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このノードは画像をブラーします。 マスクを使用する場合、通常のマスクとして使用できますが、ピクセル毎にブラーカーネルを変更することで、より正確なブラーを作成することもできます。
(マスクを備えた)Depth Of Field COPと併用すると、このノードは、被写界深度のブラーをかけることができます。
スコーピング
この操作は、一定の平面や平面のコンポーネントに限定できます。 また、シーケンス内のフレームのサブセットに適用できます。 画像には、修正を行なうスコープされたフレームと平面の両方が必要です。
修正されない画像は通過するため、メモリや処理時間を必要としません。
Masking
この操作はマスキングが可能で、その操作を画像の領域に制限します。 マスクは反転させたり、明るくしたり、暗くしたりすることができます。
マスク入力はノードの横にあります。コネクタのラベルはマスクとして使用する平面を示します。
マスク入力は、出力画像の解像度と異なる場合、出力画像の解像度に合わせてスケールもできます。 このノードが断続的に変化していても、マスクが変化していない場合、Scale COPを配置すると、マスク画像のサイズ変更がやや速くなります。 これを行なわない場合は、このノードを処理する度に毎回スケールが発生します。
パラメータ
Blur
X/Y Filter
ブラーカーネル関数を定義します。
Size
XおよびY両方に対するブラーの直径を定義します。
Y Size
オンにすると、Xとは関係なく、Yに対するブラーの直径を調整します('Size'はX Sizeを制御しています)。
Units
ブラーの直径を表現するユニットを定義します。
UV Coords
0から1の間の値で表現され、0は1×1ブラー(なし)になり、1はxres x yresブラーになります。解像度には影響しません。
Pixels
ブラーをピクセルで表現します。
Per-Pixel Blur
オンの場合、マスクは、入力と出力をただブレンドするのではなく、各ピクセルのブラーの直径に影響を与えます。 より現実に近いグレースケールマスクのブラーの変化が生成されますが、パフォーマンスはかなり低下します。 浮動小数点は、カーネルサイズの許容値を指定します。デフォルトでは0.1に指定されているため、0.1で均等に割り切れるカーネルのみが使われます。 値を上げるとブラーが高速になりますが、環状の画像の乱れができやすくなります。 ゼロに指定すると、完全に正確なブラーになります(浮動小数点マスクでは速度がかなり落ちます)。
Fast Blur
オンの場合、より速い近似法によりブラーがかけられます。 このオプションは、Box、Bartlett(Cone)、Gaussianフィルターのみでサポートされています。 狭いフィルター幅(<10)の場合は、エラーが目立つことがあります(5-7%)が、通常、エラーの発生は1%未満です。 極めてダイナミックレンジの大きい画像では、より大きなエラーになることがあります。 フィルターサイズが大きい場合(1000ほど)、この方法を使用すると、数学的に正確なブラーを作成するよりもはるかに速く処理することができます。
Scope
Plane Scope
ColorのRGBコンポーネント、Alpha、および他の平面に対する範囲を指定します。 (C)RGBAマスクは、ColorコンポーネントとAlphaにのみ影響します。'C'は、すべてのRGBコンポーネントを切り替えます。
ColorとAlpha以外の平面の場合、平面の名前(適用可能な場合はコンポーネントも加えて)は、文字列フィールドで指定されます。 プルダウンメニューにより、このノードにある平面またはコンポーネントを選択できます。
平面は、その名前で設定されます。コンポーネントは、その平面とコンポーネントの名前の両方により指定されます。 '*'のワイルドカードによって、追加の平面をすべてスコープすることができます。平面やコンポーネントは、スペース区切りでいくつでも指定することができます。
例:
P N.x N.y P N Pz
Frame Scope
Frame Scope
フレーム範囲で特定のフレームのスコーピングを可能にします。 これは、平面スコープに追加されます(したがって、あるフレームの平面は、修正を行なうスコープされたフレームと平面の両方である必要があります)。
All Frames
すべてのフレームがスコープされます。
Inside Range
サブ範囲の内側にあるすべてのフレームがスコープされます。
Outside Range
サブ範囲の外側にあるすべてのフレームがスコープされます。
Even Frames
偶数番号のフレームがスコープされます。
Odd Frames
奇数番号のフレームがスコープされます。
Specific Frames
ユーザ定義のフレームリストがスコープされます。
Frame Range
Inside/Outside Rangeの場合、このパラメータは、スコープする(またはスコープしない)シーケンスのサブ範囲を指定します。 これは、Timelineビューアモードで編集できます(ビューアの⌃ Ctrl + 2)
Frame Dropoff
Inside/Outside Rangeの場合、このパラメータは、前後の一定数のフレームを指定して、ゆっくりとスコープしたフレームまで増加させます。 この操作は、その入力とブレンドされ、多数のフレームに対してスコーピング効果を'イーズイン'または'イーズアウト'します。 これは、Timelineビューアモードで編集できます(ビューアの⌃ Ctrl + 2)
Non-scoped Effect
スコープされないフレームについて、入力画像と修正画像間のブレンド係数を設定します。 通常はゼロです(入力画像を使用)。ゼロ以外の値に設定すると、スコープされないフレームを'わずかに'スコープされないようにできます。 値は、0(スコープしない)から1(スコープする)の間で変化します。
Frame List
'Specific Frames(特定のフレーム)'のフレームリストです。フレーム番号はスペース区切りにしてください。
