Since | 20.5 |
OpenGL出力オペレータは、システムにあるグラフィックハードウェアを使ってシーンをレンダリングします。3Dビューポートレンダラーを使いますが、ハンドルやガイド、他のデコレーションはレンダリングしません。制限された表示オプションセットはパラメータとして用意されています。このオペレータは、hbatchやhythonのようなノングラフィカルアプリケーションで使用できます。
ObjectsまたはLOPsのどちらのシーンでもレンダリングすることができます。
Note
Vulkan(r)互換のグラフィックスデバイスがシステム上になければなりません。
パラメータ ¶
Render
直近のレンダーコントロール設定でレンダリングを開始します。
Render Control
レンダリング前にレンダーパラメータの調整が可能なレンダーコントロールダイアログを開きます。
Valid Frame Range
このレンダーノードが、現行フレーム( Render current frame )または Start/End/Inc パラメータ( Render Frame Range )で指定した画像シーケンスを出力するかどうかを制御します。
Render Frame Range (Strict) は、レンダリング時に開始から終了までのフレームをレンダリングしますが、この範囲外のフレームはレンダリングされません。 Render Frame Range により、フレーム外のレンダリングができます。これは、レンダー依存関係と連動して使われます。また、Render ControlダイアログにあるFrame Range用のOutput Overrideの挙動にも影響します。
Strictの挙動に設定したいケースとしては、次の2つが考えられます:
-
geoファイルに書き出した60フレームのウォークサイクルを、それよりも範囲が広いROPネットワークの一部としてレンダリングする場合。
-
1から20までのテクスチャループ。
上記のケース以外は、通常、non-strictに設定します。
Render Current Frame
プレイバーの値、または接続された出力レンダーノードで要求されたフレームに基づいて1枚のフレームをレンダリングします。
Render Frame Range
フレームシーケンスをレンダリングします。出力レンダーノードを接続している場合、その出力レンダーノードで要求されたフレームが優先されるため、通常、この範囲は無視されます。
Render Frame Range (Strict)
フレームシーケンスをレンダリングします。出力レンダーノードを接続している場合、その出力レンダーノードで要求されたフレームをこのフレーム範囲に制限します。
Start/End/Inc
レンダリングするフレーム範囲を指定します(開始フレーム、終了フレーム、増分値)。すべての値に浮動小数点を指定できます。フレーム範囲は、その値を含みます。
これらのパラメータは、出力ドライバのローカル変数の値を決めます。
Render With Take
出力ドライバは、レンダリング前にこのテイクに切り替わり、レンダリングが終わると現行テイクに戻ります。レンダリング時に現行テイクを使用するには Current を選択します。
Tip
この値を他のパラメータで使用するにはchs("take")
を使用します。詳細は、chsエクスプレッション関数を参照してください。
Scripts ¶
様々な実行ステージで実行されるスクリプトコマンドを指定することができます。 スクリプトパラメータに対して選択されたエクスプレッション言語によって、このコマンドがHScriptなのかPythonなのか判断されます。
実行する前に、このノードが自動的にグローバル現行ノードとして設定されます。
ファイルからステートメントを実行したいのであれば、
.cmd
拡張子(言語が HScript に設定されている場合)または.py
拡張子(言語が Python に設定されている場合)が付いたファイルのパスを指定してください。
スクリプトには追加で引数を指定することもでき、シェルと同様の方法で引数が解析されます。
Pre-Render Script
任意のレンダリング前に、このスクリプトを実行します。
Pre-Frame Script
各フレーム前に、このスクリプトを実行します。
Post-Frame Script
各フレーム後に、このスクリプトを実行します。
Post-Render Script
すべてのレンダリング後に、このスクリプトを実行します。
See also |