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概要 ¶
Package Browserウィンドウには以下の機能が備わっています:
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        ロード済のすべてのパッケージをリストする。 
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        パッケージの内容を検査する。 
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        パッケージの、編集、作成、ロード、リロード、アンロード、アクティブ化、非アクティブ化。 
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        パッケージアーカイブの作成とインストール。 
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        ロードしてエラーや警告があったパッケージを特定する。 
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        コンソール領域にメッセージを表示する。 
Package Browserウィンドウにアクセスするには、Pane Tabビュー内のをクリックして、 New Pane Tab Type ▸ Inspectors ▸ Package Browser を選択します。
パッケージに関する詳細は、このドキュメントを参照してください。
パッケージアーカイブ ¶
Package Browserウィンドウは、パッケージアーカイブ(zipファイル)を使用して、Houdiniでのプラグインをパッケージ化、インストールを自動化することができます。 パッケージアーカイブは、スクリプト、デジタルアセット、Viewerステート、ライブラリファイルなどのプラグインリソースを埋め込んだコンテンツフォルダ、さらにオプションで、Houdiniにプラグインをロードするパッケージファイルと一緒に作成されます。
以下のHoudiniリソースタイプがサポートされていて、プラグインコンテンツフォルダの中に格納することができます:
| リソースタイプ | フォルダ | |
|---|---|---|
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                 | 
                 | 
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                 | 
                 | OPlibrariesファイルと一緒にHDAファイルを格納します。 | 
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                 | 
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                 | Pythonステート実装ファイルを格納します。 | 
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                 | 
                 | Pythonハンドル実装ファイルを格納します。 | 
パッケージアーカイブは、 New Package Archive… メニューから作成し、 Install Package Archive … メニューからインストールします。
Note
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        パッケージアーカイブがインストールされると、すべてのHoudiniリソースが使用可能になります。リソースにアクセスするためにHoudiniを終了して再起動する必要はありません。 
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        パッケージアーカイブを使用してインストールされたプラグインをアンインストールするには、ブラウザツリービューにリストされているプラグインインストールパッケージファイルをアンロードする必要があります。 インストールパッケージをアンロードすると、プラグインHoudiniリソースが自動的にアンインストールされます。 
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        プラグインインストールパッケージファイルを非アクティブにすることで、プラグインを一時的にアンインストールすることもでき、非アクティブなプラグインはアンインストールされますが、ブラウザツリー内に残ります。 
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        hou.ui.loadPackageArchive APIを使用してアーカイブをインストールすることもできます。 
パッケージアーカイブの構造 ¶
パッケージアーカイブは、以下の構造で作成されます:
./{content folder name}/ ./{content folder name}/{resource files} ./{content folder name}/{resource folders}/{resource files} ./{package file name}.json
- 
        
        内容: - 
        
        content folder name : リソースを含んだプラグインフォルダ。 
- 
        
        resource folders: Houdiniリソースのサブフォルダ。 
- 
        
        resource files: Houdiniリソースファイルまたは他のプラグインファイル。 
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        package file name: プラグインインストールパッケージ。 
 
