KINEFX リギング

KineFX のリギングツールを使えば、アーティストは柔軟なプロシージャルキャラクタリグを構築し、さまざまなアニメーション要件に容易に適応できます。変形やコンストレイン、カスタム挙動に対するパワフルな制御が可能で、応答性が高くアニメータが扱いやすいリグを実現します。基盤となる APEX により、複雑なキャラクタ向けの高品質で再利用可能なリグが生成されます。

Autorig Builder

Autorig Builder は、高品質なキャラクタリグを手早く構築できるインタラクティブなワークフローを提供します。オートリグのコンポーネントをスケルトン上にドラッグすれば、各部位のセットアップを定義できます。さらに、コントローラやスイッチを追加して、アニメーションですぐ活用できるセットアップを構築できます。

キネマティクスの追加

ガイド上にコンポーネントをドラッグするだけで、リグを素早く構築、設定、カスタマイズできます。ジョイントの自動マッピング、ライブ更新、柔軟なビューポート操作により、スピーディかつ効率的なワークフローが実現します。

リグの転送

マスターリグテンプレートとタグベースの階層解析により、機能性と柔軟性を維持したまま、サイズや向き、構造の異なるキャラクタ間でリグを効率的に転送できます。

ボーンとコントローラの作成

Autorig Builder を使えば、ボディコンポーネントの自動作成、親子づけ、アップデートが行え、モデルから全身リグを素早く構築できます。これにより、厳しい納期にも対応可能な迅速なセットアップが実現します。

カスタムリグコンポーネント

Fuse Graph ワークフローにより、コーディングせずとも、カスタムプロトタイプを再利用可能なリグコンポーネントに素早く変換できます。例えば機械式の翼のような複雑なセットアップを生成し、コンポーネントライブラリに保存して複数のキャラクタに適用することができます。

リグテンプレート

リグテンプレートを活用すると、リグを完全装備した実制作対応アセットを基盤として、キャラクタリグを手早く構築、カスタマイズできます。プロポーション調整、新しいキャラクタへのリグ転送、様々なワークフローや要件への適合を容易に行えます。IK/FK ブレンド、ストレッチ挙動、高度な制御などのビルトイン機能により、高品質なリグを素早く効率的に構築できます。

Otto

Otto は、リギングワークフローの出発点となる、完全にリグを備えた実制作対応のキャラクタアセットです。カスタマイズ可能なリグテンプレートや事前構築されたコンポーネント、さらには IK/FK ブレンドやストレッチ挙動、設定コントローラなど、効率的なキャラクタセットアップのための高度な機能を搭載しています。

解剖学的リグ

リギングツールを使うと、オート鎖骨、肩甲骨、膝蓋骨などの解剖学的骨格コンポーネントを作成できるほか、機械学習駆動の修正型ジョイントワークフローにより、精確でリアルな動きや、複雑なキャラクタ変形にも適応可能なセットアップが実現します。

コントローラ

コントローラは、クリーンで効率的なリグを作成するうえで不可欠です。特定のジオメトリにリンクさせて視覚的ノイズを軽減し、キャラクタセットアップの管理を容易にします。コントロールトリガーなどの高度な機能を使ってコントローラをインタラクティブなボタンに変換し、タスクの自動化やカスタムパイプラインアクションを実行すれば、アニメータのワークフローを改善できます。

コントローラ

カスタマイズ可能な UI ウィジェットによって、直観的でノイズの少ないインタラクティブなインタフェースを構成できます。これにより、アニメータのワークフローや共同作業がより快適になります。

カーブのコントローラ

APEX では、ピンコントローラ、ストレッチ挙動、ツイストハンドル、グラブ&リリース用コントローラを備えた堅牢なパイプラインを構築可能です。これにより、ロープや触手、フェイシャルリグなどの複雑なセットアップを簡素化できます。

フェイシャルコントローラ

サーフェス上に直接生成される直観的な UV スライダコントローラにより、ブレンドシェイプのセットアップを簡素化できます。応答性が高く触覚的な操作感で、サイドパネルのインターフェイスから、柔軟でアニメータに扱いやすい制御オプションを利用できます。

カスタムフェイシャル

ブレンドシェイプ、ラティスデフォーマ、カスタムリベットソリューションを組み合わせた高度なフェイシャル変形セットアップにより、リガーはパワフルで柔軟な制御を備えた高品質で魅力的なフェイシャルリグを構築できます。

リグ

Houdini には、すぐに利用可能なデフォルトリグがいくつか付属しているほか、Epic が開発したプラグインを利用して、MetaHuman キャラクタをインポートすることもできます。これらのセットアップは学習に役立てたり、自身の制作に直接適用したりできます。.

デフォルトリグ

リガーは、Electra、Otto、海賊、ロボットの Harry といった複数のキャラクタのデフォルトリグを利用できます。リアル系からカートゥーン系まで、Houdini またはコンテンツライブラリから入手可能です。これらのセットアップを解析すると、Houdini 21 で独自のリグを構築する方法を学べます。

Metahuman

新登場 |Epic Games が開発した新しい MetaHuman プラグインを使えば、フェイシャルとボディのリグロジックを搭載したキャラクタをインポートできます。これにより、シームレスなアニメーション転送が可能になり、さらなるカスタマイズや本番環境での使用が可能な、実制作対応の高度にリアルなリグも入手できます。