Houdini 20.5 MPM

MPM Configure Building Collapse

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TabメニューからMPM Configureのサンプルがいくつか利用可能です。 これらは、学習目的でノードネットワークを配置するシェルフツールに似ています。 MPM Configure Building Collapse サンプルは、 Concrete マテリアルタイプの使い方を示したものです。 隕石が衝突して崩壊する建物をシミュレーションするシンプルなノードネットワークを配置します。

重要なノード

building_modelmeteorite

これらはどちらも Concrete マテリアルプリセットを使用したMPM Sourceです。 meteoriteノードの DensityStiffness はそれぞれ 10倍と2倍にされ、建物を突き破るようになっています。 初期 Velocity も大きく設定されています。

noise_E_attribute

これは、建物の剛性に空間的なバリエーションを加えるAttribute Wrangleノードです。 崩壊する様子に面白みを加えます。

merge_sources

Mergeノードは2つのMPMソースを結合し、それからソルバに渡します。

mpmcontainer

MPM Containerは、 Particle Separation パラメータを使用してシミュレーションの解像度を定義します。 シミュレーション全体の解像度を上げるには、このパラメータを少しだけ増やします。

mpmsolver

MPM SolverVisualize タブで Color From Attribute チェックボックスをオンにすると、Jpアトリビュートが視覚化されます。 これは、変形勾配の塑性コンポーネントの行列式です。 基本的に、永久的に伸びている(破断している)箇所、または圧縮されている箇所をハイライト表示します。 ソルバは、弾性変形とは異なり、塑性変形からの回復を試みません。このJpアトリビュートを使用して、瓦礫や埃などの2次放出をトリガーすることができます。 この例では、隕石が建物に衝突した時の亀裂がハイライト表示されています。

このサンプルから学ぶこと

To...Do this

コンクリートの様々な剛性の領域を視覚化する

  1. noise_E_attributeノードを選択し、 Display フラグをオンにします。

  2. 次のコードの行にある2つのバックスラッシュを削除して、ノイズをカラーアトリビュートにバインドします:

    //@Cd = noise;

    コンクリートは、黒の領域ではより柔らかく、明るい領域ほど硬くなっています。 このバリエーションにより、隕石が衝突した時のコンクリートの粉砕が面白くなります。

Tip

このノードの Bypass フラグをオンにすると、剛性に変化を加えたことがコンクリートの粉砕方法にどう影響するかを確認することができます。

MPM

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