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出力を確認する方法 ¶
SceneビューやCompositeビュー内でCopernicusの出力を確認することができます。 一部のデータはビューアで視覚化するのが困難なので、ビューポートに表示されるものが必ずしもデータの内容と同じであるとは限りません。 Copernicusは、デフォルトのビジュアライザを使用して、その出力の可視性を向上させています。
Sceneビューでは、COPネットワークの出力を2つのレベルで表示することができます:
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COPネットワーク内のノードを表示すると、Sceneビューは、ディスプレイフラグが有効になっているCOPノードの1番目の出力を表示します。
複数の出力を持つノードの場合、そのノードの右下コーナーにある出力名をクリックすることで、ビューアに表示される出力を変更することができます。 これは、SOPネットワークの出力から出されるものに何も影響を与えません。
Tip
COPノードを
クリックして表示される Flags ▸ Output for View ドロップダウンメニューから出力名を選択することもできます。
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SOPネットワーク内のノードを表示すると、SceneビューはSOPを表示します。
COP Network SOPのディスプレイフラグを有効にすると、そのCOPネットワークがSOPとして表示されます。
そのCOP Network SOP内にディスプレイフラグが有効、且つ、複数の出力を持っているCOPノードがある場合、そのCOP Network SOPを使用して、Sceneビューに表示される出力を制御することができます。 そのCOP Network SOPの Single Output トグルを有効にして、 Output パラメータを使用することで、Sceneビュー内に表示したい出力を選択することができます。 Single Output トグルを無効にすると、すべての出力がSceneビューに表示されます。
Compositeビューは、複数のビューを表示します。 COPネットワーク内にディスプレイフラグが有効、且つ、複数の出力を持っているCOPノードがある場合、メインツールバーにある出力ドロップダウンメニューを使用することで、表示したい出力を選択することができます。
デフォルトのCOPネットワーク設定 ¶
COP Networkと
COP Network SOPは、独自の入力や設定を持たないCOPノードのデフォルト設定を制御することができます。
独自の設定を持つノードにそのようなノードを接続した場合、そのノードはもはやこれらのデフォルト設定を使用しません。
ノードの接続を解除すると、そのノードは以前の設定に戻ります。
COP Networkノードの中に入ると、Copernicusネットワークの上部にあるツールバーを使って、そのCOP Networkノードの以下の設定を確認したり、一部の設定を変更することができます。
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Resolution
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Pixel Scale (これは、COPネットワークツールバー内の Proxy 1:# パラメータを駆動させます)
Note
COPネットワークツールバー内の Proxy 1:# スケールを使用することで、そのスケールの割合の解像度でノードをクックすることができます。 例えば、 Proxy 1:2 を有効にすると、ノードは半分の解像度でクックされます。
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Border
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Precision
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Tile Visualization
Note
設定された回数だけ入力を複製します。 例えば、これを
3
に設定すると、入力が3回だけ複製されます。 Tile Visualization は、入力が適切にタイル化されるかどうかテストしたい時に役立ちます。
COPでディスク上のファイルを追加する方法 ¶
以下の手順では、COPネットワーク内で直接ディスク上のファイルを追加する方法について説明しています。
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COPネットワーク内に
File COPを作成します。
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File Name パラメータに、シーンに追加したい画像、MP4、EXRファイルを設定します。
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複数のAOVを含んだファイルの場合、 Add AOVs from File ボタンをクリックすることで、取り込みたいAOVsを指定することができます。
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以下の場合には、そのFile COPをさらに設定します:
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MP4ファイルの場合、 Video Start Frame パラメータには、その動画の再生を開始したいフレーム番号を設定します。
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EXRファイルの場合、 File Name パラメータ内の
$F#
(例えば、$F4
)を<F#>
(例えば、<F4>
)に更新します。 これによって、 Video Start Frame パラメータには、シーケンスの再生を開始したいフレーム番号を設定することができます。$F#
だと Video Start Frame パラメータは使用されません。
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COPを保存する方法 ¶
以下の手順では、COPネットワーク内のCOPノードを保存する方法について説明しています。 たいていのCOPネットワークでは、複数回保存の手法が必須です。
複数回保存 ¶
ネットワーク内のCOPファイルを複数回保存する予定であれば、以下の手順に従ってください。
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以下のネットワークのどれかの中で画像出力ノードを作成します:
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COPネットワーク内の場合、
ROP Image Output COPを追加します。
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ROPネットワーク(
/out
)内の場合、Image ROPを追加します。
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COP Path パラメータに、保存したいノードを設定します。COPネットワークの場合、その保存したいノードとROP Image Output COPの間にワイヤーが取り付けられます。
Tip
COPネットワーク内では、その保存したいノードを COP Path パラメータ上にドラッグすることができます。すると、そのパラメータには、そのパス名が追加されます。
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複数のAOVを含んだノードの場合、 Add AOVs from COP ボタンをクリックして、すべてのAOVsを取り込みます。
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File Layout タブ下の各 Port がその保存したいノードのAOVポートに設定されていることを確認します。
1回保存 ¶
ネットワーク内のCOPファイルを1回だけ保存する予定であれば、以下の手順に従ってください。 これは、現行クックからCOPノードを保存します。
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COPネットワーク内の保存したいノードを
クリックします。
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表示された Save ドロップダウンメニューから Image を選択します。すると、Save Asウィンドウが開きます。
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保存方法の詳細を設定して、 Save をクリックします。
Note
Compositeビュー内でクリックして表示されるメニューから Save Frame を選択することでもSave Asウィンドウを開くことができます。
COPネットワークを参照する方法 ¶
Copernicusでは、COPネットワークを他のネットワークに取り込むことができます。 COPネットワーク内で作業しつつ他のCOPネットワークやSOPネットワークを参照することができます。 また、SOPネットワーク内で作業しつつCOPネットワークを参照することもできます。
COPを別のCOPに取り込む方法 ¶
他のCOPの結果を現行ネットワークに取り込みたいのであれば、以下の手順に従ってください。
