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Since | 20.5 |
このノードは、APEXスクリプト構文で記述されたコードスニペットを実行し、そのスニペットを表現したAPEXグラフを生成します。 その結果のAPEXグラフは、APEX Invoke Graph SOPを使用して実行することができます。 このAPEXグラフは、他のグラフオペレーションと組み合わせて使用することもでき、実行前にプロシージャルグラフやワークフローを修正することができます。
パラメータ ¶
Clear Setup Parms
このボタンは、スニペットの入力パラメータとして使用されるすべての数値/文字列型のSpareパラメータをクリアします。
Reload Setup Parms
このボタンは、スニペットで使用される数値/文字列型のSpareパラメータを追加または更新します。 スニペットの入力は、そのスニペット内にBindInput()関数を使用することで定義することができます。
Snippet
実行するAPEXスクリプトスニペット。
Inspect Line
有効にすると、 Snippet 内の指定した行番号のコードが赤で表示されます。これはデバッグで役に立ちます。
Debug
有効にすると、スニペットを大元のPythonのast
モジュール構文構造体でプリントします。
Show Traceback
有効にすると、フルのトレースバック付きですべてのエラーメッセージを表示します。
Convert To Snippet
事前同梱済みのコンポーネントスクリプト、または、グラフ入力(このノードの2番目の入力)をAPEXスクリプトスニペットに変換します。 APEXスクリプトスニペットと入力グラフの機能は、まったく同じです。
Keep Node Positions
有効にすると、入力グラフのすべてのノードの位置メタデータが、逆コンパイルされたAPEXスクリプトスニペットに追加されます。 これは、かなりの行数のコードを生成します。
Keep Node Color
有効にすると、入力グラフのすべてのノードのカラーメタデータが、逆コンパイルされたAPEXスクリプトスニペットに追加されます。 これは、かなりの行数のコードを生成します。
Keep Node Names
有効にすると、逆コンパイルされたコード内に特別な関数引数の__name
が維持されます。
有効にすると、追加の Subgraphs スニペットセクションが使用されます。
Save Subgraphs
@subgraph
デコレータでデコレートされたすべての関数が、 Geometry File パラメータで指定されたパスにあるサブグラフライブラリに保存または更新されます。
一度保存すると、それらのサブグラフは、他のAPEX Script SOP内でグローバル関数として、または、APEX Network View内でサブグラフとして利用可能になります。
Clear Existing Library
有効にすると、ライブラリ内のすべての既存の関数が除去され、現在定義されているサブグラフ/グローバル関数に置換されます。
Geometry File
Subgraphs スニペットで定義されているサブグラフが保存される場所。
Subgraphs
@subgraph
でデコレートされた関数を保存できるようにするAPEXスクリプトスニペット。
この関数は、サブグラフとしてディスクに保存され、通常の関数のように他のノードで使用することができます(グローバル関数のように動作します)。
有効にすると、スニペットにヘッダーとフッターが追加されます。 ヘッダーとフッターは、現在のスニペットの前後に挿入される事前定義済みのコードスニペットで、スニペットと一緒に実行されます。 ヘッダーとフッターは、共通オペレーション(例えば、ジオメトリ入力をグラフに変換してからそれをジオメトリに戻すオペレーション、パックキャラクタからリググラフを取得するオペレーションなど)を標準化するのに役立ちます。
Template
現在のスニペットに使用するヘッダーテンプレート。
Basic
空っぽのテンプレートを追加します。
Graph
(ヘッダー内で)グラフ入力のどれかにバインドされているジオメトリをグラフに変換し、(フッター内で)そのグラフをジオメトリに書き換えます。
Component
(ヘッダー内で)パックキャラクタジオメトリからリググラフを取得し、(フッター内で)そのパックキャラクタジオメトリをそのリググラフで更新します。
Custom
ユーザ側でヘッダーとフッターを編集することができます。
Add Version
有効にすると、Houdiniバージョンがヘッダーに追加され、使用するAPEX関数のバージョンが設定されます。 これによって、異なる引数を持つ新しいバージョンの関数が追加された場合でも下位互換を保つことができます。 詳細は、特別な関数を参照してください。
Show
有効にすると、ヘッダーとフッターが表示されます。
Edit
有効にすると、ヘッダーとフッターを手動で編集することができます。
File Type
スニペットの保存に使用されるフォーマットを定義します。
Graph
