このノードは、COPネットワークの出力を画像ファイルとしてディスクに書き出します。
パラメータ ¶
Render to Disk
直近のコントロール設定で画像を保存します。
Render to Disk in MPlay
画像をMPlayにレンダリングします。
Render to Disk in Background
もう1つHoudiniをバックグラウンドで起動し、そのHoudiniで画像をクックして保存します。これにより、作業を継続し、完了した画像ファイルをロードできます。
Controls…
レンダリング前にレンダーパラメータの調整が可能なコントロールダイアログを開きます。
Valid Frame Range
このレンダーノードが現行フレームまたは Start/End/Inc で指定された画像シーケンスのどちらを出力するのかを制御します。
Render Current Frame
現行フレームのみをエクスポートします。
Render Frame Range
Start/End/Inc で指定された範囲のフレームをエクスポートしますが、その範囲内のフレームが参照しているフレームのエクスポートも許可します。
Render Frame Range Only (Strict)
Start/End/Inc で指定された範囲のフレームのみをエクスポートします。 その範囲内のフレームが参照している他のフレームのエクスポートを許可しません。
Start/End/Inc
レンダリングするフレーム範囲を指定します(開始フレーム、終了フレーム、増分値)。すべての値に浮動小数点を指定できます。フレーム範囲は、その値を含みます。
これらのパラメータは、出力ドライバのローカル変数の値を決めます。
$NRENDER
出力ドライバでレンダリングされるフレームの数。
$N
レンダリング中の現行フレーム(1から$NRENDER
)。
Render with Take
レンダリング時に特定のテイクの設定を使用します。レンダリング時に現行テイクを使用するには Current を選択します。
COP Path
レンダリング元COPノードまたはCOPサブネット。
Add AOVs from COP
このボタンを押すと、既存のすべてのAOVが削除されます。指定したCOPから各AOVがインポートされて、そのプロパティが適切に設定されます。
Output File
レンダリング画像の書き出し先となるファイルパス。
Compiled Cook
入力ノードをコンパイルブロックとして実行するかどうかを制御します。 このトグルで無効化すると、コンパイルの挙動と非コンパイルの挙動を簡単に比較することができます。
Set Default Resolution
オンのとき、レンダリングする解像度を指定することができます。 オフにすると、このノードはCOPノードの解像度を使用します。
Default Resolution
レンダリング画像の解像度。
Set Default Pixel Scale
オンのとき、レンダリングするピクセルスケールを指定することができます。 オフにすると、このノードはCOPノードのピクセルスケールを使用します。
Default Pixel Scale
レンダリング画像のピクセルスケール。
Set Default Border
オンのとき、レンダリングする境界を指定することができます。 オフにすると、このノードはCOPノードの境界を使用します。
Default Border
レンダリング画像の境界。
Set Default Precision
オンのとき、レンダリングする精度を指定することができます。 オフにすると、このノードはCOPノードの精度を使用します。
Default Precision
レンダリング画像の精度。
Colorspace Conversion
OpenColorIO Colorspace
OpenColorIOを使用してカラー空間の変換を実行します。
Bake to OpenColorIO Display/View
出力画像をOpenColorIOディスプレイおよびビューにベイクします。
Raw
カラー空間の変換を実行しません。
Colorspace
Colorspace Conversion が OpenColorIO Colorspace のとき、これが出力カラー空間になります。 メニューには、OpenColorIOコンフィグレーションファイルからカラー空間がリストされます。
Look
Colorspace Conversion が OpenColorIO Colorspace のとき、ここには適用するOpenColorIOルックを指定します。
Display
Colorspace Conversion が Bake to OpenColorIO Display/View のとき、ここには使用するディスプレイを指定します。これがDefault
の場合、ノードは、OpenColorIOコンフィグレーションファイルで指定されたデフォルトのディスプレイを使用します。
View
Colorspace Conversion が Bake to OpenColorIO Display/View のとき、ここにはディスプレイのビューを指定します。これがDefault
の場合、ノードは、OpenColorIOコンフィグレーションファイルで指定されたディスプレイのデフォルトのビューを使用します。
Save Retries
ディスク書き込みエラーによ画像をディスクに保存できない場合、Houdiniでは通常、出力ノードがすぐにエラーになります。これは、保存エラーが回復できないような不正パスを表しているほとんどの場合で妥当といえます。しかし、ネットワークの問題でファイルが保存できない場合もあります。 保存リトライ数がゼロでない場合、Houdiniはこのパラメータで指定された回数を再保存しようとします。 毎回、保存エラーのコンソールへ出力が行なわれ、ネットワークの回復を期待して5秒間の待機があります。
Reload All Files
