Houdini 20.5 Copernicus

Houdiniユーザ向けのCopernicusの説明

CompositingネットワークとCopernicusネットワークの違い。

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概要

Houdini20.5以降、Compositingノードの代わりにCopernicusノードが使用されるようになりました。 これらのネットワークは両方ともまだ存在していますが、CompositingネットワークはもはやCOP Network - Oldに指定されました。

CopernicusネットワークとCompositingネットワークにはいくつか類似点がありますが、このページでは、それら2つのネットワーク間の主な違いについて説明します。

データウィンドウとディスプレイウィンドウ

データウィンドウとディスプレイウィンドウは、どちらも四角形の座標を持ちます。

データウィンドウは、ビューアのどの領域(ピクセル空間で)にピクセルデータを格納するのか決めます。 ディスプレイウィンドウは、左上コーナーと右下コーナーのピクセル座標に基づいて、ファイルの境界(ピクセル空間で)を決めます。 ディスプレイウィンドウ内にすべてのピクセルデータが含まれていないファイル、または、ディスプレイウィンドウの境界の外側にピクセルデータが含まれているファイルの場合、データウィンドウとディスプレイウィンドウの間には余分なピクセルデータが表示されます。

(この説明に関しては、OpenEXRfnord software blogのページが参考になります。)

Limitノード

CompositingネットワークにはLimitノードがあります。 このLimitノードは、ピクセル範囲を制限することができます。 Copernicusで同様の機能を実行する場合は、Clampノードを使用します。

MosaicとDemosaic

Mosaic COP2ノードと同様の機能をCopernicusで実行するには、Contact Sheet COPを使用します。 ファイルシーケンスをオフセットさせるには、File COPFile Name パラメータの$F#(例えば$F4)を<F#>(<F4>)に更新します。 これによって、 Video Start Frame パラメータには、シーケンスの再生を開始したいフレーム番号を設定することができます。 $F#だと Video Start Frame パラメータは使用されません。

Crop COPExtract Tile トグルを有効にすると、Labs Demosaic COP2ノードと同様の機能を実行することができます。

接続

Compositingネットワークは、1本のワイヤーで複数のレイヤを接続することができていました。 代わりに、Copernicusネットワークでは、1本のワイヤーは1枚のレイヤの接続しかできません。

Copernicus

基本

次のステップ

  • Slap Comp(仮コンプ)

    Slap Comp(仮コンプ)は、最終合成のおおよその結果をライブで確認するのに役立つ高速な画像制御機能です。

  • OpenFX

    OpenFXとは何か、そして、ネットワーク内でそれを使用する方法について説明します。

  • ハッチング

    Copernicusネットワークでハッチングを使用する方法を説明します。

  • How to ONNX Inferenceの使い方

    ONNX Inferenceノードでモデルを使用して推論を適用する方法について説明しています。

  • CopernicusのTips

    COPを使用する時に役立つテクニックと情報。

高度な概念

  • 法線

    Copernicusネットワークが使用する法線を定義します。

  • 空間

    Copernicusネットワークが使用する空間を定義します。