スニペットを、そのスニペットのテキストをDetailプロパティとして格納されたグラフとして保存したり、または、そのグラフからスニペットを読み込みます。
Text
スニペットをテキストファイルに保存したり、または、スニペットをテキストファイルから読み込みます。
Graph File
File Type が Graph に設定されている場合、ここには、グラフとしてスニペットを読み込み、または、保存する場所を指定します。
Load As Snippet
File Type が Graph に設定されている場合、これは、 Graph File を読み込み、そのグラフをスニペットとして解釈します。 そのグラフがAPEX Script SOPを使って生成されている場合、そのスニペットは、そのジオメトリのDetailプロパティから取得されます。
Save Graph
File Type が Graph に設定されている場合、これは、現在のスニペットを、そのスニペットのテキストをDetailプロパティとして格納されたグラフとして保存します。
Text File
File Type が Text に設定されている場合、ここには、テキストとしてスニペットを読み込み、または、保存する場所を指定します。
Load Text
File Type が Text に設定されている場合、これは、現在のテキストを Snippet パラメータに読み込みます。
Save Snippet as Text
File Type が Text に設定されている場合、これは、現在のスニペットを、指定した Text File に保存します。
Dictionary To Bind
有効にすると、このSOPのInvoke入力に接続されている指定した辞書アトリビュートから入力グラフパラメータを設定します。
Bind To Geometry Parameter
有効にすると、このSOPのInvoke入力に接続されているジオメトリのグラフ上に指定したジオメトリパラメータを設定します。
Bind Named Primitives as Inputs
有効にすると、このSOPのInvoke入力に接続されているジオメトリ上のパックプリミティブのグラフ上に、パラメータ名がs@name
Primitiveアトリビュートにマッチしたジオメトリパラメータの設定を試みます。
Apex Outputs Group
このSOPのInvoke入力内のoutput
ノードの名前。
そのoutput
ノード上のすべての出力ポートが、出力ジオメトリに書き出される辞書に含まれます。
Output Attrib
出力ジオメトリ上に作成する辞書アトリビュートの名前。
Do Bind Output Geometry
有効にすると、 Bind Output Geometry 内のジオメトリをInvoked出力にコピーします。
Bind Output Geometry
Invoked出力にコピーする指定した出力ポート上のジオメトリ。
Force Reload Graph
有効にすると、このSOPのInvoke入力のグラフをリロードして再コンパイルします。
Note
このオプションは、デバッグに役立ちますが、パフォーマンスに深刻な影響が出るのでプロダクションシーンでは使用しないでください。
Enable Partial Evaluation
有効にすると、以下のグラフの部分のみを実行することで、グラフの部分的な評価の最適化を行なうことができます:
-
変更のあった入力パラメータに依存している。
且つ
-
このノードで要求された出力に寄与している。
無効にすると、グラフの評価は、すべての入力パラメータが変更されていると想定し、そのグラフを介した個々のすべてのパラメータの伝搬をチェックしません。 場合によっては、実際にこの方がパフォーマンスが改善されることがあります。特に、膨大な数のアニメーションする入力パラメータがある時がそうで、APEXはその膨大な数の変更されたグラフ入力の伝搬のチェックをスキップするからです。
Note
このノードに接続されている辞書内に複数のパラメータが存在する時(Attribute Adjust Dictionary SOPに複数のエントリがある時)に、
それらのパラメータの1つしか変更されていない場合でも、APEXはその辞書内の すべて のパラメータに接続されているグラフの部分を実行します。
これを回避するには、パラメータセット毎に別々にAttribute Adjust Dictionary SOPを作成し、グラフ評価を特定のパラメータグループに分けます。
Show
APEX Network Viewに表示するグラフを指定します。
Component Script
グラフで表現されたAPEXスクリプトスニペット。
Output 1
APEXスクリプトスニペットの実行結果。
入力 ¶
Invoke Input
APEXスクリプト入力パラメータの設定に使用されるソースデータ。
出力 ¶
Invoked
APEXスクリプトを呼び出した結果。 これは、 Output Dictionary Bindings と Bind Output Geometry で指定されたグラフから取得した結果です。
APEX Script Graph
APEXスクリプトスニペットを表現したAPEXグラフ。
See also |