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概要 ¶
Karmaは、USDのCameraプリミティブで用意されているすべての機能に対応しています。 USDカメラのスキーマには、ほとんどの基本機能が用意されており、Karmaで必要な部分においては、Karma固有の追加機能によって、その機能が利用できるように拡張されています。 カメラに関して知っておくと役に立ついくつかの癖を以下に載せています:
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解像度は、カメラではなくレンダリング設定で定義します。
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USDカメラには実際には アスペクト比 プロパティがありません。カメラのAperture(絞り)プロパティの編集が簡単になるように、Solaris側でそのアスペクト比プロパティが用意されています。
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Karma Render Settings LOPは、カメラのAperture(絞り)を読み込んで、効率的に解像度を設定することができます。
USDカメラ全般の詳細は、Camera LOPとスキーマのドキュメントを参照してください。
Karma Camera Properties
Screen Window
Screen Windowでは、画像投影上のウィンドウを指定します。 4個の値には、画像平面のNDC空間での(xmin, xmax, ymin, ymax)を指定します。 このウィンドウはフル画像にマップされます。 これによって、スクリーン投影上で2Dパンとズームを実行することができます。
Tint
Exposure(露出)に加えて、Tint(色味)はカメラからのプライマリ光線の色を調整することができます。
Use Lens Shader
有効にすると、USD投影モードが上書きされ、指定されたレンズマテリアルまたはCVEXレンズシェーダが使用されます。
Lens Material
Lens Shader Materialのパス。 レンズマテリアルは、このパラメータの右側にあるレンズアイコンをクリックすることで作成することができます。
Note
カメラレンズマテリアルは、ジオメトリに割り当てられたマテリアルとまったく同じようにUSDで扱われます。 つまり、ビューポートでのすべてのマテリアルの表示を無効にすると、このカメラレンズマテリアルも無効になるということです。
Lens Shader VOP
Lens Shader VOPのパス。
Lens Shader
(非表示) 内部のみで使用。
Lens MaterialとLens Shader ¶
USDカメラは、それ自体では高度な物理カメラ効果を完全に表現することができません。 このため、KarmaのLens Materialサポートに頼ることになります。 Lens Materialは、従来のLens Shader VOPよりも効率が良くてアニメーションさせることができるように改良されています。 その旧式の Lens Shader VOP は下位互換のために引き続き存在していますが、今後はLens Materialが発展していくことになります。
Tip
Camera LOPの Lens Material プロパティには、Karma Lens Materialをすぐにセットアップすることができるショートカットがあります。
KarmaのLens Materialは、レンズを制御するためのUSDマテリアルです。
このUSDマテリアルは、Karma Physical Lens VOPと同じ機能を持っており、一部改良が施されています:
Bokeh(ボケ) ¶



Lens Distortion(レンズの歪み) ¶
Tint and Exposure(色合いと露出) ¶



カスタムレンズシェーダ ¶
Karma CPUは、より幅広いレンズシェーダ、さらにはカスタムレンズシェーダにも対応しています。 現在のところ、Karma XPUはカスタムレンズシェーダに 対応していません 。
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