Automatically Adjust for Length Changes
シーケンス範囲が変化する場合、このパラメータを有効にすると、新しい範囲に合うようにサブ範囲とフレームドロップオフの長さが調整されます。
Mask
マスクを選択すれば、ノードの効果をマスクで定義した領域に制限することができます。マスクはマスク入力(サイド入力)または1番目の入力そのものから取得することができます。
Effect Amount
マスクが存在しない場合、一定量(0 = すべての入力、1 = すべての出力)により出力と入力を混合します。
マスクが存在する場合、この量によりマスクを乗算します。
Operation Mask
マスクとして使用するマスク平面をマスク入力から選択します。マスクの選択方法は下記のとおりです。
マスクには、ある平面や全体の平面のコンポーネントを指定することができます。 ベクトル平面をマスクとして用意した場合、そのコンポーネントは、画像のコンポーネントによって乗算されます。
Scalar Mask ('A', 'C.r')
C.r = I.r * M C.g = I.g * M C.b = I.b * M
Vector Mask ('C')
C.r = I.r * M.r C.g = I.g * M.g C.b = I.b * M.b
First Input
画像自体のアルファ平面への操作をマスクする場合に便利です。
Mask Input
サイドマスク入力からマスクを選択します。
Off
マスクをオフにします。マスク入力を切り離す必要はありません(マスクを一時的に無効にする場合に便利です)。
Resize Mask to Fit Image
マスク画像の解像度が出力画像と異なる場合、このパラメータをオンにすると、出力画像の解像度にマスクをスケールします。
このノードが断続的に変化していても、マスクが変化していない場合、Scale COPを配置すると、マスク画像のサイズ変更がやや速くなります。 これを行なわない場合は、このノードを処理する度に毎回スケールが発生します。
Invert Mask
マスクを反転し、完全に'マスクした'すべての部分がマスクのない状態になります。 これにより、マスクを使ったノードの後にInvert COPを挿入する必要がなくなります。
ローカル変数
L
シーケンス長さ。
S
シーケンスの開始。
E
シーケンスの終了。
IL
入力シーケンス長さ。
SR
シーケンスフレームレート。
NP
シーケンス内のフレームの数。
W,H
画像の幅と高さ。
I
画像のインデックス(開始フレームが0)。
IT
画像の時間(開始フレームが0)。
AI
現在の平面配列のインデックス。
PI
現在の平面インデックス。
PC
現在の平面内のチャンネルの数。
CXRES
Composite ProjectのX解像度。
CYRES
Composite ProjectのY解像度。
CPIXA
Composite Projectのピクセルアスペクト比。
CDEPTH
Composite Projectのラスター深度。
CBP
Composite Projectのブラックポイント。
CWP
Composite Projectのホワイトポイント。
Examples
ActionZoom Example for Blur compositing node
このサンプルでは、RampとRadial Blurを組み合わせることで、画像にAction Zoomエフェクトを作成する方法を説明しています。
Basic Example for Blur compositing node
このサンプルでは、Blur COPのブラーフィルターのタイプをいくつか説明しています。
2つのブラーフィルタータイプを組み合わて個々のXとY軸で調整する方法も説明しています。
Glow Example for Blur compositing node
このサンプルでは、Blur COPを使ってグロー(白熱光)の効果を作成する方法を説明しています。
この効果を作成するには、輝度と明度を使って画像の一部を抽出します。そして、その領域にブラーをかけることで、グロー(白熱光)をシミュレーションして、その画像を元の画像上に合成します。
Mask Example for Blur compositing node
このサンプルでは、Blur COPを適用する画像領域を制御する方法を説明しています。
Blur COPで調整できる色々なマットのタイプを3通りのセットアップで説明しています。
The following examples include this node.
Basic Example for Blur compositing node
このサンプルでは、Blur COPのブラーフィルターのタイプをいくつか説明しています。
2つのブラーフィルタータイプを組み合わて個々のXとY軸で調整する方法も説明しています。
Glow Example for Blur compositing node
このサンプルでは、Blur COPを使ってグロー(白熱光)の効果を作成する方法を説明しています。
この効果を作成するには、輝度と明度を使って画像の一部を抽出します。そして、その領域にブラーをかけることで、グロー(白熱光)をシミュレーションして、その画像を元の画像上に合成します。
Mask Example for Blur compositing node
このサンプルでは、Blur COPを適用する画像領域を制御する方法を説明しています。
Blur COPで調整できる色々なマットのタイプを3通りのセットアップで説明しています。
GeokeyBasics Example for Geokey compositing node
このサンプルでは、3D情報を使ってマットやローカル修正用に画像の一部を抽出する方法を説明しています。 このサンプルでは、Geokey COPを使用しています。
MakeShadow Example for Corner Pin compositing node
このサンプルでは、Corner Pin COPを使って平坦なサーフェス上に角度付きのシャドウを作成する方法を説明しています。
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