On this page |
概要 ¶
Copernicusネットワークは、以下の空間を使用したり参照します:
-
Buffer: 画像のサンプル。各サンプルは、メモリ内のデータレイアウトに呼応しています。
-
Pixel: 正準ピクセルサイズの領域。ピクセルの原点座標は、ピクセルの左下コーナーです。 ディスプレイウィンドウは、このピクセル配列内で画像の位置を決めます。 データウィンドウは、Bufferの位置を決めます。 ピクセル位置を確認する方法は、ここを参照してください。
-
Texture: データウィンドウとBuffer空間全体における
0
から1
までのマップ。これは、テクスチャを引き伸ばします。 -
Image: ディスプレイウィンドウ全体における
-1
から1
までのマップ。これは、ピクセルアスペクト比が維持されるように画像をスケールします。Note
COPノードのプレビューサムネイルは、
-1
から1
のウインドウ内に出力を表示します。 -
World: モデリング空間内の3D位置。例えば、
Transform 3D COPを使用する時、ビューポートはこの空間を適用します。
Note
ピクセルは、別名“ピクチャーエレメント”と言います。 バッファエレメントは、バッファ空間のピクセルに相当します。
Copernicusは、常にテクスチャ空間を使用するわけでなく、画像空間を使用します。 そもそもCopernicusはリニアなので、マイナスの値を使用することができます。 つまり、Copernicus値は、正規化されず、ナチュラル空間(HDRの要件)にあります。 値を元の空間のままに維持するメリットは以下のとおりです:
-
値の実際の範囲を示したメタデータが不要です。
-
範囲は クランプ されていません。つまり、HDR、ベクトルなどの値は制限されません。
-
値は、SOP版アトリビュートと1対1です。
画像の表示 ¶
3Dビューポートは、デフォルトでは、画像空間と同じワールド空間を使用してCopernicusノードを読み込みます。
これによって、画像は-1
から1
の正方形の中に収まり、非正方形の画像の場合、その座標は縦横のどちらかで-1
から1
の範囲に合わせられるため、空っぽの帯が生成されます。
比較してみると、テクスチャ空間は常に画像データに対して0
から1
の範囲を覆います。


画像空間の正方形画像と非正方形画像の比較。
クロップ ¶
画像空間でCropをすると( Units を
Image
に設定すると)、デフォルトでは、-1
から1
の範囲がクロップされます。
これによって、非正方形画像は、テクスチャ空間の外側にはみ出して画像空間が埋められます。
画像空間でのクロップは絶対クロップです。
例えば、 Lower Left が0, 0
で Upper Right が1, 1
の同一の2個のCropノードを接続すると、その最終出力は、その2個のCropノードの値がお互いに適用されないので、元の画像の4分の1になります。

テクスチャ空間でCropをすると( Units をTexture
に設定すると)、そのノードは、入力画像のデータウィンドウに基づいて画像をクロップします。
これによって、非正方形画像は、テクスチャ空間の外側にはみ出ないようになります。
テクスチャ空間でのクロップは相対クロップです。
例えば、 Lower Left が0.5, 0.5
で Upper Right が1, 1
の同一の2個のCropノードを接続すると、その最終出力は、その2個のCropノードの値がお互いに適用されるので、元の画像の16分の1になります。
Note
画像がテクスチャ空間にあって、Cropノードの Mode がDiscard Cropped
に設定されている場合、Crop設定を調整しても、その画像はビューポート内で移動しません。
この設定を変更して、クリップされた画像を再びフレーム内に収める方法の詳細は、Crop COPのModeパラメータ設定を参照してください。

ピクセル空間でCropをすると( Units をPixels
に設定すると)、そのノードは、設定した実際のピクセル値に基づいて画像をクロップします。

ビジュアライゼーション ¶
ビジュアライゼーションとは、ビューポート内に画像の実際のカラーを表示するのではなく、UVマッピングを実行することを指します。
CropノードをUV Map( UV Space を
Image
に設定)に接続すると、その出力は、残りのセクションを、元々そのセクションを占めていたカラーで表示します。


元々のUV画像空間とクロップされたUV画像空間の比較。
CropノードをUV Map( UV Space をTexture
に設定)に接続すると、その出力は、残りのセクションを、元々の画像のカラーグラデーション全体で表示します。


元々のUVテクスチャ空間とクロップされたUVテクスチャ空間の比較。