Houdini 19.5 流体

FLIP Configure FLIP!

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HoudiniのSOP FLIP流体には、最も一般的なワークフローの一部を理解できるように、すぐに使用可能なツールがいくつか用意されています。 そのツールにアクセスするには、Geometry SOPを作成し、それをダブルクリックしてそのノードの中に入ります。 そこで、⇥ Tabキーを押してTABメニューを呼び出します。 flip configureと入力して、リストから FLIP Configure FLIP!を選択します。 Houdiniが完全なネットワークを作成してくれるので、プレイバーのアイコンをクリックするだけで、即座にシミュレーションを開始することができます。

FLIP Configure FLIP!ツールは、以下の手順を踏んでいます。

このツールは、可変粘度で徐々に溶けるRubber Toy SOPテストジオメトリを作成します。 このRubber Toyのテクスチャ情報がパーティクルとパーティクル流体サーフェスに転送されます。

メインのノード

ノード名 機能
testgeometry_rubbertoy Test Geometry: Rubber Toy SOP

このノードは、テクスチャマップ、マテリアルの定義、適切なUVが用意された、すぐに使えるオブジェクトです。

fliptank1

FLIP Container SOP。 ポイント可変粘度を使用するには、ノードの Varying Viscosity パラメータをオンにします。 Rubber Toyのマップからカラーを流体パーティクルに転送するには、カスタムのCd Point Attribute Name が必要です。 このCdアトリビュートは、particlefluidsurface1ノードの Transfer Attributes パラメータにも使用されています。

setcolor

Attribute from Map SOP。 このノードは Texture Map をロードして、マップのカラーをCdPointアトリビュートに変換します。

setviscosity

Attribute Wrangle SOP。 シミュレーションの粘度値は、短いVEXpressionを介して定義されています。 そのエクスプレッションでは、Y座標が0.3ユニットより高いすべてのパーティクルの粘度が100000になります。 パーティクルの座標がこの閾値以下の場合、粘度が100に設定されます。

flipsolver1

FLIP Solver SOP。 このノードはネットワークの中心部であり、すべてを1つにまとめて流体の挙動をシミュレーションします。 Collision タブで、 Ground Plane はアクティブになっています。 最終的にシミュレーションでテクスチャマップのカラーを表示するには、ノードの Color by Speed オプションをオフにします。 このチェックボックスは Visualization タブにあります。

Tips

To...Do this

ジオメトリを変更する

オブジェクトを作成またはロードして、それをsubdivide1ノードに接続します。元のtestgeometry_rubbertoyオペレータが接続解除されます。 サブディビジョン処理の結果に満足できない場合は、オブジェクトをsubdivideノードに接続します。

テクスチャを変更する

setcolorノードを選択して Texture Map パラメータに移動します。 アイコンをクリックして、新しいマップファイルを開きます。 マテリアルを適用して、テクスチャをオブジェクトにマップしたい場合は、マテリアルガイドの該当する章を参照してください。

より多くのパーティクルを作成する

fliptank1ノードに Particle Separation パラメータがあります。 デフォルト値を下げると、パーティクルの数が増えます。 値を小さくすると、シミュレーション時間とメモリ使用量も増えることに注意してください。

粘度値を変更する

setviscosityノードを選択して、 VEXPression フィールドでコードを編集します。 f@viscosity変数が粘度値を定義します。 値が大きいほど流体の粘度は高くなり、小さい値は粘度の低い流体に使用されます。

球ではなくパーティクルを表示する

flipsolver1ノードの Visualization タブに移動して、 Points as Spheres をオフにします。

パーティクル流体サーフェスを表示する

particlefluidsurface1ノードの Display/Render フラグをオンにします。 これは、オペレータのアイコンの最も右側のセグメントです。アクティブな時、セグメントは青に変わります。

流体

初心者向け

パーティクル流体(SOP)

粘度のある流体(SOP)

FLIP構成ツール(SOP)

最適化(SOP)

DOPワークフロー

パーティクル流体(DOP)

粘度のある流体(DOP)

オーシャン(DOP)

最適化

  • 流体の圧縮

  • 流体シミュレーションの分散

    Distributeシェルフツールは、HQueueを使用して複数マシンのファーム上で並列処理ができるように、オブジェクトのシミュレーションネットワークをセットアップします。