Houdini 17.5 ノード TOPノード

File Pattern TOP node

特定のパターンに合致したファイルに基づいてワークアイテムを生成します。

On this page

このノードは、ディレクトリ(とオプションですべてのサブディレクトリ)内のパターンに合致したファイル名毎に(またはディレクトリ名毎に)ワークアイテムを生成します。

このパターンフィールドには、合致させたいパターンだけでなく、検索を開始するパスを指定することもできます。 例えば、$PDG_DIR/geo/*.bgeoは、プロジェクト作業ディレクトリ内のgeoディレクトリ内にある.bgeoで終わるすべてのファイルを検索します。

Note

このパターンは、レンダーファーム上のリモートホストではなくて、そのネットワークをクックしたマシン上で常に展開されます。 展開されたファイル名は、必ず共有ネットワークファイルシステム内の作業ディレクトリ下になければなりません。 このノードは、合致したローカルのファイルパスを自動的に作業ディレクトリを基準としたパスに変換します。

パターン構文の説明は、パターンパラメータを参照してください。

このノードには、ワークアイテムを生成するのに2つのモードがあります:

このノードがワークアイテムを生成するように指示される度に(このノードをクックした時、このノードから静的ワークアイテムを事前に生成した時)、 このノードは、そのパターンが最後のクックの時とは別のファイルに合致するかどうか、さらにファイル変更時間が変わっているかどうかをチェックします。 もしそうであれば、変更のあったワークアイテムを更新してDirtyとしてマークします。 そのため、ディレクトリの内容が変わると、通常ではその変更されたワークアイテムのみを再クックする必要があります。

TOP Attributes

Split Results into Separate Items を有効にすると、このノードは、ワークアイテム毎に以下のアトリビュートを設定します。

directory

string

ワークアイテムに関連付けられたファイルからファイル名と拡張子を除いたディレクトリ。

extension

string

ワークアイテムに関連付けられたファイルの拡張子。 File TypesDirectories Only に設定した場合、または、パターン定義のパスがディレクトリの時は、設定されません。

filename

string

拡張子を含んだファイル名。 File TypesDirectories Only に設定した場合、または、パターン定義のパスがディレクトリの時は、設定されません。

パラメータ

Work Item Generation

このノードが静的または動的なワークアイテムのどちらを生成するかどうか。 このノードのワークアイテムが静的に計算可能かどうか、もしくは、動的に生成させる必要があるかどうか分からないのであれば、通常では、これを"Automatic"のままに設定してください。

Dynamic

このノードが常に動的なワークアイテムを生成します。つまり、上流のワークアイテムが判明するまで待機し、その上流のワークアイテムから新しいワークアイテムを生成します。

Static

このノードが常に静的なワークアイテムを生成します。つまり、ネットワークを実行する前にパラメータ(と上流の静的なワークアイテム)に基づいて必要だと思われるだけの数のワークアイテムを生成します。

Automatic

入力が静的(静的なプロセッサ、静的な入力のみを使ったパーティショナー、マッパー)な場合、このノードは静的なワークアイテムを生成し、そうでない場合、動的なワークアイテムを生成します。

File Types

合致させるタイプ。 Files Only, Directories Only, All (ファイルとディレクトリの両方)を指定することができます。

Pattern

ファイルパスのマッチングに使用するパターン。 このパターンには、ファイルを検索する場所(例えば、$PDG_DIR/geo/*.bego)を指定します。 パターンには?(どれかの文字に合致),*(任意の文字列に合致),[abc](大括弧内の文字のどれかに合致)などのワイルドカードを使用することができます。 例えば、*.png.pngで終わるすべてのファイルに合致します。

Recursive

Glob Patternパラメータで指定したパスのサブディレクトリに対してもファイル名のマッチングを行ないます。

Result Data Tag

これを有効にして、 Split Results into Separate Items を無効にすると、その出力ファイルパスには、このファイルタグが割り当てられます。 これを無効にすると、このノードは、ファイル名の拡張子に基づいて適切なファイルタグを推測します。

Index From File Sequence

合致したファイル名(例えば、frame001.exr)から最後の連番を検索し、その値を各ワークアイテムのindexとして使用します。

Split Results into Separate Items

これを有効(デフォルト)にすると、このノードは、合致した名前毎に、アトリビュートにそのファイル名のデータが入った別々のワークアイテムを生成します。 これを無効にすると、このノードは、合致したファイルパス群をワークアイテムの出力結果として設定された 1個 のワークアイテムを生成します。 これを無効にすれば、このノードの接続先のノードがResult Dataを操作する場合で役立ちます。

Error on No Matches

パターンがどのファイルにも合致しなかった場合、このノードはエラーをレポートします。 デフォルトは無効になっていますが、少なくともネットワークの構築とデバッグをしている最中、または、必ず何かに合致させたい場合(例えば、必須のコンフィグファイルを収集したい場合)、これを有効にすると良いでしょう。

