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| Since | 18.0 | 
概要 ¶
デフォルトでは、USDはすべてのPrimをライティングします。 しかし、どのPrimをどのライトで照らすかといった細かな制御をしたいことがよくあります。 このノードは、独自のユーザーインターフェースを使って、ライトと個々のPrim間のリレーションシップを作成することができます。
Note
現在のところ、シャドウリンクはKarma CPUでのみ利用可能です。
How to ¶
Light Linkerは、独自のQtベースのユーザーインターフェースを備えており、このノードが選択されると、パラメータエディタをそのインターフェースで占有します。
パラメータエディタのツールバー内にある Show/Hide Parametersボタンをクリックすることで、その独自インターフェースと通常のパラメータエディタを切り替えることができます。
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        左側のペインには、シーン内のすべてのライトのツリーが表示されます。 右側のペインには、モデルPrimsのツリーが表示されます。 中央のペインには、ライトとPrimのリンクに関するルールのリストが表示されます。 
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        既存のライト/シャドウのリレーションシップは、このリストの上部に読み込み専用ルールとして表示されます。 
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        個々にライトとPrimをリンクできるだけでなく、ライトコレクションとPrimコレクションをリンクすることもできます。 
| To... | Do this | 
|---|---|
| ライトルールを作成する | 左側のペインのライトを中央のペインにドラッグすることで、そのライトの新しいルールカードが作成されます。 作成されたルールは、 包含 Primsと 排他 Prims用の空間を持ちます。 | 
| Primを中心としてルールを作成する | 右側のペインのPrimを中央のペインにドラッグすることで、 Primを中心とした ルールを作成することができます。 これによって、どのライトがそのPrim(とその子Prims)をライティングするのかどうか選択することができます。 実際のところ、USDはPrimを中心としたライトルールに対応していません。 このノードは、リレーションシップを編集する時に同じ結果が得られるようにそのようなルールをライトを中心としたルールに自動的に変換します。 | 
| シャドウ ルールを作成する | ライトを中央のペインにAltドラッグすると、ライトリンクの代わりに シャドウリンク が作成されます。 これは、そのライトがどのPrimからシャドウを落とすのかを制御します。 | 
| モデルPrim(とその子Prims)をルールカードのIncludeリストまたはExcludeリストに追加する | 右側のペインのPrimをルールカード上のIncludeリストまたはExcludeリストにドラッグアンドドロップします。 | 
| IncludeリストとExcludeリストを編集する | 現在のところ、ルールカード内のIncludeリストとExcludeリスト間でPrimをドラッグすることはできません。 Include/Excludeリストを編集するには、そのリストをクリックします。 すると、そのリスト内のすべてのパスを表示するダイアログが開きます。 Add をクリックして新しいパスまたはパターンを追加したり、そのリスト内の既存のパス/パターンを選択して Remove をクリックします。 | 
| ルールを削除する | ルールカード上にマウスカーソルを置いて、 | 
| ルールを一時的に無効/有効にする | ルールカードの左上コーナーのチェックボックスをクリックします。 | 
| コレクションを作成する | 新しいライトコレクションを作成するには、左側のペイン上でライトを選択してから、 新しいモデルPrimコレクションを作成するには、右側のペイン上でモデルを選択してから、 | 
Tipsとメモ ¶
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        このノードは、独自のPython駆動型UIを使ってインターフェースの表示を試みます。今後のバージョンではもっと高速で、もっと堅牢で、もっと多機能になる予定です。 
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        リンクを編集する際は、おそらく(中央のペインのRules項目の下側にある) Filter Based on Selection を無効にした方が良いでしょう。 このオプションは、リレーションシップを評価する時に役立ちますが、左側または右側のペイン上のアイテムをクリックした時に何も表示されなくなってしまってドラッグする時に困ってしまいます。 今後のHoudiniのバージョンでは、このオプションをもっと便利にする予定です。 
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        すべてのリレーションシップは、 ライト に対して編集されます。たくさんのライトに寄与したPrim中心のルールを作成すると、そのルールは、それぞれのライトがそのPrimに寄与するように書き換えられます。 
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        現在のところ、コレクションは常に /collectionに作成されます。
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        ここで作成したコレクションは、デフォルトでは“/”が含まれず、その展開ルールは explicitOnlyです。
パラメータ ¶
Number of Rules
定義するリンクルールの数。 各ルールは、それ自身のソースPrim、Includeリスト、Excludeリスト、リンクタイプ、有効コントロールを定義します。
Rule # Enabled
False(チェックなし)の場合、このルールは完全に無視されます。
Rule # Prim
このルールのソースPrimまたはコレクション。 標準ルールは、このPrimまたはコレクション内の各Primに対してリンクを編集します。
Rule # Includes
リンクに包含されるPrimパターンをスペースで区切ったリスト。
Rule # Excludes
Includeリストから除外されるPrimパターンをスペースで区切ったリスト。
Rule # Type
作成されるリンクのタイプを指定します。ここには、“Light Link”または“Shadow Link”のどちらかを指定することができます。
Rule # Reversed
True(チェックあり)の場合、このルールがそのルールの効果を生成するためにルールを同期させる必要があることを示します。
Number of Collections
このノードが作成するUSDコレクションの数。 コレクション毎に別々のパラメータセットを使ってコレクションの名前、USD Primとメンバーを定義することができます。
Collection # Prim
コレクションが編集されるUSD Prim。
Collection # Name
新しいコレクションの名前。 同じPrim上の同じ名前の既存グループを置換します。
Collection # Includes
コレクションに包含されるPrimパターンをスペースで区切ったリスト。
Collection # Excludes
Includeリストから除外されるPrimパターンをスペースで区切ったリスト。
| See also |