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コンポジット出力オペレータがコンポジットエディタで生成される画像をレンダリングします。
引数はスクリプトに渡され、変数展開はスクリプトを呼び出す前に実行されます。
パラメータ
Render
直近のレンダーコントロール設定でレンダリングを開始します。
Controls…
レンダリング前にレンダーパラメータの調整が可能なレンダーコントロールダイアログを開きます。
Render with Take
レンダリング時に、指定したテイク内の設定を使います。現行テイクを使うのであれば、 Current を選択します。
Set Valid Frame Range
オンの場合、レンダーは指定したフレーム増分値で、開始フレームと終了フレーム間でのみ有効です。 フレームが範囲外の場合、またはフレーム増分値に含まれていないフレームに当たる場合、そのフレームはレンダリングされません。
オフの場合、どのフレームでもレンダーは有効です。
Note
レンダリングするサブ範囲を一時的に設定したい場合、Render Controlダイアログの'Frame Range'パラメータを使用します (このダイアログの上部にある'Render Control…'ボタンをクリックします)。
Composite
COP Path
レンダリングするCOPへのパスです。
Override Default Res
レンダリングする解像度を指定することができます。
Resolution
レンダリング画像の解像度です。
Output Picture
出力の送り先を選択します。
Image Format
画像を書き込むフォーマットです。
Color Plane
RGBチャンネルとして使用する平面です。
Alpha Plane
(RGBA画像で)Aチャンネルとして使用する平面です。
Convert to Image Format’s Colorspace
COPの画像データは常にリニアです。 リニアではない画像フォーマット(例えばsRGB)に書き込む場合、このオプションはカラースペースを変換し、画像のルックを保持します。 未指定のカラースペースがある8bitフォーマットはsRGBとして想定されます。
Output Gamma
保存画像に適用するガンマ補正です。
Output Frames Reused in Composite
オンの場合、同じコンポジットの間に出力フレームが読み戻される可能性があることをコンポジターに通知します。 これにより、スレッド化されたファイルの書き込みとバッチフレームのクッキングが無効になります。デフォルトではオフです。
Batch Cook Frames
オンの場合、コンポジターはフレームを個別ではなくグループで処理します。 これにより、マルチプロセッサプラットフォームでの出力パフォーマンスが向上します(一般的にはシングルプロセッサマシンとの相違はありません)。 あまり大きなグループになるとパフォーマンスゲインがすぐに落ちるため、このオプションを使用する場合は2フレームのグループを推奨します。 このオプションではメモリの使用量がやや多くなります(1ファイルのバッファの代わりに数個のファイルが配置されるため)。
バッチクッキングでは、中小サイズのネットワークの処理速度が上がりますが、フレーム処理の準備と出力画像の書き込みに費やす時間の割合が多くなります。
Reload All Files
オンの場合、(File COPのような)ファイルを参照するコンポジットノードはすべてファイルをリロードします。 レンダー間でディスク上のファイルを置換した場合、このオプションを有効にします。
Image Area
Output Area
ファイルに書き込まれるエリアを定義します。 ファイルフォーマットの中にはデータウィンドウやクロップエリア(TIFF、Open EXR、pic)をサポートしているものもあるため、画像の一部や追加の境界情報を書き込むことができます。 すべての場合において、画像は指定された解像度で書き込まれますが、データウィンドウの書き込みは異なることがあります。
フォーマットがデータウィンドウやクロップ領域をサポートしていない場合、要求された画像エリアはイメージフレームに対してクリップされます。 クロップ領域外のデータはすべてブラックになります。
Frame
ビューポートで見える通常の画像フレームエリアが使用されます。 データウィンドウやクロップ領域は書き込まれません。
Crop Region
クロップ領域にあるデータのみが書き込まれます。 他のすべてのピクセルはブラックに設定されます。 クロップ領域をサポートしている画像フォーマットでは、クロップ領域はファイル内に設定されます(そのためディスクスペースが少し必要です)。
Frame + Surrounding Canvas
このオプションにより、フレームエリア外の画像データを追加で書き込めるため、コンポジットの実行時に使用することができます。 キャンバスサイズがフレームエリアより小さい、または同じ場合、フレームエリアが書き込まれます。 つまり、COPに大きなキャンバスがある場合、“Frame”オプションとの差異はこの点のみです。
Pixel / UV Crop
ピクセルまたはUV座標でクロップ領域を指定します。 フィールドは、領域の上下のコーナーを示します(左、下、右、上)。
Limit Canvas Pixels
オンの場合、ファイルに追加で書き込まれたキャンバス情報はフレームエリアを越えると、このピクセル数に限定されます。 これにより、非常に大きなファイルの書き込みが防止され、ほとんどの場合、最も有効なデータになります。
Limit Canvas Percent
オンの場合、ファイルに追加で書き込まれたキャンバス情報は水平または垂直解像度のパーセントに限定されます。 したがって、640×480の画像の場合、10%に限定すると、左右で最大64ピクセル、上下で最大48ピクセルが書き込まれます。
Auxiliary File 1-5
概要
複数のファイルに平面の分割を許可する追加画像を保存します。
Scripts
様々な実行ステージで実行されるスクリプトコマンドを指定することができます。 パラメータに対して選択されたエクスプレッション言語によって、このコマンドがHScriptステートメントなのかPythonステートメントなのか判断されます。
実行する前に、このノードが自動的にグローバル現行ノードとして設定されます。
代わりにファイルからステートメントを実行したいのであれば、
.cmd
拡張子(言語がHScriptに設定されている場合)または.py
拡張子(言語がPythonに設定されている場合)が付いたファイルのパスを指定してください。
スクリプトには追加で引数を指定することもでき、シェルと同様の方法で引数が解析されます。
Pre-Render Script
任意のレンダリング前に、このスクリプトを実行します。
Pre-Frame Script
各フレーム前に、このスクリプトを実行します。
Post-Frame Script
各フレーム後に、このスクリプトを実行します。
Post-Render Script
すべてのレンダリング後に、このスクリプトを実行します。
ローカル変数
N
レンダリング中のフレーム。
NRENDER
レンダリングするフレームの総数。