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TabメニューからMPM Configureのサンプルがいくつか利用可能です。 これらは、学習目的でノードネットワークを配置するシェルフツールに似ています。 MPM Configure Landslide サンプルは、“塊っぽい” Soil マテリアルタイプの使い方を示したものです。 土壌と草でできた崖の塊が分離して斜面を滑り落ちる様子をシミュレーションする単純なノードネットワークを配置します。
重要なノード ¶
landslide_soil
これは、 Soil マテリアルプリセットを使用したMPM Sourceです。
主な違いは、デフォルトから変更した3つのパラメータです。 Density を
1500
、 Compression Hardening 8
、 Stiffness を5
に上げました。
これにより、土壌がまとまりやすくなります。
また初期 Velocity も土壌に追加して、崖から分離しやすくします。
modify_material_attributes
このサブネット内には、土壌にディテールを追加するためのAttribute Wrangleノードがいくつかあります。
noise_E1
土壌がどのくらい柔らかく、また硬くなるかの範囲を設定することで、土壌の剛性に空間的なバリエーション(場所によるばらつき)を加えます。
set_grass_attribs
草とその下の土壌の挙動が異なるものになるよう、草をセットアップします。
set_colors1
草と土壌の領域を見分けやすいように、カラーを設定します。
tweak_vel
MPM Sourceに設定された初期Velocityを変更します。土壌の上部よりも、底部の方が傾斜の方向に強く引き下ろされるようにして、土壌が崩壊するようにします。
pin_points1
いくつかのポイントを傾斜コライダーのサーフェスにピン留めします。これは、MPM Solverの選択時に視覚化できます。ソースとコライダー間の遷移に効果的で、より有機的なルックになります。
slope_smooth
およびslope_sticky
傾斜は、摩擦の異なる2つのMPM Colliderに分割されています。
slope_smooth
は切り立った傾斜の面を表し、 Friction は非常に低いです。これにより、土壌が斜面を下る速度が増します。
slope_sticky
は摩擦がはるかに高いコライダーで、土壌はただ滑り落ちるのではなく、コライダーに引っ付きながら転がり落ちるようになります。
mpmcontainer
MPM Containerは、 Particle Separation パラメータを使用してシミュレーションの解像度を定義し、接触したパーティクルを削除するか跳ね返すかの境界を設定します。
mpmsolver
このセットアップでは、デフォルトのMPM Solverを使用してシーンの解を求めます。
このサンプルから学ぶこと ¶
To... | Do this |
---|---|
土壌の様々な剛性の領域を視覚化する |
Tip このノードの Bypass フラグをオンにすると、土壌の剛性に変化を付けたことがその挙動にどう影響するかを確認することができます。 |
サンプルを単純化する |
|
Tip
入力ジオメトリを変更してみるのも、このサンプルから学ぶ方法としてお勧めです。