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前項 テクスチャマップ
概要 ¶
Solarisには、レンダリング用のたくさんの方法とオプションが備わっています。 それらのほとんどがSolarisで汎用的に使用することができ、特定のレンダラー固有のものではありません。 この章では、Karmaに関するレンダリングワークフローとツールについて網羅しています。
レンダーデリゲート ¶
Karmaには2つのレンダーデリゲートが備わっています。 これらのレンダーデリゲートは、選択したレンダリング方法に応じて様々な方法で選択することができます。 どのレンダーデリゲートを選定するべきかは、一般的にはいくつかの要因で決まります。
エンジン |
選定される理由 |
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Warning
Karma CPUとKarma XPUはピクセル互換が保証 されていない ことに注意してください!
プロダクションで使用するレンダーデリゲートを選定した後、ローカルまたはファーム上でレンダリングを行なう際には、その選定を維持してください。 Karma CPUデリゲートとXPUデリゲートを切り替えるのは、デバッグには役立ちますが、プロダクションでは、見た目と機能においてどうしても譲れない部分がある場合にのみそれを試みるべきです。
レンダリングメソッド ¶
LOPビューポートは、Karmaまたは利用可能なレンダーデリゲートを使用して、インタラクティブにレンダリングするように設定することができます。 |
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インタラクティブおよびバックグラウンドレンダリング用ペインで、ネットワークスナップショットが含まれます。 |
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一時USDファイルを書き出して、それらを |
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PDGによるUSDシーンの合理化されたレンダリング。 |
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コマンドラインレンダリングユーティリティ。 |
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スタンドアローンUSDビューアで、USDライブラリの標準パーツです。 |
クローン ¶
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ショットやアセットのバリエーションをレンダリングするのに役立ちます。
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より多くのマルチショットワークフローへの扉を開くことができます。
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1台のコンピュータでは、クローンをいくつ実行しても、1つのKarmaおよびHoudiniライセンスのみが使用されます。
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詳細は、Clone Controlペインを参照してください。
ログ ¶
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HoudiniセッションにLog Viewerが表示されていない場合は、デスクトップに追加して、レンダリング出力を検査できます。
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Karmaの詳細レベルのデフォルトは3で、手に負えなくなったりパフォーマンスに影響が及んだりしない、適度なバランスの情報を提供します。
統計情報 ¶
Karmaおよびhusk
は、レンダリングを検査するための便利な統計情報を提供します。
統計情報のサブセットは、Render Galleryでインタラクティブに表示することができます。
包括的なレポートは、renderstatsreport
コマンドラインユーティリティを使用して生成することができます。
Tip
最良の結果を得るには、“Optimization AOVs”クイックセットアップを追加して、レポートにさらに多くのデータを追加します。
KarmaやSolarisで利用可能な統計情報の概要。 |
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統計情報をベイクした画像を生成します。 |
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画像の統計情報から自己完結型のHTMLレポートを作成します。 |
その他 ¶
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Karmaの乱数ジェネレータ(RNG)を“フリーズ”させる唯一の方法は、コマンドライン引数
--lock-random 1
を追加することです。 -
Karmaは、自動でマスク/マットをセットアップすることができるCryptomatteをサポートしています。詳細は、
Karma Cryptomatteのヘルプを参照してください。
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USD 23.11がリリースされたとき、レンダリングのための新しいガイドが含まれていました(https://openusd.org/release/user_guides/render_user_guide.html)。これは重要なリソースですが、Houdini25.0までのバージョンでは利用できない機能とワークフローについて書かれている場合があることに注意してください。
前項 サンプリング