Examples

example_top_filepattern Example for File Pattern TOP node

このサンプルでは、File Patternノードでパターンマッチ表現を使ってファイルを読み込む方法について説明しています。

The following examples include this node.

example_top_csvconcat

このサンプルでは、2つのCSVファイルを連結する方法について説明しています。

example_top_csvinput Example for CSV Input TOP node

このサンプルでは、CSVファイルからデータを読み込む方法について説明しています。 CSV Inputノードは、CSVファイルを読み込んで、行毎に1個のワークアイテムを生成します。

example_top_csvmodify

このサンプルでは、CSV Modifyノードを使ってCSVファイルを制御する方法について説明しています。

example_top_filecompress Example for File Compress TOP node

このサンプルでは、TOP/PDGを使ってファイルを圧縮する方法について説明しています。

example_top_filecopy Example for File Copy TOP node

このサンプルでは、TOP/PDGを使ってファイルをコピーする方法について説明しています。

example_top_filedecompress Example for File Decompress TOP node

このサンプルでは、TOP/PDGを使ってファイルを解凍する方法について説明しています。

example_top_filepattern Example for File Pattern TOP node

このサンプルでは、File Patternノードでパターンマッチ表現を使ってファイルを読み込む方法について説明しています。

example_top_fileremove Example for File Remove TOP node

このサンプルでは、Remove Fileノードを使ってファイルを削除する方法について説明しています。

example_top_filerename Example for File Rename TOP node

このサンプルでは、File Renameノードを使ってファイルグループの名前を変更する方法について説明しています。

example_top_imagemagick Example for ImageMagick TOP node

このサンプルでは、Image Magickノードを使って、画像からサムネイル一覧画像(モンタージュ)を生成したり、画像変換する方法について説明しています。

example_top_jsoninput Example for Json Input TOP node

このサンプルでは、Json Inputノードを使って、JSONファイルに含まれている情報に基づいてワークアイテムを生成する方法について説明しています。

example_top_jsonoutput Example for Json Output TOP node

このサンプルでは、Json Outputノードを使って、ワークアイテムのデータをJSON形式で書き出したり、既存のJSONファイルを再初期化する方法について説明しています。

example_top_renderifd Example for Render IFD TOP node

このサンプルでは、Render Ifdノードを使ってIFDファイルを書き出す方法について説明しています。

example_top_texttocsv Example for Text to CSV TOP node

このサンプルでは、PDG/TOPのText to CSVノードの使い方について説明しています。

example_top_xmlinput Example for Xml Input TOP node

このサンプルでは、PDG/TOPのXML Inputノードの使い方について説明しています。

TOPノード

  • Attribute Copy

    あるブランチのワークアイテムのアトリビュートを他のブランチのワークアイテムにコピーします。

  • Attribute Create

    入力のワークアイテムすべてに対してアトリビュートを作成または設定します。

  • Attribute Delete

    ワークアイテムからアトリビュートを削除します。

  • Attribute from String

    ファイル名などの文字列からアトリビュート値を解析します。

  • Block Begin Feedback

    For-Loop with Feedbackブロックを開始します。このブロック内のTOPノードは直列で実行され、オプションで入力のワークアイテム毎にループさせることができます。

  • Block End Feedback

    For-Loop with Feedbackブロックを終了します。このブロック内のTOPノードは直列で実行され、オプションで入力のワークアイテム毎にループさせることができます。

  • CSV Input

    CSVファイルのデータをワークアイテムのアトリビュートにコピーします。

  • CSV Output

    ワークアイテムのアトリビュートをCSVファイルに書き出します。

  • Command Send

    実行させたいコードを共有サーバーに送信します。

  • Command Server End

    サーバーブロックを終了します。

  • Deadline Scheduler

    Thinkbox社のDeadlineソフトウェア用PDGスケジューラ。

  • Download File

    1つ以上のURLの内容をファイルにダウンロードします。

  • Environment Edit

    ワークアイテムのコマンドラインが実行する環境下で設定する変数を編集します。

  • Error Handler

    失敗したワークアイテムのエラーハンドル。

  • FFmpeg Encode Video

    静止画像シーケンスを動画に変換します。

  • FFmpeg Extract Images

    動画ファイルから静止画像シーケンスを抽出します。

  • File Compress

    ファイルをアーカイブに圧縮します。

  • File Copy

    実行時またはノードがファイルを生成した時に、ファイルをある場所から別の場所にコピーします。

  • File Decompress

    入力のワークアイテムで指定されたアーカイブファイルを個々のファイルに解凍します。

  • File Pattern

    特定のパターンに合致したファイルに基づいてワークアイテムを生成します。

  • File Remove

    指定したパスのファイルを削除します。

  • File Rename

    ファイルを名前変更または移動させます。

  • Filter By Expression

    上流のワークアイテムを条件付きでフィルタリングします。

  • Generic Generator

    アトリビュートなしでコマンドラインを実行するワークアイテムを生成します。

  • Generic Server Begin

    汎用コマンドサーバーを起動します。

  • Geometry Import

    SOPまたはファイルジオメトリのポイントまたはプリミティブをワークアイテムアトリビュートまたは一時ファイルに読み込みます。

  • HDA Processor

    デジタルアセットをクックするワークアイテムを生成します。

  • HQueue Scheduler

    HQueueを使用してワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Houdini Server Begin

