, hython)、 Houdini Engine ライセンスを使用します。

TOPs/PDGを扱う時、TOPネットワークを 組めるように するにはGUIのHoudiniが必要になります。 しかし、PDGグラフをOut-of-Processクック (ジョブを実行)する場合ならば、Houdini Engineライセンスを使用してコマンドラインでHoudiniを制御することができます。

様々なバージョンのHoudiniとライセンスに関する情報は、製品比較を参照してください。

PilotPDGとは?

PilotPDG とは、TOPグラフの作成と処理を行なうスタンドアローンなGUIアプリケーションのことです。 これは、/tasksコンテキスト内でのみ作業が許され、/tasksコンテキストとTOPシェルフUIのみが含まれています。

PilotPDGは以下の事ができます:

  • TOPノードを作成してクックし、他のPDG特有の操作を行なうことができます。

  • /tasksコンテキスト外に他のノードを作成することができますが、(たとえ上位のHoudiniライセンスを使用したとしても)それらのノードをクック することはできません

  • HIPsとHDAsをロードすることができます。

Houdiniインストールディレクトリ内の$HFS/bin/フォルダに PilotPDG 実行可能ファイル(pilotpdg.exe)があります。

PilotPDG は、 PDGライセンス または他の上位のHoudiniライセンスを使用して実行することができます。

重要

PilotPDGPDGライセンス別々の存在 であることに注意してください。

PDGライセンス

PDGライセンス は、ファーム上でPDGグラフをクックすること、または、 PilotPDG を実行することが許可された制限付きのHoudiniライセンスです。 このライセンスは、Submit Graph as Jobの操作、または、他のHoudiniノードを 使用しない PDGグラフのクックで役立ちます。 PDGライセンス は、hython --pdgで非常によく使用します。

PDGライセンス の取得に興味をお持ちであれば、SideFXの営業にお問い合わせください。

Note

非TOPノードをプロセス外でクックできるようにするには、上位のHoudiniライセンス(例えば、Houdini Engineライセンス)が必要です。

ライセンス取得の挙動を変更する

以下のオプションを使用すれば、Houdiniライセンス取得のデフォルトの挙動を変更することができます:

コマンドラインのオプション

hythonに関しては、まず最初にhython --pdgをオーバーライドとして使用して PDGライセンス が取得できるか試してください。 それが動作しないようでしたら、代わりに通常のライセンス取得の使用を試みてください(例えば、この場合だと通常ならHoudini Engine、それがないならCore、それがないならFXを使用)。

環境変数のオプション

Houdiniまたはhythonを起動する場合は、HOUDINI_SCRIPT_LICENSE=”pdg”環境変数を設定することで、強制的にHoudini License Administratorがまず最初に PDGライセンス の取得を試みて、その PDGライセンス が見つからなければ他の代替ライセンスの取得を試みるようにすることができます。

他にも、PDG_LICENSE_MODE環境変数を使用することで、 PDGライセンス が見つからなかった場合の代替の挙動をオーバーライドすることができます。 例えば、PDG_LICENSE_MODE=engine_onlyを設定すると、 PDGライセンス が見つからなければ、Houdini License Administratorは、Hoduini Engineライセンスの取得を試みます。 そしてHoudini Engineライセンスも見つからなければ、他の代替ライセンスの取得を諦めます。 このライセンス取得の挙動が PilotPDG またはhython --pdgのようなPDG特有のアプリケーションに対して厳しくなります。

PDG/TOPsを使ってタスクを実行する方法

基本

初心者向けチュートリアル

次のステップ

リファレンス

  • すべてのTOPsノード

    TOPノードは、データをネットワークに送り込んでワークアイテムに変換し、色々なノードでそれを制御するワークフローを定義します。たいていのノードは、ローカルマシンまたはサーバーファーム上で実行可能な外部プロセスを表現しています。

  • プロセッサ系ノードコールバック

    プロセッサ系ノードはスケジューラで実行可能なワークアイテムを生成します。

  • パーティショナー系ノードコールバック

    パーティショナー系ノードは複数の上流ワークアイテムを単一パーティションにグループ化します。

  • スケジューラ系ノードコールバック

    スケジューラ系ノードはワークアイテムを実行します。

  • 独自のファイルタグとハンドラー

    PDGはファイルタグを使用して出力ファイルのタイプを決めます。

  • Python API

    ディペンデンシーグラフを扱うためのPython PDGパッケージのクラスと関数。

  • Job API

    ジョブスクリプトで使用するPython API

  • ユーティリティAPI

    Python pdgutilsパッケージのクラスと関数は、PDGノードでの使用だけでなく、スクリプトやプロセス外のジョブスクリプトでの使用も想定されています。