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ポータルライトは、実際の光源ではなく、ドームライトによるレンダリング処理を高速化する手法です。 ドームライトは、シーン全体を覆って、あらゆる方向に光線を放射します。 典型的な例を挙げると、窓から室内へ差し込む光がそうです。 そのようなシーンでは、光線の大部分が室外の照明に寄与します。 ポータルライトを用いることで、実際に室内照明に寄与する光線のみを考慮するようにKarmaに指示することができます。
ポータルライトと窓の類似性は非常に近いです。 ポータルは常に長方形ですが、縦横比を定義することができます。
セットアップ ¶
まず最初に、Portal Light LOPが必要です。現時点で最も重要なパラメータは Primitive Path です。
このパスは、ポータルノードがScene Graph Tree上のどこに作成するかを定義します。
このパスは後ほど光源で必要になります。
一般的なパスは
/lights/portallight1です。
次に、Dome Light LOPを配置します。
Portal Light LOPは、このDome Light LOPの上流または下流のどちらにも配置することができます。
とはいえ、パスを参照しやすくするために、通常はPortal Light LOPをLight系LOP(s)の上流に配置する方が便利です。
Dome Light LOPの入力をPortal Light LOPの出力に接続します。
Dome Light LOPの Base Properties タブを開きます。
Portals パラメータで、ポータルライトのパス(この例では、
/lights/portallight1)を入力します。
ポータルのトランスフォーム ¶
Light Portal SOPはオブジェクトと同様に動作し、他のジオメトリと同様にトランスフォームさせることができます。 光源の光線を建物の窓に制限したいとします。 これを行なうには、ポータルライトを窓の位置まで移動させる必要があります。 Portal Light LOPを選択して、 Transform タブを開きます。 そこで、正確な数値を入力することができます。
ビューポートハンドルを使用したい場合は、ビューポート上にマウスカーソルを置いてEnterを押すと、編集モードに入ります。 ハンドルを使用してギズモをスケール、回転、位置を調整することができます。 準備ができたら ⎋ Escを押して編集モードから抜けます。
Scale 値またはハンドルを使用することで、ポータルライトの実際のサイズを変更することができます。
別の方法として、 Base Properties を開いて、 Width と Height を使用してポータルライトのアスペクト比を定義することができます。
しかし、 Scale と Width/Height は互いに影響し合うため、どちらか 1つ の方法だけを使用することを推奨します。
例えば、 Height を0.1、 Scale.Y を0.1に設定すると、最終的な縦方向のサイズが0.1 x 0.1 = 0.01ユニットになってしまいます。
ポータルライトの向きも重要です。 向きが間違っていると、通常ではオブジェクトの外側を照らしてしまいます。 Portal Light LOPの Rotate パラメータを使用することで、向きを変更することができます。
複数のポータル ¶
必要なだけポータルノードを追加することができますが、別のドームライトにもそれらのポータルノードを割り当てることができます。 ポータルライトは、ドームライトの上流または下流のどちらにも配置することができます。 例えば、3つの窓がある部屋で、各ポータルが別のドームライトに接続されているような構成(1つ目のライトは赤、2つ目は黄色、3つ目はHDRを保持)にすることができます。 もちろん、異なる強度やシャドウの設定で作業することもできます。 これによって、複雑なライトパターンや照明環境を表現することができます。 Portals パラメータに複数のポータルを追加したいのであれば、以下のようにスペース区切りのリストを指定します:
-
/lights/portallight1 /lights/portallight2 /lights/portallight3
以下の画像は、窓付きの立方体を示しています。 屋内を確認しやすくするために、1面が完全に除去されています。 また、このレンダリングはポータルなしの状態を示しています。 立方体の外壁が均一に照明されていることが分かります。
次のスクリーンショットは、3つの窓それぞれに呼応したポータルが接続された単一ドームライトを設置した場合の部屋の様子を示しています。 外側の壁が照明されなくなり、屋内が正しく照明されていることが分かります。
次の例は、前述の状況を3つのドームライトで再現したものです。各光源は別々のポータルに紐付けられています。