Houdini 20.5 Copernicus

法線

Copernicusネットワークが使用する法線を定義します。

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概要

Copernicusには2つのタイプの法線があります: 符号付き法線とオフセット法線です。オフセット法線とは、符号付き法線が0から1の範囲に収まるようにスケールされてオフセットされた法線のことです。 符号付き法線やオフセット法線を使用しているノードの例を以下に載せます:

符号付き法線

符号付き法線は、KarmaやSOPで使用されている法線と同じです。 RGBチャンネルの値は、その法線の値です。 つまり、RGB値にマイナス値が入る可能性があり、その場合、たいていのゲームエンジンでは動作しません。Karmaでのレンダリングでは、符号付き法線が出力されます。

符号付き法線は、以下の特徴があります:

  • 原点が(0, 0, 0)

  • 長さが1

  • ジオメトリ上のNアトリビュート。

  • KarmaのN出力。

オフセット法線

オフセット法線は、シェーダが法線マップで普段使用されている0..1範囲の法線にリマップされたものです。 これによって、このオフセット法線は見慣れた独特の青系のルックが得られます。 法線マップを読み込むKarmaのシェーダは、通常では、このオフセット法線が必要です。

オフセット法線は、以下の特徴があります:

  • おおよその原点が(0.5, 0.5, 0.5)

  • 長さが0.5

  • シェーダの法線マップに使用。

Copernicus

基本

次のステップ

  • Slap Comp(仮コンプ)

    Slap Comp(仮コンプ)は、最終合成のおおよその結果をライブで確認するのに役立つ高速な画像制御機能です。

  • OpenFX

    OpenFXとは何か、そして、ネットワーク内でそれを使用する方法について説明します。

  • ハッチング

    Copernicusネットワークでハッチングを使用する方法を説明します。

  • How to ONNX Inferenceの使い方

    ONNX Inferenceノードでモデルを使用して推論を適用する方法について説明しています。

  • CopernicusのTips

    COPを使用する時に役立つテクニックと情報。

高度な概念

  • 法線

    Copernicusネットワークが使用する法線を定義します。

  • 空間

    Copernicusネットワークが使用する空間を定義します。