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Note
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        オプションでプラグインコンテンツフォルダ名は、アーカイブ内にルートフォルダとして含めることができます。 
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        パッケージファイルはオプションで、パッケージファイルを用意しなかった場合、Houdiniがアーカイブをインストールする時にそれを作成します。 
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        パッケージファイルはアーカイブのルートレベルに追加しなければなりません。 packagesフォルダの中にパッケージファイルを 置かないでください 。
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        リソースファイルは、上記で説明しているとおり、プラグインコンテンツフォルダの中に追加しなければなりません。 
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        ファイルリンクまたはフォルダリンクはサポートされていません。 
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        プラグインコンテンツフォルダ構造は、パッケージアーカイブ内で維持されます。 
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        デフォルトでは、Houdiniはアーカイブが配置されているフォルダ内にパッケージアーカイブをインストールし、コンテンツフォルダは同じディレクトリにインストールされます。 
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        サポートされているアーカイブフォーマットは ZIPで、他のフォーマットは今後のバージョンで追加される予定です。
プラグインフォルダのサンプル ¶
以下のサンプルは、プラグインコンテンツフォルダとインストールパッケージファイルをセットアップする方法を示しています。
viewer handle demoフォルダのレイアウト:
$HFS/packages/viewer_handle_demo/
    pythonX.Ylibs/
        move_tool_demo/
            utils.py
    scenes/
        move_tool_demo.hip
        viewer_handle_demo.hip
    toolbar/
        viewer_handle_demo.shelf
    viewer_handles/
        move_tool_handle.py
        viewer_handle_intro1.py
        viewer_handle_intro2.py
        viewer_handle_intro3.py
インストールパッケージファイルには、HOUDINI_PATHにそのフォルダパスを追加します:
. cat $HFS/houdini/viewer_handles/viewer_handle_demo.json { "path" : "$HFS/packages/viewer_handle_demo" }
ツリービュー ¶
ロード済みのすべてのパッケージがツリービュー内にリストされ、各ノードは、パッケージを表現していて、それをexpandすると、プロパティと設定を検査することができます。
右側の2つの項目は様々なパッケージの状態を示します:
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        パッケージは、走査可能なフォルダの中に配置されていて、起動時に自動的にロードされます。 
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        パッケージは、走査可能なフォルダの中に配置されていなくて、チェックマークが有効な時に起動時にリロードされるように設定されています。このチェックマークが無効な時、そのパッケージは起動時にロードされません。 
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        パッケージはロックされていて編集不可です。例えば、 $HFS/packages に配置されているパッケージはロックされています。 
ツリーノード ¶
ツリービュー内のパッケージノードは、アイコンをクリックすると展開され、そのプロパティと設定を検査することができます。
SHIFT + 
クリックすると、ノードブランチが全開で展開/折り畳まれます。
デフォルトではパッケージはアクティブで、そのノードのアイコンをクリックすると、パッケージが非アクティブになります。
パッケージを非アクティブにすると、そのパッケージがアンロードされますが、ツリーからは削除されません。
アイコンをクリックすると、そのパッケージが再びアクティブになります。
ロックされたパッケージは非アクティブにすることはできません。
パッケージノードは通常では(必ずしもそうでは限りませんが)以下の情報が含まれています:
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        File path: パッケージのファイルパス。 
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        enable: Trueならばパッケージが有効として設定されています。 
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        load_package_once: パッケージが複数回ロードされないようにします。 
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        process_order: Houdiniがパッケージディレクトリ内で処理するパッケージの順序の調整に使用可能な整数値を指定します。 
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        package_path: パッケージパスを動的に走査します。 
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        recommends: ディペンデンシーを強制せずに、特定のパッケージ(s)が利用可能かどうかをチェックします。 
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        requires: 特定のパッケージ(s)が利用可能かどうかをチェックし、ディペンデンシーを強制します。 
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        show: パッケージがPackage Browserウィンドウでリストされるように設定します。 
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        Environment variables: パッケージ内で設定されている環境変数のリスト。 
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        Resources: パッケージでロードされるスクリプト、デスクトップ、デジタルアセットなどのHoudiniリソースのリスト。 
メニュー ¶
ドラッグアンドドロップ ¶
ブラウザ上へのドラッグアンドドロップがサポートされています。 以下は、パッケージとパッケージアーカイブのロードをドラッグアンドドロップで行なう方法を説明しています。
| ファイル | メソッド | メモ | 
|---|---|---|
| 
                パッケージ( | 
                 | パッケージファイルをブラウザ上にドラッグしてマウスボタンを離すと、そのパッケージがロードされます。 | 
| 
                アーカイブ( | 
                 | アーカイブファイルをブラウザ上にドラッグしてマウスボタンを離すと、 | 
| 
                アーカイブ( | 
                ALT +  | ALTキーを押しながらアーカイブファイルをブラウザ上にドラッグしてマウスボタンを離すと、そのファイルの親フォルダ直下にそのアーカイブがインストールされます。 | 
コンソール ¶
コンソールウィンドウは、ランタイムエラー、警告、ユーザメッセージなどのメッセージのログに使用されます。