Houdini 20.5 MPM

MPM Configure Metal Tearing

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TabメニューからMPM Configureのサンプルがいくつか利用可能です。 これらは、学習目的でノードネットワークを配置するシェルフツールに似ています。 MPM Configure Metal Tearing サンプルは、 Metal マテリアルタイプの使い方を示したものです。 金属板を突き破る球コライダーをシミュレーションするシンプルなノードネットワークを配置します。

重要なノード

metal_sheet

これは、 Metal マテリアルプリセットを使用したMPM Sourceです。 ただし、 Type はデフォルトの Volume ではなく、 Surface に設定されています。 これにより、入力ジオメトリのサーフェスにポイントがばら撒かれます。 また、サーフェス全体に均等に分布するように Relax Iterations250に設定されています。 できるだけ多くの穴を埋めることで、サーフェスの表現を向上させます。

framedistance_to_framepin_frame

これらのノードは金属板のフレームをハイライト表示し、Ray SOPを使用してフレームと板の間の距離を検出します。 その距離に基づいて、エッジ付近のすべてのポイントをアニメーションにピン留めします。

sphere_collider

これはMPM Colliderで、 Animated (Rigid) コライダータイプを使用します。 サブステップ毎に単一のVDBのトランスフォームを補間するため、非常に正確な衝突が可能です。 Animated (Deforming) コライダーよりもメモリ使用量が少なく、精度は高くなります。

mpmcontainer

このセットアップでは、デフォルトのMPM ContainerParticle Separation パラメータを使用してシミュレーションの解像度を定義します。

mpmsolver

このセットアップでは、デフォルトのMPM Solverを使用してシーンの解を求めます。 Material Condition をわずかに下げることで、マテリアルの剛性に基づいてサブステップ数が増えて、このケースにおける不安定さが修復されます。

このサンプルから学ぶこと

To...Do this

マテリアルの挙動の不安定さを修復する

一部のケースにおいて、マテリアルが指定したサブステップ数よりも多くを必要とする場合、シミュレーションが不安定になることがあります。 その結果、ポイントが互いに結合したり引っ付く可能性があります。 これを素早く解決するには、MPM SolverMaterial Condition を少し下げます。 これによりソルバのタイムステップが短くなり、マテリアルの安定性を維持することができます。 ここでは値を0.9から0.6に下げました。 Substeps Min/Max を直接上げることもできますが、マテリアルや解像度の変化に動的に適応することはできません。

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