Houdini 19.5 流体

Viscous Fluidsツール

Viscous Fluidsは、temperatureアトリビュートを使用して粘度を駆動させるFLIPシミュレーションです。

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Viscous Fluidsシェルフのツールは、温度の変化に反応するFLIPシミュレーションをセットアップします。 Viscous Fluidsツールは、粘度を駆動させるようにtemperature(温度)アトリビュートをセットアップします。 例えば、溶岩の温度が下がるにつれ、粘度が低くなります。

Melt Object vs Lava From Object

Melt ObjectLava From Objectツールは、どちらもジオメトリオブジェクトを、粘度に影響を与えるtemperatureアトリビュートを持ったパーティクル流体に変化させるという点でよく似ています。 主な違いは、Melt Objectツールはシェーダを適用しないということです。 Lava From Objectは、シェーダを割り当て、基本的な赤々とした溶岩のルックを取得します。

一般的に、時間の経過とともに状態が変化するオブジェクトがある場合は、常にMelt Objectを使用するようにしてください。 例えば、温度が高いと溶けて流れ、低くなると固まるチョコレートバニーなどの場合です。 一方、Lava From Objectは、lavaシェーダが適用されているため、一般的に溶岩のシミュレーションに使用します。

この2つのツールはどちらも、FLIP ObjectPhysical タブにある Temperature パラメータの影響を受けます。 このパラメータは、オブジェクトの初期温度を設定します。デフォルト値は0.5で、この値では、オブジェクトが非常に暖かい状態から始まるため、すぐに溶けていきます。 値を上げると、自由な流動性を持つ高温の液体になり、時間が経つにつれ冷めていきます。値を下げると、粘度の高い流体になり、熱くなると溶けていきます。

Heat Within Object vs Cool Within Object

Heat Within ObjectCool Within Objectツールは、よく似ています。 主な違いとしては、Heat Within Objectツールは、高い Increase Rate があり、それは溶解オブジェクトが高温になるという意味で、 Cool Within Objectツールは、高い Decrease Rate があり、それはオブジェクトがすぐに冷えるという意味です。

Increase/Decrease Rate パラメータは、POP Attribute from Volumeノードにあり、Gas Temperature Updateノードの Temperature Diffusion パラメータに似た働きを行ないます。 これらは、加熱または冷却されたオブジェクトからの温度が粘度のある流体に対して影響を与える速さを制御します。

Viscous Fluidsツール

Viscous Fluid シェルフタブにあるツールを使用して、オブジェクトを温度に反応する流体に変化させます。

Melt Object

ジオメトリから溶解オブジェクトを作成します。

Lava From Object

ジオメトリから溶岩オブジェクトを作成します。

Emit Lava

途切れのない高温の溶岩流をオブジェクトから生成します。

Heat Within Object

パーティクルの通過時にオブジェクトを加熱源に変化させます。

Cool Within Object

パーティクルの通過時にオブジェクトを冷却源に変化させます。

Emit Steam on Collision

高温流体が衝突物に接触すると、蒸気を放出します。

Sink from Objects

コンテナ内で煙、炎、液体、パーティクル流体を吸収します。

流体

初心者向け

パーティクル流体(SOP)

粘度のある流体(SOP)

FLIP構成ツール(SOP)

最適化(SOP)

DOPワークフロー

パーティクル流体(DOP)

粘度のある流体(DOP)

オーシャン(DOP)

最適化

  • 流体の圧縮

  • 流体シミュレーションの分散

    Distributeシェルフツールは、HQueueを使用して複数マシンのファーム上で並列処理ができるように、オブジェクトのシミュレーションネットワークをセットアップします。