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TabメニューからMPM Configureのサンプルがいくつか利用可能です。 これらは、学習目的でノードネットワークを配置するシェルフツールに似ています。 MPM Configure Pancakes サンプルは、“粘度の高い” Honey マテリアルタイプの使い方を示したものです。 何枚も重ねたパンケーキにシロップ(ハチミツ)をかけてカットする様子をシミュレーションする単純なノードネットワークを配置します。
重要なノード ¶
pancakes
これは、 Rubber マテリアルプリセットと Chunky の挙動を使用したMPM Sourceです。
syrup
これは、 Honey マテリアルプリセットを使用するMPM Sourceです。
放出タイプは Continuous で、フレーム10で放出を開始します。
また、シロップを流れやすくするために、デフォルトの Viscosity を下げています。
cutter
これはMPM Colliderで、 Animated (Rigid) コライダータイプを使用します。
これにより、ソルバによるコライダーの補間が非常に正確になります。
保持するVDBが1つだけで、トランスフォーム間を補間するため、コライダーで非常に正確な衝突と粘着性が得られます。
ゴムのマテリアルをより正確にカットできるように、 Voxel Size は
0.0025
に微調整されています。
mpmcontainer
MPM Containerは、 Particle Separation パラメータを使用してシミュレーションの解像度を定義します。
mpmsolver
これはシーンの解を求めるMPM Solverです。
シロップの放出はフレーム10まで始まらないため、 Assume Unchanging Material Properties はオフになっています。
つまり、ソルバがパンケーキの処理のみを行なっているフレーム1で最初に決定したサブステップ数とは異なるサブステップ数が必要になる可能性があります。
これをオフにすることで、ソルバはフレーム毎に Material Condition を再評価するため、安定性を維持することができます。
このサンプルから学ぶこと ¶
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MPM Sourceの Emission Type を Continuous に設定している場合は、
MPM Solverの Global Substeps を必ずオンにしてください。 オンにしないと、シミュレーションでステッピング(カクつき)が生じる可能性があります。 Global Substeps を増やすと、より滑らかな放出ストリームが作成されます。