    持続型Houdiniコマンドサーバーを起動します。

  • ImageMagick

    一括で画像変換、サイズ変更、画像モザイクなどのImageMagickの機能に簡単にアクセスすることができます。

  • Invoke

    入力ジオメトリに対してコンパイルブロックを呼び出します。

  • Json Input

    JSONファイルからデータを抽出してアトリビュートを作成します。

  • Json Output

    JSON出力を生成する色々なオペレーションを実行します。

  • Local Scheduler

    ローカルマシン上でワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Make Directory

    ディレクトリを作成します。

  • Map All

    上流のすべてのワークアイテムを下流のワークアイテムにマップします。

  • Map by Expression

    エクスプレッションを使って、上流のワークアイテムを下流のワークアイテムにマップします。

  • Map by Index

    上流のワークアイテムをインデックスに基づいて下流のワークアイテムにマップします。

  • Map by Range

    範囲を使って上流のワークアイテムを下流のワークアイテムにマップします。

  • Maya Server Begin

    持続型Mayaコマンドサーバーを起動します。

  • Merge

    上流のすべてのワークアイテムを結合します。

  • Null

    何もしません。

  • OP Notify

    何かしらのTOPワークが完了したことを通知します。

  • Output

    サブネット出力。

  • Partition by Attribute

    アトリビュートに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Bounds

    境界アイテムを使って、ソースアイテムを空間的に区分けします。

  • Partition by Combination

    ワークアイテムを2個毎、3個毎などに区分けします。

  • Partition by Comparison

    既存の比較を使ってワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Expression

    エクスプレッションに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Frame

    フレームに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Index

    インデックスに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Node

    ノードに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Range

    範囲に基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Tile

    軸に平行な境界ボックスを使ってワークアイテムを空間的に区分けします。

  • Perforce

    PDG経由でPerforceコマンドを実行します。

  • Python Mapper

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムをマップします。

  • Python Partitioner

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムを区分けします。

  • Python Processor

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムを生成します。

  • Python Scheduler

    Pythonベースでプログラミング可能なPDG用スケジューラ。

  • Python Script

    スクリプトを実行するワークアイテムを生成します。

  • ROP Alembic Output

    埋め込まれたROP Alembicノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Composite Output

    埋め込まれたROP Compositeノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Fetch

    ROPノードまたはROPネットワークをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Geometry Output

    埋め込まれたROP Geometryノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Mantra Render

    埋め込まれたROP Mantraノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • Render IFD

    Mantraを使ってIFDをレンダリングするワークアイテムを生成します。

  • SQL Input

    SQLクエリの作成と行毎にワークアイテムを生成する入力ノードです。

  • SQL Output

    SQL INSERTクエリを生成する出力ノードです。

  • Send Email

    電子メールを送信します。

  • Shotgun Create

    Shotgunエンティティを作成します。

  • Shotgun Download

    ShotgunからAttachmentをダウンロードします。

  • Shotgun Find

    Shotgunエンティティを検索します。

  • Shotgun New Version

    Attachmentと一緒に新しいVersionを作成します。

  • Shotgun Session

    Shotgunインスタンスに接続するセッションを開始します。

  • Shotgun Update

    既存のShotgunエンティティのフィールドを更新します。

  • Shotgun Upload

    ShotgunでAttachmentを作成します。

  • Sort

    アトリビュートのリストからワークアイテムを並べ替えます。

  • Split

    上流のワークアイテムを2つのグループに分けます。

  • Switch

    ネットワーク分岐を切り替えます。

  • TOP Fetch

    他のTOPネットワークをクックします。

  • TOP Fetch Input

    TOP Fetchで取得したネットワークの入力。

  • Text to CSV

    プレーンテキストをCSVに変換します。

  • Tractor Scheduler

    PixarのTractorを使ってワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Wait for All

    上流のワークアイテムすべてが完了するのを待ちます。

  • Wedge

    アトリビュート値を色々と変えながらワークアイテムを生成します。

  • Work Item Expand

    ファイルリストまたはパーティションを複数のワークアイテムに展開します。

  • Xml Input

    XMLファイルからデータを抽出し、そのデータを含んだ文字列アトリビュートを生成します。