Houdini 21.0 システム環境
対応オペレーティング・システム (64 ビットのみ)
Windows (64 ビット):
- Windows 11
- Windows 10
- Windows 8.1
- 非対応: Windows 8.1 および それ以前 (Win7 など)
- 非対応: Windows Server (どのバージョンも)
Mac OS (64 ビット): 必須:
- Apple Silicon Mac でなおかつ OSX 11 以降。
- インテル CPU 搭載 Mac への対応は終了しました。
Linux: (64 ビット)
- Ubuntu 20.04+ LTS
- Debian 12.0+
- RHEL 8+
- Fedora 32+
- CentOS 8+
- Mint 20.3+
- Pop!_OS 20.04 LTS
- Rocky 8+
- AlmaLinux 8+
H21 のデフォルトは Qt6 です。
起動時に Qt のエラーが起きる場合、必要な Qt のパッケージがインストールされているか確認してください。
X11 に必要なQt
gcc 9.3.1 が HDK を使ったプラグイン開発に必須です。
>>Houdini 21.0 は VFX Reference Platform (英語) の CY2025 を対象にしています。
注意: 32 ビット版 OS への対応は終了いたしました。
重要: プレリリースバージョンのOSはサポートされていません。これらには、Insider Preview版、アルファ版、ベータ版などが含まれます。
全プラットフォームにおいて、管理者権限でのインストールが必要です。
メモリ
- 最小構成:16 GB
- 推奨:32GB 以上、流体シミュレーションには64GB を推奨
プロセッサ(CPU)
- Houdini 21 より、 Linux および Windows 上での x86-64 アーキテクチャの最小レベルは v3 になりました。これにより、 AVX、 AVX2、ハードウェアベースの半精度浮動小数点対応など、最新プロセッサが提供する多くの機能を利用できるようになります。残念ながら、新機能の活用には、一部の古いプロセッサへの対応を終了する必要がありました。よって、 Houdini 21 以降では、 x86-64-v3 未対応のプロセッサ(例: 2013 年の Haswell 以前の Intel プロセッサ、または 2015 年の Excavator 以前の AMD プロセッサ)とは互換性がなくなります。 macOS x86-64 ビルドは引き続き v2 でビルドされています。
- お使いの CPU が AVX および AVX2 インストラクションセットに対応しているかを調べることができます。
Linux では以下のコマンドで確認可能です:
grep '^flags' /proc/cpuinfo | sort -u | grep -c avx2 && echo "Supported"
Windows 上では CPU-Z などのツールを使って確認可能です: https://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html [www.cpuid.com]
ディスク空き容量
- インストール時に 5.0GB 必須
入力デバイス
- 3 ボタン・マウス必須
- スクロール・ホイールがあれば認識されます。
- Houdini のブラシベースのツールを使用する場合ワコムタブレットを推奨
グラフィックカード
- OpenGL バージョン4.0 準拠のカードが必須です。GL3.3 では動作しない機能があり、それ以下のカードでは Houdini 21.0 は動作しません。
- 12GB 以上の VRAM が必須です。それ以下の VRAM では、表示エラーを起す可能性があります。4K または 5K などの高解像度ディスプレイでは、最低 12GB 以上の VRAM が必須です。
- OpenCL 1.2 に対応したグラフィックカードが必須です。
- OptiX デノイザ機能には Kepler 以降の Nvidia GPU が必要です (K, P, M, V が頭についたGPU)。
- Karma XPU は、現在 CPU と NVidia Optix デバイスのみ対応です。
- 使用グラフィックカード向けの最新のドライバのインストールが非常に重要です。オープンソースのドライバは推奨されません。これ以外の場合、表示の問題やパフォーマンス低下を招く可能性があります。
- Windows
- Nvidia RTX および GeForce GPU: 576.52 以降の Production/Studio ドライバ
- AMD: 25.Q3 以降
- Intel 30.0.100.9955 以降
- Linux
- Nvidia: RTX および GeForce GPU の場合、576.52 以降
- AMD: 25.Q3 以降
- Intel 30.0.100.9955 以降
- macOS
- Apple Silicon
注意: Intel カードは、OSX 上ではサポートされておりません。詳しくは、対応 Mac グラフィックカードをご参照ください。
- Windows
SideFX は特定のコンピューターメーカーを推奨していません。推奨する CPU、メモリ、グラフィックカード及び VRAM を搭載した PC であればご使用頂けます。
GPU による高速化
- Houdini は、いくつかのグラフィックカード上で GPU を使用して Pyro FX および流体シミュレーションの劇的なパフォーマンスとスピード向上を図ることができます。
- この性能を利用する為には、OpenCL に対応した GPU が必要です。詳しくは"グラフィックハードウェア必要条件" ページをご参照ください。
- GPU に搭載された VRAM の総量が、ユーザが操作できるシミュレーションサイズの限界を決定します。16GB 以上が大規模シミュレーションに最適なメモリ量です。
- GPU アクセラレーションは、現在、複数の OpenCL デバイス (例えば2つ以上のグラフィックカード) を使用することができませんが、これは将来的に変更される可能性があります。例外は Karma XPU で、これは複数の Nvidia GPU を使うことが可能です。
モニタ
- 最小解像度: 1920 x 1080 以上を推奨。
- 1920x1200 以上のシングルディスプレイやデュアルディスプレイには、4GB 以上の VRAM が必要です。
- 32 ビットの色深度 (“トゥルーカラー") 必須。
- sRGB をカラープロファイルとして選択するか、モニタのガンマを 2.2 に調整することを推奨します。
サードパーティソフトの依存性
リモートデスクトップでの Houdini
- リモートデスクトップソリューションとして Teradici、VNC、Teamviewer、 AnyDesk、Windows Remote Desktop などの製品が検討できます。 パフォーマンスは大きく異なる可能性があり、NVIDIA RTX および AMD Radeon Pro カードのみがリモートデスクトップに対応していることが判明しています。
その他
- サウンドカードとスピーカー/ヘッドセットがオーディオ再生用に必須
- インターネットブラウザが www.sidefx.com (オンライン経由のライセンシングおよび Houdini フォーラムなど) に接続するために必須