Copernicusネットワークがすべてのキャッシュファイル(例えば、File COPでロードされた画像)をリロードするように命令します。
File Layout ¶
AOV Name
ディスクに書き出すCOP出力の名前。
Data Size
出力AOVのデータサイズ。
Raw
このAOVではカラー空間の変換を実行しません。
Explicit Port
有効にすると、ソースCOPの出力ポートインデックスを明示的に指定できます。
Port
ソースCOPでのAOVの出力ポートインデックス。AOVを不連続な順序で追加する場合、このパラメータを使用して正確な順序を指定する必要があります。
例えば、ソースCOPのAOVがC
、N
、P
で、それらをImage ROPにP
、C
、N
として追加する場合、ポートパラメータをそれぞれ2
、0
、1
に設定する必要があります。
Render Settings ¶
Skip Existing Frames
既存フレームのレンダリングをスキップします。このパラメータには3つの値があります。
Overwrite existing frames
このオプションは、ディスク上のファイルの有無に関わらず、すべてのフレームをレンダリングします。
Skip frames that exist
vm_picture
パラメータに該当するディスクファイルが存在すれば、そのレンダリングを実行しません。
Skip frames that are valid images
ディスクファイルが存在すれば、レンダリングを実行する前に、その画像の整合性をチェックします。 このオプションは、画像の読み込みに負荷がかかりますが、完全にレンダリングされなかった画像を再レンダリングします。
Alfred Style Progress
ファイルの書き込みが何パーセント完了したかを示す値です。これは、PixarのAlfredレンダーキューが求めるスタイルになります。
Save in Background
1つより多くのフレームを保存する場合、バックグラウンドスレッドに保存します。これにより、サイズが大きいファイルでも保存が高速になりますが、保存が完了するまで出力画像が保持されるため、メモリの使用量が増える場合があります。
Metadata ¶
Artist
画像の作成者の名前。デフォルトでは現行ユーザのログインの名前を使用します。
Houdini、TIFF、PNGフォーマット
Comment
出力ファイルに含めるテキストコメント。
Houdini、OpenEXR、PNGフォーマット
Hostname
この画像を作成したコンピュータの名前。
MPlay session label
MPlayにレンダリングすると、すべてのHoudiniセッションが出力を同じMPlayフリップブックに出力を送信します。これは、複数のHoudiniセッションを実行しているときに問題になる可能性があります。MPlay Labelは、出力ドライバに関連したMPlayのラベルを指定することができます。指定したラベルに一致するレンダーのみが、そのMPlayに送信されます。
Houdini Process ID
オペレーティングシステムのプロセスIDを使用するので、MPlayフリップブックは、そのHoudiniセッションからのレンダーのみを受け入れます。
HIP Name
$HIPNAME
変数を使用するので、MPlayは、実行中の$HIP
ファイルからのレンダーのみを受け入れます。
Output Driver Name
MPlayフリップブックは指定した出力ドライバからのレンダーのみを受け入れます。例えば、出力ドライバをコピーアンドペーストすると、それらの出力ドライバの名前は異なるので、異なるMPlayフリップブックに送信されるようになります。
複数のHoudiniセッションが存在する場合、他のセッションで同じ名前の出力ドライバが存在する可能性があります。
例えば、“High quality”と“Low Quality”の2個の出力ドライバが存在するとします。その2個の出力ドライバに対してMPlay Labelを異なる値に設定すると、各レンダーは、異なるMPlayセッションに送信されるようになります。
MPlay gamma
0.0
から4.0
までのMPlayのガンマ値を表示します。
JPEG quality
JPEG品質。10
から100
までの整数。
TIFF compression
TIFFファイルで使用する画像圧縮タイプ。可能な値は、"None"、"LZW"、"AdobeDeflate"、"Deflate"、"PackBits"、"JPEG"、"PixarLog"、"SGILog"、"SGILog24"
です。
EXR Compression
EXRフォーマット画像の圧縮タイプ。可能な値は、"none"、"rle"、"zips"、"zip"、"piz"、"pix"、"b44"、"b44a"、"dwaa"、"dwab"
です。
Scripts ¶
様々な実行ステージで実行されるスクリプトコマンドを指定することができます。 スクリプトパラメータに対して選択されたエクスプレッション言語によって、このコマンドがHScriptなのかPythonなのか判断されます。
実行する前に、このノードが自動的にグローバル現行ノードとして設定されます。
ファイルからステートメントを実行したいのであれば、
.cmd
拡張子(言語が HScript に設定されている場合)または.py
拡張子(言語が Python に設定されている場合)が付いたファイルのパスを指定してください。
スクリプトには追加で引数を指定することもでき、シェルと同様の方法で引数が解析されます。
Pre-Render Script
任意のレンダリング前に、このスクリプトを実行します。
Pre-Frame Script
各フレーム前に、このスクリプトを実行します。
Post-Frame Script
各フレーム後に、このスクリプトを実行します。
Post-Render Script
すべてのレンダリング後に、このスクリプトを実行します。
See also |