On this page

Previous Lights

概要

Karmaは、USDのCameraプリミティブで用意されているすべての機能に対応しています。 USDカメラのスキーマには、ほとんどの基本機能が用意されており、Karmaで必要な部分においては、Karma固有の追加機能によって、その機能が利用できるように拡張されています。 カメラに関して知っておくと役に立ついくつかの癖を以下に載せています:

  • 解像度は、カメラではなくレンダリング設定で定義します。

  • USDカメラには実際には アスペクト比 プロパティがありません。カメラのAperture(絞り)プロパティの編集が簡単になるように、Solaris側でそのアスペクト比プロパティが用意されています。

  • Karma Render Settings LOPは、カメラのAperture(絞り)を読み込んで、効率的に解像度を設定することができます。

USDカメラ全般の詳細は、Camera LOPとスキーマのドキュメントを参照してください。

Lens MaterialとLens Shader

USDカメラは、それ自体では高度な物理カメラ効果を完全に表現することができません。 このため、KarmaのLens Materialサポートに頼ることになります。 Lens Materialは、従来のLens Shader VOPよりも効率が良くてアニメーションさせることができるように改良されています。 その旧式の Lens Shader VOP は下位互換のために引き続き存在していますが、今後はLens Materialが発展していくことになります。

Tip

Camera LOPの Lens Material プロパティには、Karma Lens Materialをすぐにセットアップすることができるショートカットがあります。

KarmaのLens Materialは、レンズを制御するためのUSDマテリアルです。 このUSDマテリアルは、Karma Physical Lens VOPと同じ機能を持っており、一部改良が施されています:

Bokeh(ボケ)

回転と異方性を入れた円状Bokeh
5辺の多角形Bokeh
蝶のテクスチャマップBokeh

Lens Distortion(レンズの歪み)

Curvature(曲率)

-0.2の3次曲率(Cubicタイプ)
-0.625の2次曲率(Quadraticタイプ)
0.8の2次曲率(Quadraticタイプ)

Chromatic Aberration(色収差)

Amount of Aberration: 0.05
Amount of Aberration: 0.15
Amount of Aberration: 0.3

Tint and Exposure(色合いと露出)

Tint Color: 1,0,0.5
Tint Texture Map
Exposure: 1, Vignetting: 5

カスタムレンズシェーダ

Karma CPUは、より幅広いレンズシェーダ、さらにはカスタムレンズシェーダにも対応しています。 現在のところ、Karma XPUはカスタムレンズシェーダに 対応していません

Karmaユーザガイド

Appendices