Houdini 19.5 マテリアル

テクスチャ値の調節

ユーティリティVOPによるマテリアルのテクスチャを修正する方法。

On this page

概要

VOPでシェーダを構築する場合、自分の目的に合うようにノードの出力を修正したいことがよくあります。

サンプル

このサンプルでは、Principled Shaderが球体に適用されています。 このRoughness入力は、白黒のチェッカーボードのテクスチャを持つsurfacecolorVOPに接続されています。 Luminance VOPは、厳密には不要ですが、これにより、この後の値の扱いが簡単になります。

結果として、テクスチャ値が黒のところでは、完全にはっきりした反射になり、白のところでは極めてぼやけた反射になります。

以下の図では、左側はレンダリング結果を、右側は粗度値を示しています

Fit RangeVOPを使用して、テクスチャの値の範囲を修正することができます。 これにより、テクスチャを修正しなくてもRoughness値の範囲を微調整することができます。

Tip

Shader EffectsメニューによりFit RangeVOPを作成することができます。 手順としては、 rough 入力上でクリックしてメニューを立ち上げ、 Filter > Fitクリックします。 これにより、その範囲の入力が自動的に親のSHOPへプロモートされます。

Source Min0に、 Source Max1のままにします。 Destination Min0.3に、 Destination Max0.6に設定します。 これにより、0のテクスチャ値が0.3の出力値にマッピングされ、1のテクスチャ値が0.6の出力値にマッピングされます。 この間にある値は、線形補間されます。

以下のように、以前よりもさらに微妙な変化がRoughnessに生成されます。 このようなツールにより、テクスチャペイントに戻らなくても、最終の結果を素早く簡単に微調整することができます。

他のノード

このタイプのフィルタリングに役に立つと思われるいくつかのノードを以下に挙げます。

マテリアル

マテリアルの使い方

テクスチャとUV

マテリアルの作成

導師レベル

他のレンダラー