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COPネットワーク内に
SOP Import COPを作成します。
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そのSOP Import COPの中に入ります。
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COP Network SOPを追加します。
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そのCOP Network SOPの Use External COP トグルを有効にし、 COP Path パラメータに、COPネットワーク内のノードのパスを設定します。
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(オプション) Output パラメータの値を、選択したノードから取得したい出力の番号に変更します。
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COPネットワークに戻ります。
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Geometry to Layer COPを追加します。
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そのSOP Import COPの出力をそのGeometry to Layer COPの入力に接続します。
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そのGeometry to Layer COPの Signature パラメータには、ターゲットレイヤと同じタイプを設定します。
SOPをCOPに取り込む方法 ¶
SOPネットワークにCOPネットワークに取り込みたいのであれば、以下の手順に従ってください。
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COPネットワーク内に
SOP Import COPを作成します。
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以下のどれかの操作をしてSOP Import COPを設定します:
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内部のSOPを取り込む方法。
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そのSOP Import COPの中に入ります。
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その中にSOPノードを追加して設定します。
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取り込みたいSOPノードのディスプレイフラグを設定します。
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外部のSOPを取り込む方法。
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Use External SOP トグルを有効にします。
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SOP Path パラメータに、COPネットワークの外にあるSOPノードのパスを設定します。
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SOPが2次元ボリュームの場合、以下の操作をしてその2次元ボリュームをレイヤに変換します:
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Geometry to Layer COPを追加します。SOP Import COPの出力をこのノードに接続します。
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そのGeometry to Layer COPの Signature パラメータに、そのボリュームと同じタイプを設定します。
Tip
Rasterize Geometry COPを使用すれば、ジオメトリを取得して、そのジオメトリをレイヤに ラスター化 することもできます。 このノードは、
camera_ref
入力を接続しない限り、正準座標空間のカメラに基づいてジオメトリをラスター化します。 そのSOPを正準座標空間のカメラのビューに戻したいのであれば、SOPを画像空間に移動させる方法を参照してください。 -
COPをSOPに取り込む方法 ¶
一部のSOPノードでは、COPネットワークを指すことができます。
これまでCOP Network - Old
に対してこれに対応していたSOPは、今では、新しいCOP Network
に対してもこれに対応しています。
COPネットワークを別のSOPネットワークに取り込みたいのであれば、以下の手順に従ってください。
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SOPネットワーク内に
Trace SOPを作成します。
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そのTrace SOPのCOPタブにある COP Path パラメータに、COPネットワーク内のノードのパスを設定します。
Tip
COP Path を設定する以外の方法では、 File ▸ Image Input パラメータに、COPネットワーク内のノードのパスを設定することができます。 その場合、そのノードのパスの頭には必ず
op:
を付けてください。
マテリアル用としてCOPをLOPに取り込む方法。 ¶
Solarisネットワーク内にQuick Surface Material LOPを作成することで、MaterialX用途としてCOPネットワークをLOPネットワークに取り込むことができます。 このLOPの使い方は、Quick Materialsを参照してください。
他にも、Scene Import LOPを使用することで、
COP Preview Materialが接続されたSOPをLOPネットワークに取り込むことができます。
別の方法だと、以下の手順に従うことで、Karma Material Builderサブネットワークを使用してCOPをLOPに取り込むことができます。
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Solarisネットワーク内に
Material Library LOPを作成します。
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そのMaterial Library LOPの中に入ります。
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Karma Material Builderサブネットワークノードを追加し、その中に入ります。
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MtlX Tiled Image VOPを追加します。
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File パラメータに、COPネットワーク内のノードのパスを設定します。そのノードのパスの頭には必ず
op:
を付けてください。このop:
接頭辞の詳細は、ファイルの代わりにノードからデータを使う方法(op:)を参照してください。MaterialXワークフローでは、COPノードのパターンとデータを使用できるようになりました。
COPをマテリアルとして使用する方法 ¶
COP出力をSOP(ジオメトリ)ノード上のマテリアルとして適用したいのであれば、以下の手順に従ってください。
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SOPネットワーク内に
COP Preview Material SOPを作成します。
Tip
Copernicusネットワークでは、代わりに
Preview Material COPを使用し、ノードを色々な入力に接続することで、そのマテリアルがどのように表示されるのかテストすることができます。
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マテリアルを追加したいSOPをCOP Preview Material SOPに接続します。
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そのCOP Preview Material SOPの Material ▸ Base に進みます。
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Base Colorセクションの Source パラメータを
COP
に設定します。 -
Base Color COP パラメータに、COPネットワーク内のノードのパスを設定します。
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(オプション)そのマテリアルが適用されたジオメトリをレンダリングするには、
/stage
に進んで、Scene Import (All) LOPを追加します。このLOPは、SOPネットワークで作成されたジオメトリを取り込むので、Karmaを使用してそのジオメトリをレンダリングすることができます。